Edward S. Curtis's North American Indian (American Memory, Library of Congress)


アメリカ先住民の呼称・ネイティブ・アメリカンとアメリカ・インディアン


シャーマニズム
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1890年12月ウンデッド・ニーの虐殺により、白人によるインディアン戦争は終結した。推定500万〜1000万人いた

インディアンは白人の直接・間接虐殺
により実に95%が死に絶えた。しかし、彼らの「与え尽くし」に実践された高貴

精神文化には私達文明人が遠い過去に忘れてしまった何かを思い起こさ
せずにはおかない。



西洋人が野蛮人とレッテルを貼ったインディアン、確かに
一部の部族による捕虜の虐待や処刑、そして西欧の覇権争

いに巻き込まれ
たインディアン同士の戦争には目を覆うものが存在する。



そして今から1万3000年前にあった大型哺乳動物の大絶滅にはインディアン自身も深く関わってきた。しかし、彼らイン

ディアンはその過ちから学んだ教訓を魂に刻んできた人々であり、命ある全てのものが自分の兄弟であり、人のため

にいつでも喜んで命をさしだすことを最高の美徳としていた。しかし、文明人は彼らの命ばかりでなく、この崇高な精神を

同化政策により徹底的に踏みにじり、現在でも多くのインディアンを苦しめ続けている。自己基盤を喪ったインディア

社会は
アルコール依存、事故による自殺、貧困、育児放棄、肥満などに直面している。



ナチスによる
ユダヤ人虐殺の犠牲者600万人に勝るとも劣らない血が刻まれた真のアメリカの歴史。そして現在に

おいてもなお虐げられ続け
ているインディアン。しかし、「聖なる輪」は太古からの教えを守っているインディアンの心に、

また私たちの記憶の中に生き続けている。私たち日本人もかつては
インディアンと同じ視点で見、そして生きてきた

時代があり、
アイヌや沖縄・奄美にその雛形を見出すことが出来る。



これらの松明は混沌とした物質文明に染まっ
てしまった我らの歩むべき道を示す真の道標として輝き導いてくれるの

だろう。
最後にそれぞれの項目において、各文献からインディアンの言葉や著者・訳者の言葉を引用させていただいて

おりますが、著作権などの絡みで問題があると
感じられましたらご一報ください。迅速に対処させていただきます。

(インディアンやネイティブ・アメリカンなどの呼称について)


 


アメリカ・インディアンの祈り


Portrait of James Holy Eagle, Oglala Sioux,at age 102 (1992)
「THE NATIVE AMERICANS」CD-ROM

アメリカ・インディアンの祈り

酋長シアトルの言葉

アメリカ・インディアン女性への賛歌




自分自身のことでも、自分の世代のことでもなく、来るべき世代の、私たちの

孫や、まだ生まれてもいない大地からやってくる新しい生命に思いを馳せる。


アメリカ先住民(インディアン)の古老の言葉

「森と氷河と鯨」星野道夫著 世界文化社より


 








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APOD: 2011 May 24 - Three Arches Above Utah





ホピの預言(予言) を参照されたし。




朝起きたら、

太陽の光と、おまえの命と、おまえの力とに、

感謝することだ。

どうして感謝するのか、その理由がわからないとしたら、

それは、おまえ自身の中に、罪がとぐろを巻いている証拠だ。


ショーニー族の首長、テクムセの言葉(1768-1813)

「インディアンの言葉」 ミッシェル・ピクマル編 中沢新一訳 紀伊国屋書店より


 


地球の伴侶である月


アメリカ・インディアン(アメリカ先住民)の言葉

アメリカ・インディアン(アメリカ先住民)に関する文献

アメリカ・インディアン(アメリカ先住民)への私の想い

インディアンの写真集・絵本・映像

世界各地の先住民族の声と文献

アメリカ・インディアン(アメリカ先住民)の芸術

アメリカ・インディアン(アメリカ先住民)に関するお知らせとリンク集




世界各地の先住民族の声




白人の宗教は、文字によって書かれるがゆえに、消えることがあるが、

我われの信仰は、心に刻まれるがゆえに消えることはない。


ラコタ族のチーフの言葉

「アメリカ先住民の精神世界」 阿部珠理 著 NHKブックス より


 





