「シモーヌ・ヴェーユ その劇的生涯」

クロード・ダルヴィ著 稲葉延子訳 春秋社 より引用








目次

1 シモーヌ・ヴェーユ 1909〜1943

作品 クロード・ダルヴィ作・演出


2 ヴェーユの人と思想

妹シモーヌの思い出 アンドレ・ヴェーユ

ヴェーユの現代性 吉本隆明


3 同時代評

アラン ぺラン神父 ティボン ボーヴォワール トロツキー

ヴァレリー カミュ グルニエ バタイユ エリオット マルセル

モーリヤック ブランショ ソンタグ


芝居「シモーヌ・ヴェーユ」をめぐって 稲葉延子

参考文献 あとがき



本書 あとがき より引用

ドイツ再統一、湾岸戦争、共産主義国の内部崩壊、そして凱旋する教会から旅する教会へと

大きく変貌したカトリック教会、確実に広がるエキュメニスムと世界情熱が激動するなかで、

切実な課題としていま、シモーヌ・ヴェーユの存在がよみがえろうとしています。本書は、そん

な気運に呼応してクロード・ダルヴィの芝居を縦糸とし、アンドレ・ヴェーユ、吉本隆明、同時代

14人の言葉を横糸に、思想家シモーヌ・ヴェーユの全体像を描く一枚のタピスリー「シモーヌ・

ヴェーユ その劇的生涯」として、新ヴェーユ入門をめざして編まれました。実兄アンドレ・ヴェ

ーユの証言と吉本隆明の分析は、いうまでもなく貴重なものになるにちがいありません。また

14人の同時代評は、ヴェーユ像の全体をとらえるのに、できるかぎり偏りがないように留意し

て文章を選びました。しかしひとつとして同じヴェーユ像はありませんでした。その意味からも、

ヴェーユの全体像を浮かびあがらそうとする本書の試みには意義があると自負しております。


本書の中核をなすクロード・ダルヴィの台本は、〈Simone Weil 1909-1943〉の全訳です。フラ

ンスでもまだ出版されておらず、本書がはじめてということになります。翻訳にあたっては、

なるべくやさしい言葉、音で聞いてわかる言葉ということを心がけましたが、はたして、論文や

手紙といた言語レベルの異なるもののコラージュを、ダルヴィが創ったモザイクを壊さずに日本

語にできたかどうか、不安がのこります。また、アンドレ・ヴェーユのインタビューは、〈Andre

Weil〉からの訳出です。(以下略)







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