2015年2月14日の夜明け(6時02分〜42分)の光景と、川のほとりに座っていたとき飛翔してきたカワセミです。映りが悪くてすいません。









Astronomy Picture of the Day Archive APOD: 2017 February 14 - The Rosette Nebula

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聖バレンチノ


バレンタインデーはローマの殉教者を偲ぶ日・・・聖バレンチノ

「聖者伝説 365日、あなたを守護する聖人たちのものがたり」茅真為 著 学習研究社 より引用



日本では2月14日はバレンタインデーとして知られています。この日は女性が自分の好きな男性にチョコレートを贈る日という

ことになっていますが、本来はローマの殉教者聖バレンチノ司教を偲ぶ日なのです。バレンタインはバレンチノの英語読みです。



1世紀なかばから4世紀はじめにかけて、キリスト信者はローマ皇帝による激しい迫害を受けていました。皇帝による迫害は何代

にもわたり、その間各地に多くの殉教者を出していました。



バレンチノは3世紀の中ごろ、ローマの教会で活動し、人びとの信望を集めていた司祭です。当時はクラディオ皇帝による迫害の

時代で、ローマの市長は教会をつぶすにはこのバレンチノ司教の信仰をくじくことだと考え、彼を逮捕させました。



バレンチノはアステリオという判事の手に渡され、この判事から取り調べを受けることになりました。アステリオには目の見えない

娘がいましたが、その娘の目がバレンチノの祈りによって見えるようになったのです。それを見たアステリオは神に感謝してキリスト

教信者となりました。彼は妻や娘とともにバレンチノから洗礼を受けました。



この話はローマ中に広がり大騒ぎとなりました。自分の信任する判事までもがキリスト教信者になったときいて、ローマの市長は

皇帝に訴え、アステリオを一族ともども逮捕し、首をはねてしまいました。バレンチノはもっとも憎むべきものとして、残酷な拷問に

かけられたのち殉教しました。彼は最後は棒で殴り殺されとか、首をはねられたとかいわれています。



その殉教の日が270年の2月14日のことだったのです。バレンチノを慕う人びとはその殉教の場所に聖堂を建て、以来毎年2月14日

を聖人の殉教の記念日として祝うようになったのです。キリスト信者にとって、殉教とは死を通してイエス・キリストの受難の苦しみに

あずかり、それによって天国にある神の国へといたることを意味しています。それゆえ、信者にとって殉教は敗北ではなく勝利なの

です。



ところで、バレンチノ司祭は生前、子どものひきつけやてんかんを治したという伝説があり、子どもを病気から守る守護の聖人として

崇められるようになりました。また、鶏や豚などの家畜の病気を治したということで、農民の間では家畜の守護聖者となっています。

養蜂の仕事にたずさわっている人びとの間でも守護の聖人として仰がれています。



このバレンチノの祭りの日は、いつのころからか「恋人たちの日」ということになってきました。若者たちはこの日に恋占いをする

ようになりました。その日の朝、外に出てはじめて出会った人がどんな人であるかによって、その年に恋人や婚約者が見つかるか

どうかを占うのです。



愛し合うふたりがその日出会えば、最高の幸福ということになります。破れた恋もバレンチノの祈れば元に戻るといういい伝えも

あります。



こうしてバレンチノは恋愛、婚約、結婚までを見守る愛の守護聖者となり、結婚式の媒酌人の守護の聖人ともなりました。








「愛」 バレンタイン


「聖者の事典」エリザベス・ハラム編 鏡リュウジ・宇佐和通 訳 柏書房 より引用。



この愛を守護する聖者の由来には、ふたりの初期キリスト教徒が挙げられている。ひとりは269年ごろローマで殉教し、ローマ

北方のフラミニア街道に埋葬された司祭、そしてもうひとりはローマで処刑されたウンブリアのテルニという町の司祭である。17世紀

に教会の権威たちは、このふたりが同一人物であるとしたが、近代においては殉教した司祭のほうがバレンタイン本人だったと

結論づける専門家もいる。



バレンタインが恋人たちとどうして結びつくのかという理由、これも議論の集中するところだ。ひとつには彼の祝日である2月14日に

鳥が配偶者を選ぶ、ということが何世紀もの間、信じつづけられてきたことだろう。また、豊作と厄よけを兼ねて2月の中旬に行われ

るローマのルペルカリア祭が形を変えて残ったものだという説もある。



ただ確実なのは、中世の時代から多くの悩み多き恋人たちがバレンタインに祈りを捧げつづけてきたということだ。そして決まった

相手にはバレンタインデーのカードを贈る習慣は1840年代にアメリカで始まり、今日では一大ビジネスにまで成長している。





夜明けの詩(厚木市からの光景)

大地と空の息吹き







七沢森林公園 順礼峠のお地蔵さん

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天空の果実


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日本ユニセフ協会(子供たちに笑顔を)

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