PLURIGRAF TERNI ポストカードより


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司教座聖堂「聖ルフィーノ」。12世紀に建てられたもので、

ウンブリア地方でも最も美しい正面を持つものです。この

教会にある洗礼盤は、司教館のそばにあるサンタ・マリア・

マジョレ教会にあったもので、聖フランシスコ、聖クララ、

悲しみの聖母の聖ガブリエルや歴史に有名な王侯たちが

洗礼を受けています。


 


「聖ルフィーノ大聖堂」・・・「芸術と歴史の街 アッシジ」日本語版より引用


アッシジの大聖堂は殉教者ルフィヌスに捧げられている。教会には紀元238年に

コンスタンチノーブルで殉教した聖ルフィヌスの遺体が川から収集されて納められ

ている。


1028年前後、奇跡が行われたことを記念してウゴーネ大司教がそれまでの教会を

とり壊して新教会を建てサンタ・マリア・マッジョーレ教会から大司教座を移した。し

かしこの教会の寿命は短く、1134年頃、一層壮大で厳かな教会を建てるためにク

ラリッシモ大司教の指示で壊されてしまった。新教会建設には司祭長ラニエーリが

采配を振るい、設計はジョヴァンニ・ダ・グビオで鐘楼ももう1階足されることになっ

た。


1140年に始まった工事はゆっくりと進められた。途中で中断があったことは下層部

が12世紀建築、上層部がロマネスク様式から離れた1世紀後の3層のファサードが

物語っている。礼拝や祭式は既に行われていたが、イノケンティウス4世が聖堂を

正式奉納したのは1253年のことだった。フランチェスコを列聖するためにアッシジを

訪れたグレゴリウス9世も1228年、祭壇に奉納している。


ファサード下層部の四角い区切りは上に行くほど広がり上昇感を与える。3つの門

は動物や幾何学模様で飾られ、花飾りのある中央門には玉座のキリスト像とその

脇に乳を与える聖母マリアと聖ルフィヌスがある。また左門は水を飲む2頭のライオ

ンの彫刻で、右門は2羽の鳥だ。正門基部には2頭のライオン、両脇の門にはハゲ

ワシが置かれている。


大きさが一定しない古典的柱頭やアーチの円柱列のある中層部には、3つの円花窓

もある。窓は装飾的意味あいの他、堂内の採光という実質的機能を果たしている。

中央の円花窓の周りには4使徒のシンボルが置かれ、窓の下には動物に乗った3女

神像があるゴシックのような上層部は滑らかで、3角形のティンパヌムを戴く。


聖堂内部は太い角柱の3廊式で、1567年にガレアッツォ・アレッシが根本的に改修し

たものだ。ドノ・ドーニなど17・18世紀の貴重な絵画もあり、入口の洗礼盤は、聖フラ

ンチェスコや聖女キアラ、スウェーデンのフレデリック2世や初期修道士仲間の殆ど

が洗礼を受けたものだ。


聖具室に隣接する聖フランチェスコ小礼拝堂は、聖者が説教を始める前に一人で祈

りを捧げたところだ。また中央祭壇の脇にはジョヴァンニ・デュプレ製作の聖フランチェ

スコと聖女キアラ像(1881年)、祭壇後方にはルモアン修道士の聖ルフィヌス像(1823

年)があり、左身廊入口近くの鐘楼の足下にはローマの水槽(紀元1世紀)もある。


地下墓所や教会に接した修道院にはユグノー教徒の初期バジリカの跡も残っている。

大聖堂下の地下墓所は丸天井の後陣付き3身廊で、聖ルフィヌスが眠るローマ時代の

石棺(3世紀)がある。








写真で見る聖フランシスコ(フランチェスコ)ゆかりの地

アッシジの聖フランシスコ(フランチェスコ)

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