Edward S. Curtis's North American Indian (American Memory, Library of Congress)


アメリカ・インディアン(アメリカ先住民)の芸術



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1054 Supernova (now Crab Nebula) above, Halley's comet below.
photo by Ron Lussier 

アナサジ族が記録した超新星爆発(1054年)とハレー彗星


インディアンによって多くの素材に刻み込まれた紋様や図形には、

彼らの宇宙・世界観そして神話が根底に存在しているのだろう。

ここに紹介できなかった有名なナバホの砂絵、ホピ族のカチナ

人形などもそうである。彼らの宇宙観を身の回りのものに刻み込

んでゆくことは、霊的な力を呼び込むことを意味しており、またそ

れは彼らインディアンが実際に様々な霊的な声を聴くことが出来

たかをも証しているのではと感じる。そして彼らの言葉はまるで

命を持っているかのように、そして第一級の芸術作品のように触

れたものに対して新たな命の息を吹き込んでゆく。儀式の中だけ

でなく、日々の生活の中にもこの命の息は風のように吹いていた

のだろう。私自身残念なことに下に紹介する紋様や図形の意味

するこを伝える知識を持ち合わせていない。また著作権フリーの

ものという制約の中で非常に片寄ったものになってしまった。彼ら

インディアンの芸術を詳しく紹介している「ビジュアル博物館アメリ

カ・インディアン」「ホピの聖地へ」という文献を参考にしていただけ

ればより理解が深まると感じています。そして最後に芸術ではない

が、昔のインディアンの肖像画なども参考のためここに紹介した

いと思います。そしてどうかそれぞれの紋様や図形の意味してい

ることを教えて頂けたら幸いに思います。

(それぞれの写真をクリックすると大きく出ます)


アメリカ・インディアンの芸術を紹介する文献


 


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Chumash Basket Tray 1830

Coiled Basket/Yukuts 1900

Pueblo Pottery 1900

Cave Painting/Klamath 1800

Basket Tray/Pima 1900
    
Painted Board Nootka 1850

Deer Hide/Powhatan 1638

Wood Sculpture 1700

Blanket/Haida 1800

Parka/Eskimo 1900

Blanket/Navajo 1805

Efigy Pipe/Adena 200 B.C

Headdress/Northwest 1880

Mandaw Chief/Bodmer 1833
    
Medicine Mask Dance/Kane 1850

Kachinka Doll/Tlingit 1800

Chief Speckled Loon/Lewis 1920

Osage Warrior/Saint-Memin 1807

The Indian Council/Eastman 1852

Eagle of Delight/King 1822




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アメリカ・インディアンの芸術を紹介する文献





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古本においては、Amazonが一番充実しているかも知れません。
 

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ホピの聖地へ 豊富なカラー写真や絵を通して、インディアンの精神文化に迫る
スピリットの器  土器を通してインディアンの深い精神世界を垣間見させてくれる好著
アメリカ・インディアン 北米先住民の豊かな文化を豊富なカラー写真で紹介する
インディアン・ジュエリー 作品を写真で紹介し、作品に込められた作者の想いや願い祈りを伝える
インディアンの生き方を学ぶ インディアンの言葉や世界観、そしてその芸術を紹介している
インディアンの生き方 インディアンの勇者の物語や芸術家の作品と言葉を幅広く紹介する
インディアンの日々 インディアンの住まい、着るものなどを多くの図や写真と共に紹介する
インディアン・スタイル 各部族のコスチューム、サイン言語、ファッション、カトリンの絵を紹介
インディアンの魂とアートにふれる旅 インディアンアートが集まるサンタフェやタオスを紹介するガイドブック
ドリームキャッチャー ドリームキャッチャーの伝説やインディアン・ジュエリーの専門店を紹介
インディアン・クラフト・ブック クラフトが産まれた背景並びにそのデザインの意味を販売店と共に紹介
ターコイズ 大地の贈り物  世界観、伝統をジュエリーに吹き込み製作するアーティストたちに迫る 
ターコイズ2 チャールズ・ロロマ物語  チャールズ・ロロマ物語、世界最大級のターコイズ・ミュージアムを紹介 
自然のこえ 命のかたち
カナダ先住民の生みだす美
主にハイダ、トリンギット、イヌイットの優れた芸術作品を紹介する。
インディアンの贈り物
ネイティブ・アメリカンのクラフト図鑑
 
インディアン・クラフトを豊富な写真と図版で紹介した美しい図鑑。 
インディアン アイテム 100%  中野の「Native Road」の主なインディアン・ジュエリーを写真・文で紹介。 
ホピ銀細工(未読) その類い稀な工芸美の歴史・作品・作家の全てを紹介する
母なる大地の声(未読) プエブロ・インディアンの美術を詳しい解説と多くの写真で紹介する好著
民族の仮面(未読) アフリカ、メラネシア、インディアン、エスキモーの仮面の写真とその考察
ロックアート(未読) インディアンが洞窟や岩肌に刻描した図像から、その意味を読む
北西海岸インディアンの
  美術と文化(未読)
北西海岸インディアンの美術と文化を多くの図版・写真で紹介する


既読の文献
各文献の前のをクリックすると表紙・目次並びに引用文が出ます。

 

この文献の詳細ページへ 「スピリットの器」 
プエブロ・インディアンの大地から 
徳井いつこ著 地湧社


プエブロ・インディアンと呼ばれる人たちが作る土器を
通して語られるインディアンの精神世界と大地の美しい
歌声。多くの陶芸作家の声の中には大地への祈りと感謝
が満ち満ちている。「私は、祈りの力信じています。ええ、
本当に信じていますよ、単純に。朝であれ、夜であれ、
それがいちばん主要なことです。野焼きのときは火に祈
り、採土のときは土に祈る・・・。祈ることは、それを感じる
ことです。火を感じ、土を感じ・・・地球のあらゆるものを
感じることです」。本書は、土器を通してインディアンの深
い精神世界を垣間見させてくれる好著であり、大地の豊
かな恵みを肌で感じることが出来なくなっている私たち
文明人への感銘深い警鐘の書でもある。

