Edward S. Curtis's North American Indian (American Memory, Library of Congress)
1890年12月ウンデッド・ニーの虐殺により、白人によるインディアン戦争は終結した。推定500万〜1000万人いた
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Portrait of James Holy Eagle, Oglala Sioux,at age 102 (1992)
「THE NATIVE AMERICANS」CD-ROM
自分自身のことでも、自分の世代のことでもなく、来るべき世代の、私たちの 孫や、まだ生まれてもいない大地からやってくる新しい生命に思いを馳せる。
「森と氷河と鯨」星野道夫著 世界文化社より
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朝起きたら、 太陽の光と、おまえの命と、おまえの力とに、 感謝することだ。 どうして感謝するのか、その理由がわからないとしたら、 それは、おまえ自身の中に、罪がとぐろを巻いている証拠だ。
「インディアンの言葉」 ミッシェル・ピクマル編 中沢新一訳 紀伊国屋書店より
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白人の宗教は、文字によって書かれるがゆえに、消えることがあるが、 我われの信仰は、心に刻まれるがゆえに消えることはない。
ラコタ族のチーフの言葉 「アメリカ先住民の精神世界」 阿部珠理 著 NHKブックス より
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平和・・・・それは魂の内にやって来る。人々が宇宙とつながり、そのすべての力とつな がって一体となっていることに気がつく。と、そのとき平和がやって来る。宇宙の中心 に大いなる魂ワカンタンカが宿っていると悟ったとき、また実は宇宙の中心というのは どこにでもあって、われわれひとりひとりの中にもあるんだとわかったとき、心に平和 がやって来る。・・・・ブラック・エルク(オガララ・ラコタ族)
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ポストカード「Beatutyway」より引用 (大きな画像)
A Koskimo house Edward S. Curtis's North American Indian (American Memory, Library of Congress)
ワタリガラスの伝説 「森と氷河と鯨」星野道夫 文・写真 世界文化社 より引用。
今から話すことは、わたしたちにとって、とても大切な物語だ。だから、しっかりと 聞くのだ。たましいのことを語るのを決してためらってはならない。ずっと昔の 話だ。どのようにわたしたちがたましいを得たか。ワタリガラスがこの世界に森 をつくった時、生き物たちはまだたましいをもってはいなかった。人々は森の 中に座り、どうしていいのかわからなかった。木は生長せず、動物たちも魚た ちもじっと動くことはなかったのだ。ワタリガラスが浜辺を歩いていると海の中 から大きな火の玉が上がってきた。ワタリガラスはじっと見つめていた。すると 一人の若者が浜辺の向こうからやって来た。彼の嘴は素晴らしく長く、それは 一羽のタカだった。タカは実に速く飛ぶ。「力を貸してくれ」 通り過ぎてゆく タカにワタリガラスは聞いた。あの火の玉が消えぬうちにその炎を手に入れ なければならなかった。「力を貸してくれ」 三度目にワタリガラスが聞いた 時、タカはやっと振り向いた。「何をしたらいいの」 「あの炎をとってきて欲し いのだ」 「どうやって?」 ワタリガラスは森の中から一本の枝を運んでくる と、それをタカの自慢の嘴に結びつけた。「あの火の玉に近づいたなら、 頭を傾けて、枝の先を炎の中に突っ込むのだ」 若者は地上を離れ、ワタ リガラスに言われた通りに炎を手に入れると、ものすごい速さで飛び続け た。炎が嘴を焼き、すでに顔まで迫っていて、若者はその熱さに泣き叫 んでいたのだ。ワタリガラスは言った。「人々のために苦しむのだ。この世 を救うために炎を持ち帰るのだ」 やがて若者の顔は炎に包まれ始めた が、ついに戻ってくると、その炎を、地上へ、崖へ、川の中へ投げ入れ た。その時、すべての動物たち、鳥たち、魚たちはたましいを得て動き だし、森の木々も伸びていった。それがわたしがおまえたちに残したい 物語だ。木も、岩も、風も、あらゆるものがたましいをもってわたしたちを 見つめている。そのことを忘れるな。これからの時代が大きく変わってゆ くだろう。だが、森だけは守ってゆかなければならない。森はわたしたち にあらゆることを教えてくれるからだ。わたしがこの世を去る日がもうすぐ やって来る、だからしっかり聞いておくのだ。これはわたしたちにとって とても大切な物語なのだから。
(クリンギットインディアンの古老、オースティン・ハモンドが1989年、死ぬ 数日前に、クリンギット族の物語を伝承してゆくボブをはじめとする何人 かの若者たちに託した神話だった。この古老の最後の声を、ボブはテー プレコーダーに記録したのだ。
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