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あらすじ
母に会いたいがために1500マイル(2400キロ)もの道のりを、90日間歩き続けた
少女たちの健気な姿を描いた感動のドラマ。当時のオーストラリア政府は先住民
族アボリジニの子どもたちを親から強制的に隔離し、白人社会に適応させようと
する政策を実施していた。そんなアボリジニの暗黒時代に実際にあった物語を
オーストラリア出身のフィリップ・ノイス監督が映画化。原作は、少女たちのひとり
であったモリーの娘ドリス・ピルキングトンが母の体験を綴ったノンフィクション小説。
1931年、西オーストラリアのジガロング。14歳のアボリジニの少女モリーは、8歳
になる妹のデイジー、従姉妹で10歳のグレーシーたちとここで楽しく平穏な毎日を
送っていた。ところがある日、アボリジニ保護局の人間がやって来て、時の政府の
政策に従って彼女たちを拘束、母親から引き離して施設に強制収容するのだった。
粗末な環境下で、白人社会へ適応するための厳しい教育が始まる。ある時、たま
りかねたモリーたちは厳重な監視をかいくぐり脱走する。そして、延々続くウサギ
よけフェンスの先にある母の待つ故郷へ向けて1500マイルの遥かなる旅路を歩き
始めるのだった…。
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