アメリカの宇宙飛行士エド・ミッチェルは、月探検から
帰還する途中、宇宙船の窓から小さく輝く地球の姿を
眺めたとき、世界のすべてが精神的に一体であること
(スピリチュアル・ワンネス)を感じたという。その瞬間
について、彼は「神の顔にこの手でふれた」と表現した。
立花隆の著書「宇宙からの帰還」のなかで、ミッチェル
は次のように語っている。「古代インドのウパニシャド
に、”神は鉱物の中では眠り、植物の中では目ざめ、
動物の中では歩き、人間の中では思惟する”とある。
万物の中に神がいる。だから万物はスピリチュアルに
は一体なのだ。しかし、神の覚醒度は万物において異
なる。(中略)眠れる神をも見ることができるだけスピリ
チュアルになることができた人間にしてはじめて、この
一体性を把握できる」。プエブロの土器をつくる女たち
は、あるいは、この”眠れる神”を見ていたのかもしれ
ない。土という、最も寡黙な存在の、音なき声を聴く。
それは世界の鼓動に耳を澄ませ、そのリズムのなか
に溶解していくことである。私の頭のなかに、いつの
ころからか棲みつくようになった、ひとつの映像がある。
大地の上に一個の巨大な土器が立っている。壷のか
たちをしているが、その全体は背伸びをしても見届け
られないほど大きい。奇妙なことに、壷と地面はつな
がっている。まるで一本の樹のように、壷は地面から
生えているのだ。この”樹のような土器”の姿は、時と
ともに色褪せるどころか、ますます確固とした現実感
をともなって根を降ろし始めた。
・・・・・・・本書「あとがき」より引用

 
 
 

この文献の詳細ページへ  ビジュアル博物館
    「アメリカ・インディアン」
 
デヴィッド・マードック著 スタンリー・A・フリード監修 
日本語監修・富田虎男 翻訳・吉枝彰久 同朋出版


魅力にあふれる北米先住民の諸文明を再発見する
ための楽しい入門書です。目をみはるような頭飾りや
美しいビーズの刺繍を施したモカシン靴、洗練された
銀細工、見事な陶器など、豊かな文化を多くのカラー
写真で紹介します。

南西部のプエブロに住む部族から北極圏の狩猟民
イヌイットまで、北米先住民の豊かな文化を豊富なカラ
ー写真で紹介している。これら掲載された資料は、恐
らくアメリカの博物館に所蔵されているものと思われる
が、その多くが白人によって強制的に取り上げたもの
であることは歴史の語るところである。「聖なるパイプ」
に代表されるように代々部族の中で受け継がれていく
べきものの多を、つまり精神的支柱とも言うべきものさ
えも搾取したきた歴史を考えると、いつか、これらのも
のを「在るべき」場所に帰していかねばならないのでは
ないだろうか。考古学的に、人類学的に貴重なもので
あっても、それらを奪われた(すでに絶滅しているかも
知れないが)人々に返還することにより、先住民族とし
ての誇りを再び思い起こさせるものとなればと思ってい
る。それ程、昔からの伝統的な生き方を頑なに守って
いるインディアンは数少なく、アメリカ政府の同化政策
はキリスト教も手伝って徹底的に行われたのである。
この本の豊富な資料に驚くとともに、そこに流された血
と涙を思わずにはいられない。このリペイトリエイション
(帰還)については「森と氷河と鯨」の項目を参照され
たし。

 
 
 


この文献の詳細ページへ  「インディアン・スタイル」
ワールド・ムック 900)」 今井 今朝春 編纂


目次
アメリカ・インディアン博物館にみるインディアン・
スタイル 河村喜代子
アメリカ・インディアンの現在〔Q&A〕 編集部
インディアン・コスチューム 中村省三
ジョージ・カトリンの贈り物〈インディアンの美しさ
を最初に伝えた画家〉 香山和子
インディアンのサイン言語 編集部
強く生きるサンダンスのペイント 編集部
アメリカ・インディアン部族別コスチューム 香山茂子
仮面に表現された精神性と創造力 編集部
インディアン・ファッション 編集部
アパッチ族の肖像〈戦士・少女・シャーマン・ダンサー〉 
編集部
パウワウで出会った美しくスピリチュアルな人々 
編集部
コマーシャル・アートに登場したインディアンたち 
編集部
西部劇とアメリカ・インディアン 菊月俊之


 





この文献の詳細ページへ  「インディアンの日々」
生きることに迷ったら、インディアンの声を聞け

ワールド・ムック 900)」 今井 今朝春 編纂

横須賀孝弘・著
mono特別編集 ワールド・ムック942 
ワールドフォトプレス

この本では、9地域のうちの4つ、東部森林地帯・
大平原・南西部・北太平洋岸に住むインディアンの
暮らしを紹介する。アメリカ映画などによって多少
なりとも知られ、多くの人々が「インディアン」に対し
て抱くイメージのもとになった人たちである。

ところで、インディアンは、隣り合う部族や、後から
来たヨーロッパ人の影響を受けながら、暮らしぶり
を変え、文化を発展させてきた。例えば、「ダンス・
ウィズ・ウルブズ」に見られるような、馬に乗ってバッ
ファローを追う「典型的なインディアンの暮らし」は、
実際にはヨーロッパ人の影響によって生まれ、発展
したのである。各地域のインディアンの様々な文化
が、外部からの刺激を受けてどう発展してきたか、
その様子も伝えたい。