APOD: 2012 January 24 - January Aurora Over Norway



平和・・・・それは魂の内にやって来る。人々が宇宙とつながり、そのすべての力とつな

がって一体となっていることに気がつく。と、そのとき平和がやって来る。宇宙の中心

に大いなる魂ワカンタンカが宿っていると悟ったとき、また実は宇宙の中心というのは

どこにでもあって、われわれひとりひとりの中にもあるんだとわかったとき、心に平和

がやって来る。・・・・ブラック・エルク(オガララ・ラコタ族)


 


未来をまもる無名の戦士たち
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ポストカード「Beatutyway」より引用 (大きな画像)



A Koskimo house

Edward S. Curtis's North American Indian (American Memory, Library of Congress)


ワタリガラスの伝説

「森と氷河と鯨」星野道夫 文・写真 世界文化社 より引用。


今から話すことは、わたしたちにとって、とても大切な物語だ。だから、しっかりと

聞くのだ。たましいのことを語るのを決してためらってはならない。ずっと昔の

話だ。どのようにわたしたちがたましいを得たか。ワタリガラスがこの世界に森

をつくった時、生き物たちはまだたましいをもってはいなかった。人々は森の

中に座り、どうしていいのかわからなかった。木は生長せず、動物たちも魚た

ちもじっと動くことはなかったのだ。ワタリガラスが浜辺を歩いていると海の中

から大きな火の玉が上がってきた。ワタリガラスはじっと見つめていた。すると

一人の若者が浜辺の向こうからやって来た。彼の嘴は素晴らしく長く、それは

一羽のタカだった。タカは実に速く飛ぶ。「力を貸してくれ」 通り過ぎてゆく

タカにワタリガラスは聞いた。あの火の玉が消えぬうちにその炎を手に入れ

なければならなかった。「力を貸してくれ」 三度目にワタリガラスが聞いた

時、タカはやっと振り向いた。「何をしたらいいの」 「あの炎をとってきて欲し

いのだ」 「どうやって?」 ワタリガラスは森の中から一本の枝を運んでくる

と、それをタカの自慢の嘴に結びつけた。「あの火の玉に近づいたなら、

頭を傾けて、枝の先を炎の中に突っ込むのだ」 若者は地上を離れ、ワタ

リガラスに言われた通りに炎を手に入れると、ものすごい速さで飛び続け

た。炎が嘴を焼き、すでに顔まで迫っていて、若者はその熱さに泣き叫

んでいたのだ。ワタリガラスは言った。「人々のために苦しむのだ。この世

を救うために炎を持ち帰るのだ」 やがて若者の顔は炎に包まれ始めた

が、ついに戻ってくると、その炎を、地上へ、崖へ、川の中へ投げ入れ

た。その時、すべての動物たち、鳥たち、魚たちはたましいを得て動き

だし、森の木々も伸びていった。それがわたしがおまえたちに残したい

物語だ。木も、岩も、風も、あらゆるものがたましいをもってわたしたちを

見つめている。そのことを忘れるな。これからの時代が大きく変わってゆ

くだろう。だが、森だけは守ってゆかなければならない。森はわたしたち

にあらゆることを教えてくれるからだ。わたしがこの世を去る日がもうすぐ

やって来る、だからしっかり聞いておくのだ。これはわたしたちにとって

とても大切な物語なのだから。


(クリンギットインディアンの古老、オースティン・ハモンドが1989年、死ぬ

数日前に、クリンギット族の物語を伝承してゆくボブをはじめとする何人

かの若者たちに託した神話だった。この古老の最後の声を、ボブはテー

プレコーダーに記録したのだ。








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