2012年1月9日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。
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箱根・大観山から撮った夕陽です
「ユング」ストー著から引用します(私自身まだ読んではいません)。
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『ユングの言い表そうとしたことの例として、彼がニューメキシコのプエブロ・インディアンを
訪ねたときの経験から引用することができよう。この人々は太陽が自分たちの父であると
信じている。その上、彼らは、自分たちの宗教儀式を行うことによって、太陽が毎日空を
横切る旅を遂行するのを助けている、とも確信していた。これらの儀式を几帳面に果たす
ことで、彼らは、それゆえ全世界に貢献しているのである。そしてもし彼らが愚かにもそれ
を怠ったなら、「十年たてば太陽はもはや昇らなくなるだろう。…永遠に夜が続くだろう。」
ユングのこれに対するコメントは、以下のようである。「そのとき、私は個々のインディアン
に見られる「気品」と静かなたたずまいが、何に由来するかがわかった。それは太陽の息
子であるということから生じている。彼の生活が宇宙論的意味を帯びているのは、彼が父
なる太陽の、つまり生命全体の保護者の、毎日の日没を助けているからである。」神話は、
…たとえ客観的真実ではなくとも、重要な建設的機能を勤めているのである。』
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「ホピ 神との契約」 この惑星を救うテククワ・イカチという生き方 トーマス・E・マイルス+
ホピ最長老 ダン・エヴェヘマ著から引用します。
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ホピの大地の地平線に朝日が昇るとき、人々は東の空に黒い人影が動くのをかすかに
認めたものである。その時間に起きている人々には特別な感覚が漲った。母なる大地が
子供たちの世話をしようと動き出し、守護者マサウが寝ずの見張りを終えて家路につく
その足音を、感じることができたのでだ。犬は吠え、鶏とツグミは朝の到来をたたえる。
まもなく、父なる太陽が毎日の仕事に就く。ひとりまたひとり、頭を垂れる黒い人影たちは、
手に持つコーンミールに囁き、祈りの言葉を吹きかける。
“父なる太陽、目に見えぬいのちよ、
いとも尊きその御力によりて、
今日、われらを助けたまえ。
民の声にその御声を響かせ、
今ここにいるわれらの目的を知らしめたまえ。
われらを守り、正しき道に導きたまえ。
今日、われらの体と心と魂をひとつにならしめたまえ”
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(K.K)
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