なお、この本では、便宜上、過去形で述べているこ
とが多いが、それは「かつてはこうしていた」というこ
とで、必ずしも「今はそうしていない」という意味では
ない。

今もアメリカ合衆国には240万人を超える先住民が
生活している。アメリカやカナダの先住民には、私
たち日本人と同じように、モダンな暮らしを送りなが
らも、伝統的な文化を受け継ぐ人たちが少なくない。
「パウワウ」と呼ばれるインディアンのお祭に行けば、
それを実感できるだろう。



 
   

この文献の詳細ページへ 「ホピの聖地へ」
知られざる「インディアンの国」 
北沢方邦 著 東京書籍


二十五年もの間アメリカ・インディアンの文化に引き付
けられてきた人類学者である著者が、合衆国南西部イン
ディアンの各地を訪ねた旅を記したものである。インディ
アンの文化に対して深い造詣を持ち、彼らの宇宙観に
共鳴した著者が豊富なカラーの写真や絵を通して、イン
ディアンの精神文化に迫るもので、サンタフェ、グランド
キャニオン、ナバホ、ホピなどが紹介されている。著者は
他にも「蛇と太陽とコロンブス」という興味深い文献をも
書いておられるが、著者の妻である青木やよひ女史も同
じくインディアン(特にホピ族)に関する著作(「ホピの国
」「ホピ・精霊たちの大地」)を世に出している。

ホピやナバホそしてアメリカ・インディアンの文化やひと
びととの付き合いも、そろそろ二十五年になろうとしてい
る。近代文明のゆきづまりを感じた1960年代末に、彼ら
に強く惹きつけられた根本原因は、日常生活から宗教
表現にいたるまで、彼らの世界がすべて深い宇宙論に
よって一貫していることであった。精神と身体、個人と社
会、唯物論的な現世と観念的な彼岸など、すべてが救
いがたく分裂している現代、その結果、環境問題をはじ
め人類の生き残りさえ危ぶまれる危機に陥っている現代
にとって、すくなくとも彼らの思考体系は危機克服のてが
かりになると考えたからであった。
・・・・・本著「あとがき」より引用

 
 
 

この文献の詳細ページへ「インディアンの魂とアートにふれる旅」
サンタフェ&タオス ガイドブック
mono特別編集 ワールド・ムック257
ワールドフォトプレス


ごあいさつ(本書より)米国大使館 商務部 
上席商務官 フランク・G・カリコ

探求心旺盛な日本のみなさまにこの本をお読みいただ
き、神秘と美に満ちたニューメキシコ州を探訪していた
だくこと・・・それが、同州および私ども米国大使館の心
からの願いです。本書「インディアンの魂とアートにふれ
る旅」につづられた写真や文章にもあるとおり、ニュー
メキシコ州は、神秘的で美しい文化にあふれた土地です。
長くユニークな歴史をもち、類まれな自然環境に恵まれ、
インディアン・クラフトに代表される独特の文化を誇る
場所・・・この本は、そんなニューメキシコ州を日本のみ
なさまにご紹介するガイドブックです。冬はスキー、夏は
インディアン居留地の観光、春は新しく発掘された恐竜
の化石や野に咲き乱れる花々と、あらゆる楽しみ満ち
たこの土地は、混雑とは無縁の、まるで野外博物館の
ような楽園です。そしてここでは、北米最古の歴史を誇
る芸術と、人々の温かいぬくもりにふれることができま
す。多くのアメリカ人にとって、そして日本人にとって、
ニューメキシコ州は今なお「未開の地」です。同州の文化
やアートを探るための足がかりとして、本書はきっとみ
なさまのお役に立つでしょう。ニューメキシカン料理、
手作りのアートや工芸品、さまざまなインディアンの
部族、そして美しい写真の数々・・・本書は、単にカラ
フルなガイドブックであるだけでなく、ずっと手元に置い
ておきたくなる本です。実際にニューメキシコ州に足を
運べば、すばらしい料理、ファッション、観光、ホテル
などを、手ごろな価格でお楽しみいただけます。最先
端の教育や研究、目を見張るほど美しい大自然、驚異
に満ちたインディアンの歴史、独特のスタイルをもつ
歴史的建造物や現代建築・・・ニューメキシコ州は、
「最高級のアメリカ」が凝縮された土地なのです。

アルバカーキ、アコマ、サンタフェ、チマヨ、タオスの
旅のお役立ち情報(地図・観光地・ショッピング・アー
ティスト・レストラン・ホテル)。19人のインディアン・
アーティスト紹介
岩に刻まれた遠い過去からの伝言 ペトログリフ
国立遺跡
ニューメキシコ州で飲む ワインとワイナリー
ニューメキシコ州ホテル事情
インディアン・クラフト図鑑 ジュエリー・焼きもの・
フェティッシュ・カチーナ人形・じゅうたん
キャニオン・ロード物語
ニューメキシコ州の宗教アート 400年の歴史
サンタフェ・スタイル
アメリカの中のスペイン チヨマ
タオス・プエブロ
泥と藁でつくるアドービ・ハウス
生のままかぶりつくタオスのグリーン・チリペッパー
タオスB&Bストーリー

 
 
   

この文献の詳細ページへ 「ドリームキャッチャー」
アメリカインディアンのアートを楽しむ
ファッション・メモ特別編集 ワールド・ムック263 
ワールドフォトプレス 


ドリームキャッチャー、メディスンバックなどに込めら
れた伝説と意味、そして多くの素晴らしいインディアン・
ジュエリーを芸術家の紹介を交えながら掲載している
雑誌です。この雑誌の特徴は国内のインディアン・ジュ
エリー専門店28店を詳しく掲載している所ですが、どの
作品にもインディアンの伝統文化を背景に、一人一人
の芸術家がもつみずみずしい感性が織りなした世界観、
そしてそこに込められたメッセージの存在があります。
だからこそ普通のジュエリーには感じられないなにもの
かを感じてならないのでしょう。

