夜明けは曇りでしたが、2015年5月21日夕刻の光景です。
2015年5月21日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿したものです。 根拠のない妄想体操にいれこむ私。 20数年前から夜明けの時間に一つの運動をしている。 それはフィギュアスケートのスピンのように、時計回りに21回くるくる回転するのだ。 実は、これは前の大戦で戦闘機パイロットを選抜するための重要な適性試験だった。 くるくる10回くらい回って直ぐに、真っ直ぐ歩くことが出来れば合格、できなければその時点で不合格となる。 勿論、私はその試験にに合格するためにくるくる回っているのではないし、 恒星のまわりを公転・自転する星の境地に立ちたいと願ったりもするが、全く掴めきれないでもいる。 ただ、思考が右や左に流されようとする時に、中心に戻してくれる働きを、この回転運動がもたらしてくれて いるのではと最近感じることがある。軸がしっかりしている人ほど、右や左の意見に耳を傾けることができる (私にその力があるかどうか甚だ疑問だが)。 別な言い方をすれば、大地に根をはっていなければ、浮遊病のように空中を漂い、何か強い力に拠り所を 求めざるを得ない。 ヒトラーは、ドイツ全体を覆っていたユダヤ人への反感と浮遊病を巧みに利用したに過ぎない。 私が好きな絵本の一つに「ねっこぼっこ」がある。 著者オルファースは20台半ばで修道院に入るが、第一次世界大戦のさなか34才で亡くなった。 大地の奥深くに視線を落とすことができた彼女の感性、その世界を一人ひとりが宿していたら、 彼女の死からもう直ぐ100年の現代は今と異なった世界だったのかも知れない。 |