「ココペリの旅」
アメリカ南西部パワースポットを巡る
山下マヌー著 メディアファクトリー より引用
(本書より引用)
今回、改めてアメリカ南西部に行く前、旅人であるココペリの主な役割は、 旅をしながらアメリカ先住民たちの間に、広く多くの価値観を伝えていくこ とだったのだろうと、そんなふうに思っていました。争いが絶えなかったあ の時代、唯一(といってもいい)、ココペリだけはあらゆる場所に足跡を残 すことができたということからも、そう思わざるをえないのです。しかし、残 念なことにその真偽を知らせることなく、ココペリは突然その姿を消してし まいました。本当の姿も、何者かさえも教えてくれることなしに、です。人 と人、国と国との間に争いが絶えない今の時代にこそ、ラブ&ピースな ココペリのような存在が必要なのだと思います。ココペリのことを知れば 知るほど、ココペリが「存在」していた当時とほとんど変わらない、地球の 風景に行きたくなって、そこに行けばひょこっと、ココペリが現れてくれそ うで・・・。以前、かの地で初めてココペリの存在を知ったという縁に加え、 あれから何度となくアメリカ南西部を訪ねているのは、そういう理由からで もあります。ココペリは、ここでなにを見て、どんな価値観を知り、伝えて いったのでしょう。音楽を愛し、農作物を育て、子供を作り、平和を愛した 旅人・・・そんなシンプルなココペリの生き方、もしかしたら人間の「こうあり たい」という願いが作り上げた生き物、それがココペリだったのかもしれま せん。
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目次 「はじめに」に代えて・・・・ココペリとの出会い
ココペリが運んできた言葉のギフト Life 人生 Love 愛 Family 家族 Friendship 友情 Word 言葉 Separation 別れ Blame 非難 Property 所有 Power 力 Earth,Nature 地球・自然 Personal 自分
一週間ココペリ旅 ココペリの旅、それは古代から 宇宙へと通じる一大スペクタクル 「地球上で最も煩悩にまみれた」都会から、「全米で最も空気のすんだ」太古の海へ ブライスキャニオン アンテロープ モニュメントバレー セドナ メティオクレーター デスバレー 一週間ココペリ旅のモデルコース
「あとがき」に代えて ココペリが運んだギフトのお返し
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