心をみずみずしくよみがえらせてくれるネイティブ・
アクセサリー。その神秘に満ちたパワーの原点にふれ
てみませんか。ドリームキャッチャーが青い夜から、夢
の贈り物を運ぶのはなぜ。ネイティブ・アメリカンの人
たちの作るシルバージュエリーは、なぜあれほどまで
に心をやさしくしてくれるのでしょう。なぜネイティブ・ア
メリカンの人たちは、色とりどりのフェザーやビーズで
身体を飾ってきたのでしょうか。その理由が見つけら
れたら、きっとネイティブ・アクセサリーは自分だけに
特別なアクセサリーになってくれます。大切に守って
離したくないほど好きになれます。そんなアクセサリー
がきっとどこかで待っていてくれるはずです。見えない
パワーを運んで見守っていてくれる。そして心をほどい
て癒してくれる。だからいつでもそばにいて。ネイティブ・
アクセサリーはそんな魅力をたたえています。
(本書より引用)

 



 

この文献の詳細ページへ 「インディアンの贈り物
 ネイティブ・アメリカンのクラフト図鑑」
 
ワールド・ムック645 ワールドフォトプレス


インディアン各部族のクラフト(ジュエリーを除く)を豊富
な写真と図版で紹介した美しい本である。カチナ(人形)、
壷、ラグ、バスケット、フェティッシュ(動物型のパワース
トーン)、モカシンなど、それぞれの作品に魅入ってしまう。
尚、本書にはホピの著名な陶芸家デクストラの「世界と
のつながりを感じたら、きっとあなたは孤独じゃない」とい
う言葉が、その作品と共に紹介されています。デクストラ
について詳しくは名著「スピリットの器」を見て下さればと
思います。

インディアンが自然素材を使って作る壷、毛布、かごな
どの日常品。獲物を追い、土を耕し、外敵や水不足と闘
い続ける暮らしのなかで、自然のしくみと祖先の神話を
信じて生きる人々が生み出した道具たち。インディアン・
クラフトの世界を訪ね、形やデザインを超えて私たちの
心に届く、彼らの物語にふれたい。 (本書より引用)

 
 
 

この文献の詳細ページへ 「インディアン・クラフト・ブック」 
ワールド・ムック281 ワールドフォトプレス

インディアン芸術あるいはインディアン・クラフトは多岐
にわたっている。ジュエリー、壷、ビーズ、ドリームキャッ
チャー、フェティッシュ、ドラム、カチーナ、バスケット、ラグ、
サンドペインティング、彫刻、ストーリーテラーなどである。
この文献の特色はこれらインディアン・クラフトが生まれ
た背景を踏みながら、数多くの作品を解説と共に紹介し
ており、また実際に何処で手に入れることが出来るのか
を読者に提供しているところにある。インディアン芸術に
関心がある人々にとって、その作品がどのような背景を
持って産まれてきたか、そのデザインにはどのような
意味が込められているのかを知りたいと思われるに違い
ない。その意味でこの文献は多くの情報を伝えてくれる
に違いない。

また現代、インディアンの工芸品は世界的にその価値
が認められ、コレクターも増えていくなか、伝統として代々
受け継がれてきたモチーフやスタイルを、これまでとは
違った解釈で自由に表現する新しいアーティストが登場
したりと、インディアン・アートを取り巻く環境は時代ととも
に変わってきている。しかし彼らが天の恵みを素材として
生かし、ひとつひとつの作品に先祖への感謝と未来への
祈りの気持ちを込めながら作り続けることに変わりはない。
そしてこの伝統が二度と途絶えることのないよう、作り手
であるインディアンだけでなく、いまや世界の多くの人たち
が真摯に見守っている。(本書より引用)

 
 



 

この文献の詳細ページへ 「インディアン・ジュエリー」 
ワールド・ムック245 
ワールドフォトプレス


ニューメキシコ州サンタフェなどで現地取材し、著名
なインディアン・ジュエリー・アーティストの作品を豊富
な写真で紹介するに留まらず、その作品に込められ
た作者の想いや願い祈りを伝える文献である。また
本書ではインディアン・ジュエリーの本場サンタフェ並
びに日本のジュエリー・ショップを詳しく紹介しており、
インディアン・ジュエリーに関心がある方にとっては価
値ある文献と言えるでしょう。「今回の“インディアン・
ジュエリー”発刊にあたり、ニューメキシコ州に住む
プエブロ族のジュエラーたちに会うことができた。彼ら
は実に私たちを快く迎え入れてくれた。日本では今
インディアン・ジュエリーがとても人気がある、という
話をしたところ、誰もが“それは素晴らしい”と喜んだ。
しかし“なぜ?”と逆に問い返してくる人もいた。“私た
ちがジュエリーを作っている訳を知っているのか?” 
“日本人にはジュエリーに込めた私たちのスピリット
を理解することができるのか?” ファッションとして
インディアン・ジュエリーを楽しむのもいいだろう。ただ
アーティストが何を祈り、何を願ってそのジュエリーを
作ったのか考えることができた時に初めて、インディ
アン・ジュエリーは私たちの中に深く根ざすものとな
るのではないだろうか。(本書より)」

 
 
  この文献の詳細ページへ「自然のこえ 命のかたち 
   カナダ先住民の生みだす美」

国立民俗学博物館 編 昭和堂

カナダ先住民と言ってもオジブワ、モホーク、イロコイ、
ヒューロン族などアメリカ国境をまたがっている部族も
存在するが、本書は主に北西海岸(ハイダ、トリンギット)
と極北(イヌイット)の先住民の芸術品を紹介している。
芸術品と言ってもただ単なる羅列に終わることなく、その
意味、そして過去から現代までの歴史を踏まえながら
紹介しており、一つ一つの芸術品に刻まれた彫刻や文様
を通して彼らの精神文化の一端を知ることができる。
この文献は2009年9月から12月に大阪・国立民族学
博物館にて開催された特別展にて出品されたもので、
カナダ文明博物館からも多くの出品がなされている。

