Edward S. Curtis's North American Indian (American Memory, Library of Congress)
1996.12.15
ネイティブ・アメリカンの女として、私は問いかけたい。 私たちはこの星の未来に、 どのような責任を持っているのだろうか。 この星を分かち合うほかの命たちに、 どのような責任を持っているのだろうか。
「大地に抱かれて」 リンダホーガン著 浅見淳子訳 青山出版 より
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リンダ・ホーガン ( Linda Hogan )
アメリカ・インディアン、チカソー族の作家。フィクション「 Mean Spirit 」で オクラホマ・ブック賞受賞。1991年度ピューリッツァー賞の候補作ともなる。 詩集も数多く手がけており、「 Seeing throughthe Sun 」では、アメリカン ブック賞を受賞。現在、コロラド大学で教鞭をとる。・・・・・・・・・・
詩を朗読する、リンダ・ホーガン
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このような書き出しでこの詩的な本は始まる。人間が、この地球に住む あらゆる生きものに対して自分より下等な動物としてしか認めようとし ないことへの警鐘の書である。そして、人間もまた自然の一部であり、 大地に根を張って生きることの大切さを訴えている。現代の私たちは著 者が言うように大地と、そしてそこに生きる仲間との約束をすっかり忘れ てしまったのかもしれない。だから木を切るときも「ごめんね」という言葉 も出てこないのだろう。
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