DVD「裸足の1500マイル」日本語版

裸足の1500マイル(2002)
RABBIT-PROOF FENCE

上映時間 94分
製作国 オーストラリア
公開情報 劇場公開(ギャガ・コミュニケーションズ)
初公開年月 2003/02/01







世界各地の先住民族の世界観、生命観は源泉は同じであっても、その泉に咲く花は驚くべき多くの色彩に

彩られている。日本ではアイヌと沖縄・奄美の生活様式が全く違うように、それぞれの土地の風土に影響を

受けながら多種多様な花を咲かせてきました。



私自身まだアボリジニに関するこれらの文献を読んでいませんが、「歌の道」という表現される彼らの神話や

世界観を学びたいです。



「裸足の1500マイル」という実話の映画があります。アボリジニの子供たちを家族から引き離し、寄宿生活の

中で徹底的に白人社会に同化させ、キリスト教化させられた子供たちは“盗まれた子供たち”と呼ばれ、その

自己存在基盤を喪失していきます。そのような背景の中で実話を基にして映画化されたのが「裸足の1500

マイル」です。



この映画を見てアメリカ・インディアンと全く同じ同化政策がオーストラリアでも行われていたという事実に、そ

して何よりも家族の元に帰りたいという一心で90日間もかけて1500マイルを歩き続けた少女の過酷な試練に

怒りがこみあげてきたのを思い出します。この映画に関して詳しくはこちらを見てくださればと思います。

(K.K)





この映画を紹介する映像


あらすじ

母に会いたいがために1500マイル(2400キロ)もの道のりを、90日間歩き続けた

少女たちの健気な姿を描いた感動のドラマ。当時のオーストラリア政府は先住民

族アボリジニの子どもたちを親から強制的に隔離し、白人社会に適応させようと

する政策を実施していた。そんなアボリジニの暗黒時代に実際にあった物語を

オーストラリア出身のフィリップ・ノイス監督が映画化。原作は、少女たちのひとり

であったモリーの娘ドリス・ピルキングトンが母の体験を綴ったノンフィクション小説。



 1931年、西オーストラリアのジガロング。14歳のアボリジニの少女モリーは、8歳

になる妹のデイジー、従姉妹で10歳のグレーシーたちとここで楽しく平穏な毎日を

送っていた。ところがある日、アボリジニ保護局の人間がやって来て、時の政府の

政策に従って彼女たちを拘束、母親から引き離して施設に強制収容するのだった。

粗末な環境下で、白人社会へ適応するための厳しい教育が始まる。ある時、たま

りかねたモリーたちは厳重な監視をかいくぐり脱走する。そして、延々続くウサギ

よけフェンスの先にある母の待つ故郷へ向けて1500マイルの遥かなる旅路を歩き

始めるのだった…。








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