とくに、後半部では、対照的ともいえるイヌイット文化
と北西海岸先住民文化の違いを示すとともに、それら
に共通する人間と動物の関係など世界観を紹介する。
カナダの先住民社会では、人間と動物の関係はたんな
る「捕る・捕えられる」という関係ではなく、人間は捕獲し
た動物の霊魂に敬意を表し、適切な儀礼をおこなうこと
によって、動物を再生させる役割を担っている。すなわ
ち人間と動物の関係は生・・・・死・・・・再生という循環に
もとづく互酬的な関係である。

また、多くの先住民は、すべての動物には霊魂が宿って
おり、その霊魂は人間のものと同じであると考えている。
したがって、人間はクマやカリブー(トナカイ)の姿に変身
できるし、その逆も起こりうる。人間も動物も同様に家族
をもち、カリブーも家に帰れば毛皮を脱ぎ、人間と同じ姿
で生活を送っていると考えられている。つまり、人間と
動物(広義の自然)は別々の存在ではなく、一体化した
存在でありつ言い換えることができる。したがって、人間
が動物(自然)を無意味に傷つけることは、人間自身を
損なうことでもある。

これらの考え方は、イヌイットや北西海岸先住民の神話
や昔話、アート作品の間において広範に認められる。
それは、すべての生命や自然を尊ぶ共生の思想であり、
グローバル化が進み、技術が発達した現代社会では
等閑視されがちな考えであろう。カナダ先住民文化の
展示および本書が、今一度、人間と自然の共生のあり
方を再考していただく契機となることを願っている。

(本書より引用)


 


 
 

この文献の詳細ページへ 「インディアンの生き方」 
mono特別編集 ワールド・ムック244 
ワールドフォトプレス


インディアンの世界観や芸術に宿る美しい視点と
想いを紹介している濃密な素晴らしい雑誌です。


大地の守護者たち インディアンの言葉
タオスの草原に響くドラム ドラムを創るプエブロの
民フィリップ・マルティネスの言葉
乾いた大地の宝石 ブルーコーン
ネイティブの心を世界に示す彫刻界の巨人親子 
アラン・ハウザー&フィリップ・ハウザー
ナバホの心を織る ナバホ・インディアン織り物作家
パール・サンライズの言葉
空中都市 アコマスカイシティ
神聖な土地 ホピの集落
ズィア・プエブロ 「いくつもの月の昔」を生きる人びと
オルノスにはぜる炎の子守唄 傍らで犬も待つイン
ディアン・ベーカリー
ネイティブ・アメリカン物語 平原インディアンと馬
ネイティブ・アメリカン物語 ジェロニモという男 
愛と血と絆
ネイティブ・アメリカン物語 私の進むべきよき
赤い道
ネイティブ・アメリカン物語 サカジャウィア
インディアン最後の闘い 大平原を去った勇者たち
ネイティブ・アメリカンの文化を訪ねて ニューメキシコ
 19プエブロ族ガイド
最高級のインディアン・グッズを買う モーニングスタ
ーギャラリー
タオス・プエブロ1999 タオスの写真
先住民アナサジ族の高度な文化 チャコ文化国立
歴史公園
年に一度のインディアン・マーケット サンタフェ
インディアンの壁画 謎に満ちたシンボル
戦うための強く生きるためのフェイスペイント
異端の画家が示す人間と神々の間 トニー・
アベイタ(ナバホ)
ネイティブ・ウーマンが守った伝統の壷づくり 
キャシー、キャロル、ローズ(サンタクララ・プエブロ)
フェザーの神秘に魅せられて マイケル・カーク
(イスレタ・プエブロ)
ネイティブ・ペイントに新しい風を吹きこんだ男 
スタン・ナッチェス(ショショーニ・パイユート)
ネイティブ・アメリカン・ファッションというスピリット 
パトリシア・マイケルズ(タオス・プエブロ)
ナバホでもない、ヨーロピアンでもない、ホピの
ブランケット ロマナ・サキステワ(ホピ)
キャンバスに迸る線と面のエネルギー ポティート・
ビクトリー(チョクトー・チェロキー)
プエブロの家族に想いをよせる画風 ジュラルデ
ィン・グティエレス(サンタクララ・プエブロ)
生と死 インディアンの生き方死に方 ナンシー・
ウッドと丸元淑生の対談
ネイティブ・アメリカン物語 メディスンマン 時に
凶暴になる大自然 頼れる癒し手とは
ネイティブ・アメリカン物語 トレーディンググッズ 
トレードにより躍進した物質文化とアート
ネイティブ・アメリカン物語 インディアン・ジュエ
リー サンタフェ・スタイルに結実させた技の力
ネイティブ・アメリカン物語 ティピー インディアン
の知恵の宝庫 移動式住居 ティピー
ネイティブ・アメリカン物語 モカシン 足元を飾る
ネイティブ・アメリカン魂

 
 





 

この文献の詳細ページへ 「インディアンの生き方を学ぶ」 
モノ・マガジン大特集合併号 No.391 
ワールドフォトプレス


今回のインディアン特集は「今日は死ぬのにとても
よい日だ」という一つの詩から始まった。死ぬことと、
よい日が結びつくなんて逆説的な言葉を納得させて
くれる。生き方を探してネイティブ・アメリカンが暮ら
すサンタフェを訪れた。けっして贅沢ではない環境の
なかで、自然を読みとる豊かな感覚を育て、彼らは
独自の時間の流れを身につけている。太陽、星、川、
空を行く鳥、野山に生きる獣たちの物語に耳を傾け、
夏に葉を落とす木のわけを語る彼らには、自然と結
ばれ、祖先から受け継いできた奥行きのある文化が
あった。しかし直線直角なモノを見慣れた視線には、
彼らの日常は放埓に思えた。とりとめがないようにさ
え思えたのだ。だが刺激をいっさい含まない緑と土
の色を見ているうちにふと、疑問がわいた。これま
で時間を無駄に使ってきてしまったのではないのか
と、不安が頭をかすめた。それを聞いたサンタフェア
ンは、困ったやつだというように頭をふり、「いつでも
帰ってこいよ」とつぶやいた。 (本書より)

