チェス映画「The Luzhin Defence」〜「愛のエチュード」〜原作はナポコフ著「ディフェンス」
天才チェス少年が英才教育の中で心に負った闇が、ある女性との恋愛の中で
|
『ロリータ』の原作者ウラジミール・ナボコフの小説を、「バートンフィンク」のジョン・タートゥーロと
ルージン:ジョン・タトゥーロ ナターリア:エミリー・ワトソン ヴェラ:ジェラルディン・ジェームス ヴァレンチノフ:スチュアート・ウィルソン ササール:クリストファー・トンプソン トゥラチ:ファビオ・サルトル イーリャ:ピーター・ブリス アナ:オーラ・ブレイディ ルージンの父:マーク・タンディ ルージンの母:ケリー・ハンター 幼少のルージン:アレクサンダー・ハンティング スタッフ 監督:マルレーン・ゴリス 製作:キャロライン・ウッド/スティーブン・エバンス/ルイス・ベッカー/フィリッペ・グエズ 脚本:ビーター・ベリー 共同製作:レオ・ペスカローロ/エリック・ロビソン 製作総指揮:ジョディ・パットン 撮影監督:バーナード・ルーティック 編集:ミハエル・レイヒワイン プロダクションデザイナー:トニー・ブーロウ 衣装デザイナー:ジェニー・テミム ヘアー&メイクアップデザイン:ロシアン・サミエル 音楽:アレクサンドル・デスブラ キャスティング:セレスティア・フォックス 原作:ウラジーミル・ナポコフ著「ディフェンス」河出書房新社刊 オリジナル・サウンド・トラック:ランプリング・レコーズ |
あらすじ 1929年。イタリアの高級リゾート地コモ湖畔に、天才チェスプレイヤー、ルージン(ジョン・タトゥーロ) が世界チェス選手権の試合に現われる。身寄りもなく孤独に育った彼は、亡命ロシア貴族の娘ナター リア(エミリー・ワトソン)と出会い、2人は周囲の反対をよそに愛に身をゆだねるのだが、ルージンの 元マネージャーであったヴァレンチノフ(スチュアート・ウィルソン)が現われ、彼らの幸せに影を落と した。決勝まで勝ち進んだルージンだったが、ヴァレンチノフの罠にかかり、山奥の草原に置き去りに されてしまったのだ。そして完全に神経を病んだルージンは、医者からチェスをやめるように診断さ れ、ナターリアとの生活に生きることを決心。しかし結婚式当日、式場へ向かうルージンの前にヴァ レンチノフがやってきて、保留になっている決勝戦を続行させようと彼を追い詰める。錯乱した ルージンは飛び降り自殺。彼の葬式の後、ナターリアはチェスの防衛策を記したルージンのメモを 見つける。ナターリアはルージンの代わりに、決勝戦の対戦相手トゥラチ(ファビオ・サルトル)との 試合再開に臨む。彼女はメモの通りにチェスを差し、見事勝利するのだった。 |
The Luzhin Defence (2000) | Film-Szenenbild