写真集「みさおとふくまる」伊原美代子・著

リトルモア









海外でも人気上昇中! 何気ない日常がたまらなく愛おしくなる写真集『みさおとふくまる』 | Pouch[ポーチ]

にて、詳しい記事があります。




以下、内容紹介より引用



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いつも一緒のおばあちゃんと猫

日々、畑仕事に精を出すみさおおばあちゃんと、猫のふくまるの日常を写し取った写真集。

季節ごとに色彩を変える、表情豊かな風景のなか、

一人と一匹が、寄り添い、見つめ合いながら暮らしています。

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「お日様の下を生きる事ができれば、すべてが好日。

今日もいい日だね、ふくまる」



12年前、著者の伊原美代子さんは、みさおおばあちゃんを撮影しはじめました。

おばあちゃんの生きた証を残したい、という思いだったそうです。

そんなある日、家の納屋で、おばあちゃんは一匹の子猫と出会いました。



「ふくまる」という名前には「福の神様が来て、すべてが丸く治まるように」という

おばあちゃんの願いが込められています。

87歳になった今も、毎日畑へでかけるおばあちゃん。

そして、それにお伴するふくまる。

青々とした田んぼ、咲き誇る花々、丸々と実る果実……。

色鮮やかに、豊かな表情をみせる風景のなか暮らす、一人と一匹の姿が写真で綴られていきます。

気づけばおばあちゃんとふくまるが出会って8年。

すっかり耳の遠くなってしまったおばあちゃんと生まれつき耳が不自由なふくまるは、

いつも見つめ合い、お互いを感じ合っています。



青い空に白い雲がプカプカと浮かぶ頃、

おばあちゃんとふくまるは今日も畑へ出かけます。



日常の尊さ、美しさ、かけがえのなさが詰まった一冊です。



◎伊原美代子 (いはら みよこ)プロフィール

1981年千葉県生まれ。02年 日本写真芸術専門学校報道科卒業後、樋口健二氏に師事。

地元・千葉で今も活動する海女たちに取材を続けている。

第一回「名取洋之助写真賞」奨励賞、日本ドキュメンタリー写真ユースコンテスト優秀賞、

上野彦馬賞・日本写真芸術学会奨励賞を受賞している。

清里フォトアート ミュージアムに作品が所蔵されている。

2011年1月号より「DAYS JAPAN」で「おばあちゃんと猫」を連載中。

http://www.facebook.com/miyoko.ihara.5





2013年5月29日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した写真です。





写真家・伊原美代子さんの祖母「みさお」さんは、8年前に野良猫が産み落として

いった猫を拾います。「福の神様が来て、すべてが丸く治まるように」との願いを

込めて「ふくまる」と名づけられたその猫は、左右の目の瞳が異なる「オッドアイ」

を持ち、耳が不自由でした。みさおさんは87歳を迎え耳が遠くなっていますが、

二人だけの生活が今も続いています。



写真集に出てくるこの猫の目を見ると、野性の輝きを忘れていないように感じら

れてなりませんでした。きっと不自由な体であるがゆえに、より鋭敏な感覚を持た

なければならなかったのでしょう。そんな「ふくまる」に、おばあちゃんは自然体で

接してきたのかも知れません。同情からの溺愛ではなく、自分の世界に新たな

色彩が加えられ、それを楽しく感じているおばあちゃんの姿が一枚一枚の写真を

通して伝わってきます。



人間と猫、そして自然が一体となったこの写真集は、いつも手元に置いて眺め

たくなる不思議な魅力にあふれています。










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