インディアンの世界観や芸術に宿る美しい視点と
想いを紹介している雑誌です。
「今日は死ぬのにいい日だ」ナンシー・ウッドの詩
と言葉、インタビュー
ゴーストダンスから真の描くべき対象を見つけた
JD チャレンジャーの代表的な作品
タオス・プレブロの村の写真と、そこに生きる人々
加藤諦三によるアメリカ・インディアンから学ぶ
六つの生き方
インディアンダンスのカラー写真
北米インディアンの世界観とエコロジー 
横須賀孝弘
魂の叫び 1997年に亡くなったフランク・ハウェル
の絵画
日本のレザークラフトの草分け的な存在である
高橋吾郎の言葉と作品
インディアン芸術が集まるサンタフェ・タオスの紹介
大平原を去った勇者たち 各部族の勇者の物語
インディアンの肖像 著名なエドワード・S・カーティス
による写真
アメリカ・インディアンの本の宇宙 34冊の文献の
紹介
インディアンアートに込められた祈り

 
 



 

この文献の詳細ページへ 「ターコイズ 大地の贈り物」 
ワールド・ムック500 ワールドフォトプレス


ターコイズ、それは空と水の色。魂にしみ通りパワー
が湧く、インディアンのお守りの石。様々な神話や迷信
と共にインディアンに伝わるターコイズ。大地から生ま
れたこの青い石は、なぜいまも世界中の人を魅了して
やまないのか。本誌では世界有数の本格インディアン
ジュエリーを一挙に紹介し、インディアンの土地で、自
らの世界観、伝統をジュエリーに吹き込み製作する
アーティストたちの姿に迫ります。(本書より引用)

 
 



 

この文献の詳細ページへ「ターコイズ2 チャールズ・ロロマ物語」 
ワールド・ムック626 ワールドフォトプレス


アメリカ・インディアンが作る銀やターコイズのジュエ
リー。その始まりは19世紀と以外に新しい。メキシコか
ら北上してきたスペイン人がナバホ族に銀細工を教え、
ナバホからほかの部族に技術が伝わり、やがてターコ
イズを組み合わせ、独自のデザインが花開いた。もと
もとターコイズをお守りや儀式の道具としてきたインディ
アンは、ジュエリーにも精神的な意味をこめた。広大な
大自然を相手にした彼らの生活は、ときに神に祈るし
か術がないほど過酷なものだった。そして近現代には
アメリカという国に飲み込まれ、闘い続ける運命を背負
った。20世紀にはチャールズ・ロロマというホピ族の天才
ジュエラーが登場し、白人社会にブームを起こすが、彼
もまた、部族の伝統とアメリカ社会の間で葛藤し、抗い
続ける人生だった。そんな彼らが強く生きるために祈り
をこめて作るものだからこそ、インディアン・ジュエリーは
美しく輝く。彼らの物語を知れば知るほど。
(本書より引用)

 
 



 

この文献の詳細ページへ 「インディアン アイテム 100%」 
ワールド・ムック645 ワールドフォトプレス


撮影商品提供、取材協力とこの本の制作を前面バッ
クアップしてくれたのが「Native Road」、商品総数3000
点以上で、そのほとんどがネイティブメイド。特にホピ
に関してはこだわりがあり、レアなジュエリーも揃えて
いる。また、入手困難なアーティストものも豊富。商品
の入れ替えが月2〜3回あるので行くたびに新しい商品
を見つけることができる。コーディネートのしやすさを
第一にアイテムを揃えているので、初心者でも比較的
買いやすいものが多い。また一方では、オールドなど
マニア垂涎のものも揃えている。ジュエリーに限らず、
ドリームキャッチャーやカチナ、オルテガなどの品揃え
も充実。スタッフは女性ばかりで、みなジュエリーへの
造詣が深い。1〜2月、8月と年に2回セールを実施して
いる。 (本書より引用)

 


未読の文献

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  この文献の詳細ページへ 「母なる大地の声」 
アメリカ・サウスウェスト プエブロ・インディアンの美術
名古屋ボストン美術館


本書・あとがき
(名古屋ボストン美術館 坂本伸子)より引用 

プエブロの美術は、2千年以上昔から現代まで脈々と培
われてきた、アメリカ美術のなかで最も歴史のある美術
のひとつです。今回の展覧会では、プエブロ土器を中心
に850年頃から現在までのプエブロ美術の流れをたど
っています。土器に表される一つ一つの形、色、そして
それらが統合されて生まれる全体の構図は、その歴史
において、プエブロの人々が表現してきた生活と美的
観念と信仰の表現です。出品作品は、先史時代からの
そういった伝統がしっかりと受け継がれ、現在も人々の
中に息づいていることをはっきり示しています。プエブロ
美術を鑑賞するうえで重要なことは、プエブロ社会にお
ける美術の役割です。基本的に作品は作家個人の表現
としてよりも共同体の思想を伝えるために創られてきま
した。そのことは土器だけでなく、バスケット、ジュエリー
など形態は変わっても同じであり、作品に表現されるテ
ーマは共通しています。それは、雨乞いと豊穣の祈りと
いう、人間の生存に関わる最も根源的かつ大きなテーマ
であり、抽象的・具象的文様を使って洗練された形で表
現されています。さらに、展覧会のテーマのひとつであり、
強調したい点は、プエブロ美術をかたちづくられる背景
です。プエブロ美術とは、自らの存在を自然の一部とし
てとらえ、自然を変えるのではなく受け入れることを信条
とする人々が創り出してきたものであり、人々は自然か
ら採れる材料でつくられる土器が単なる実用具や美術
品ではなく、それ自体に魂が宿る存在と考えていること
です。日本人もかつては、万物に精神性を感じ、自然を
崇めかつ恐れ、自然を対象にした季節の儀式を大切に
繰り返してきました。しかし、いつの頃からか、人々の
考えは、自然を支配するものというように変わっていき
ました。21世紀を目前にした今、プエブロに代表される
アメリカ・インディアンの思想が新たに評価されています。
先祖の残した教えを大切にし、自然のサイクルのなか
で逆らうことなく生きるインディアンの自然観・世界観は、
過去を振返ることもなくあわただしい日々を過ごす現代
のわれわれに問いを投げかけます。

 
 

この文献の詳細ページへ 「ホピ銀細工」 
マーガレット・ライト著 
岡山徹・監訳 仁井田重雄・訳 バベル・プレス


ホピ・インディアンの銀製装飾品のそもそもの始まり
は、20世紀が始まる直前、すなわち1900年頃と言わ
れ、それ以来、75年以上もの間、脈々と作られつづけ
てきました。1930年代の中頃になって、一部の銀細工
職人が自分の作品に個人的な印を入れはじめました。
作り手の名前を表す独特の刻印で、職人の間では銀
細工マーク、コレクターの間では一般的にホールマー
クと呼ばれています。数年間、このマークに関する記録
はひとつもありませんでしたが、1950年代後半になっ
て、ようやく北部アリゾナ博物館の歴史・図書部門の学
芸員であるキャサリン・バートレットが入手可能な刻印
を集録しはじめました。数年後、バートレットは自分の
作ったリストを博物館長のバートン・ライトに見せ、ライト
がそのリストに記録をつけ加えていったのです。1965年、
筆者はこの調査を継続するよう依頼されました。見つけ
た刻印をそれぞれスケッチする作業に加え、北部アリゾ
ナ博物館の公式記録保管所の永久資料とするために、
可能なかぎり刻印の型を銅製の薄板に打ち出しました。
データの多くはホピの職人たち、あるいはその家族を
訪問して調査して収集し、残りはホピ銀細工に精通した
コレクターや研究者たちに提供していただきました。こ
うしてホピの刻印に関するほぼ完全な記録が編集でき
たのです。(中略) 不幸なことに、ホピ銀細工は人気
があるがゆえのマイナス面が存在します。本や展示品
からのホピのデザインが盗まれ、国外の至る所で模造
品が作られているのです。手作りであれ機械製であれ、
こうした作品はかなり安くなります。粗悪な模造品が国
内で売られる場合もよくあり、知識の乏しい購入者は
本物のホピ工芸品を手に入れたと信じ込んでしまうの
です。模造品を見分け、取り扱いを拒否する良心的な
業者が多くいるのがせめてもの救いです。(中略) 刻
印はそれ自体が興味深い記号です。ホピは母系社会
で、自分達の母親を通してその家系をたどりますが、
彼等は刻印に自分達の父親の母族からのデザインを
用いることが往々にしてあります。これ等の組み合わ
せは簡単に見分けが付く場合もあり、一方分かり難い
場合もあります。多くの母系の併合等があるからです。
工芸作品に刻印をすることは工芸作家にとっては新し
い概念でした。彼等は集団的な人達で、他人から目立
ちたがらず、むしろ名前を伏せたままの方を好みまし
た。1950年以前、ホピの職人達の間では刻印は少数
でしたが、現在では南西部地域の大多数のインディアン
装身具製作者は刻印を使用します。刻印の有る無しに
かかわらず、ホピ装身具はその持ち主に、厳しい素晴
らしい土地で何世紀もの間生活し、自分達と全人類の
幸福のために祈りを捧げ、土地を正しく守っていくため
に最善を尽くしている誇り高い人達と、ほんの少しばか
り関わりをもたらすのです。
(本書 序文 追記、及び 
日本の読者の皆様へ より引用)

 
 
  この文献の詳細ページへ 「民族の仮面」 
アフリカ、メラネシア、北米インディアン、エスキモー 
桐島敬子著 岩崎美術社


日本語の仮面にあたるマスクは、狭義では、布、紙、
木、金、銀、その他の材料で人間や動物あるいはその
両方の要素を同時にもつ人体の顔の部分を覆うもの
を指す。しかしながらマスクという言葉の語源をたどる
時、末期ラテン語で masca は、魔女という意味であり、
マスクの古い宗教的で呪術的起源を暗示している。
旧石器時代の洞窟には、浮き彫り、線刻画その他の
テクニックで、人間や動物の姿そして呪術的意味をも
つ記号のようなものが多くの文化に、しばしば見られる。
その中でも動物の頭を持った人間像は多く、動物の頭
の部分が仮面だと解釈される例が少なくない。これらの
動物とも人間とも区別し難い裸体人物群の中に、呪術
師だとか魔女だとか判別される人物がいて、それが
仮面と呪術が密接な関係を持っているのではないかと
言われる根拠でもある。そしてまた顔や体に色を塗っ
たり、頭に飾りをつけたり、動物の毛皮を被ったりする
原始的呪術的変装といえる行為から、仮面という固定
したものをつける形へと発展していったのではないか
と考えられる。シチリアのパレルモ近郊のアダウラ
(Addaura)の洞窟に鳥のくちばしを持った裸体の男性
群を彫った線刻画があるが、その頭部は仮面だと解釈
され、まさに呪術的祭儀を行っている状況を描いている
と言われる。フランスのアリエージュ県のレトロワ・フレ
ールと呼ばれる洞窟には、呪術師と称せられる牡鹿の
角をつけ、かもしかのひげ、馬の尾、人間の手足と男
根をもった人物の壁画があり、シベリアのシャーマンの
かもしかの角をつけ、動物の毛皮を被り、手に太鼓を
持った姿と比較し、超自然との関係をもつ者の変装とし
て指摘されている。更に、北アフリカのアルジェリア東
部、タッシリ・ナジェールで、1956年フランス人アンリ・
ロートは、仮面をつけた黒人が踊っている先史岩壁画
を発見した。この人物のつけている仮面は、現在もアフ
リカのコート・ディヴォアール北西部の、森林地帯に住む
セヌフオ族の使っている仮面と同じである。これらの例
に示されるように、人間は、強力で影響力のある超自
然の力を持つ被創造物として描かれている。それは
ギデオンによれば、人間の超自然と直接関係をもとう
とする必然性から生まれる「宗教的衝動」に具体的形を
与えようとした努力の結果である。そして呪術的起源か
ら発した仮面の用途は、祭儀だけでなく、戦、劇、裁判、
政治、或いは死者につける仮面へと多様化していった。
更にミルセア・エリアーデによれば、旧石器時代の宗教
的呪術は、シベリアのシャーマン及び猟民文化の世界
に広く受けつがれた。つまりアフリカ、メラネシア及び
シベリアのシャーマニズムと最も深い関係をもつエスキ
モー及び北アメリカ原住民の文化に、特に仮面が発達
したのは、これらの文化圏に於ける生活の基盤となって
いる狩猟、漁猟と切り離して考えられないのである。シベ
リアのシャーマンは厳密な意味での仮面を持たず、顔に
炭を塗るとか布を被って顔を隠した。反対に衣装は複雑
な象徴的意味をもつ無数の小道具のぶら下がった特異
なもので、エスキモーでは仮面が霊界を旅し、シャーマン
の欲する創造物になる道具として使われるのと同様の
働きをした。いずれにしても仮面は意識化の世界を扱い、
仮面をつけることにより、外見上の姿を変えようとする
素朴な願いを具体化すると同時に、仮面自体の表現す
るもうひとつの自己を超越した祖先あるいは神話の人物
になることが出来、現在という時から自由に過去、未来
への飛躍を試みるのである。(本書より引用)

 



  この文献の詳細ページへ 北西海岸インディアンの美術と文化 
D. キュー&P.E. ゴッダード著 
菊池徹夫・益子待也 訳 六興出版


問題は、北西海岸インディアンに関して数多くある本
の中からどれを底本として選ぶか、であった。我々は
これと思われる十数冊のなかからまず数冊を選びだし
た。内容的にはいずれも優れたもので捨てがたいが、
何よりも日本で出版するのに分量(ページ数)が適当
で、記述がなるべく彼らの文化全般にわたって平易に
解説されていて、なおかつ図版・写真の多いものという
ことから、もともと博物館のガイドブックとして一般市民
向けに書かれた本書が最後に残った。このことでもお
分かりのように、我々はこの本を専門的な研究書として
というよりは、日本の一般読者に北西海岸インディアン
文化とはいったいどんなものかを、とりあえず知ってい
ただくための、ごくごく初歩的な、いわば入門書の一冊
としてお読み下さればと願っているのである。
(中略)(本書 訳者あとがき 菊池徹夫 より引用 )

 
   

この文献の詳細ページへ 「ロックアート 
    神話そしてイマジネーション」
 
栗津潔とN.A.R.A探検隊編 フィルムアート社


N.A.R.A探検隊は2000年、2001年、2002年と三度に
わたり、ロックアート探検を敢行した。私たち日本人と
同じルーツを持つと言われるモンゴロイド=アメリカ
先住民は数万年前から連綿と連なる巨大な大地に
生きてきた。ときには豊饒を享受し、ときには飢餓に
堪え、台地や渓谷を移動しながら彼等独自の文化
体系をかたちづくっていた。その移動の過程で台地
に重要な図像を無数に残していった。それはきっと
文字を持たなかった彼等にとって、仲間に、他者に、
祖先の霊魂に、そして神に、ある具体的な情報、あ
るいは言葉に置き換えられない魂を視覚的に伝達
する試みの証だった。ロックアートは、メッセージを
持った太古から存在するメディアアートであり、現代
のコマーシャルを中心に成り立つ様々なメディアに
囲まれた日常において、それらの図像たちは私たち
に対し、真のビジュアル・メッセージとは何かと訴え
かけてくるようだ。ロックアート展示委員会の趣旨は、
この広大な自然のただなかに表現行為の真髄を文
字通り探検してきたN.A.R.Aの採集と研究を発表す
ることである。その圧倒的な気配を漂わす生身の
アートを擬似的であるが体感してもらい、私たちも
含め幅広い人々に「表現すること」の意味を探し、
自らのルーツを感じてもらうのがねらいである。この
「原始の表現手段から新しい何かを感じ取る精神」
はすでにモダンアーチストたち、バブロ・ピカソ、
カンジンスキー、バウル・クレーなど・・・・彼等はそ
の原始に注目し新境地を開いた。この精神はデジ
タル全盛の現代においてもなお生き続けている。
古代人の想像力の中には、きっと真新しい未来、
発見があるはずである。・・・・N.A.R.A探検隊
(本書・はじめに 古代人の想像力を追って より引用)

 


購入していない文献(新刊も含む)

   



San Ildefonso pottery

Edward S. Curtis's North American Indian (American Memory, Library of Congress)







夜明けの詩(厚木市からの光景)

アメリカ・インディアン(アメリカ先住民)

美に共鳴しあう生命

ホピの預言(予言)

神を待ちのぞむ

オオカミの肖像

天空の果実


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