聖アンナ教会 / イスラエル 【旅行提案サービスTAVITT】 より、以下引用。
聖アンナ教会
エルサレムの観光名所で、キリスト教徒にとって重要な巡礼地、ヴィア・ドロローサ(苦難の道)を歩くとライオン
門のすぐ横に聖アンナ教会があります。聖母マリア生誕の地として知られているこの地域で、聖アンナ教会は
マリアの母に捧げるために建てられました。初めて教会が建てられたのは5世紀頃のこと。現在の教会は12
世紀に十字軍によって再建されたものです。マリアの両親、ヨアヒムとアンナは教会敷地内の洞窟に住んで
いて、マリアもその洞窟内で生まれたとされています。また、イエス・キリストはこの場所で病気に悩んでいる人
を癒していたという逸話があります。教会の奥にはヘロデ王ゆかりのベテスダの池もあり、沐浴やイケニエの
羊を洗っていたと考えられています。
アンナ (マリアの母) - Wikipedia より、以下引用。
アンナ(Anna)は聖母マリアの母親。正教会・カトリック教会・聖公会では聖人として崇敬される。アンナと云う
名前は、ヘブライ語の名前 Hannah のギリシア語表記である。
新約外典「ヤコブによる原福音」による伝承では、アンナと夫のヨアキムには長く子供が無く、二人が老齢と
なってから初めて子供を授かることを天使から告げられた。これを受けてアンナは子供を神に捧げることを
約束した。アンナとヨアキムは、エルサレム神殿のお陰でマリアを授かったと信じており、やがて、3歳に達した
マリアをエルサレム神殿に奉献した。
ヨアキム - Wikipedia より、以下引用。
ヨアキム(Joachim)は、古い伝承によれば聖母マリアの父、妻はアンナ。ユダ族の出身で、ダビデ王の家系に
属する。聖人崇敬を行う全ての教派で聖人とされる。
ヨアキムはヘブライ語男性名エホヤキムがギリシア語化したもの。正教会・カトリック教会・聖公会で聖人。
尚、ルカ福音書3章に依拠して、ヨアキムではなく、エリをマリアの父と見做す説も存在する。こちらはプロテス
タントの一部等で支持されている。
新約聖書外典『原ヤコブ福音書』によれば、ヨアキムとアンナは信心深い夫婦であったが、二人には老齢に
なる迄子供が出来なかった。二人は毎年エルサレム神殿への参拝を欠かさなかったが、ある年、彼らの子供の
無いことを讒言された祭司が、子孫を残す神への義務を怠っているとし、別伝では子供が無いことを神の怒り
の顕れであるとして、ヨアキムの捧げ物を拒否した。ヨアキムとアンナは深く悲しみ、ヨアキムは荒野で40日の
断食をして痛悔し、子供を授かることを祈ると共に、授かった子供は必ず神に捧げることを誓った。すると天使
がヨアキムの下に現れて、彼の祈りが聴き届けられたことを告げ、結果、アンナは老齢であったにも関わらず
懐妊し、女児が生まれた。これがマリアである。マリアが三歳になると、二人は誓い通りマリアを神殿へ入らせ
神に仕えさせた。
この伝承は東方教会では早くから受け入れられ、マリアの誕生と神殿への奉献はそれぞれ祭典とされた。正
教会では、それぞれ生神女降誕祭・生神女進堂祭としてキリスト教の十二大祭の内の一つである。西方では
当初、上記の伝承は受け入れられなかったが、その後西方でもこれらの伝承に基づく祭りが行われるように
なった。また、『黄金伝説』にも、ヨアキムについての伝承が記録されており、後にトリエント公会議に於いて、
聖書外典に取材した伝承の描写が制限されるまでは、中世を通じて西ヨーロッパでも好んで描かれた。正教
会での称号は「神の祖父」。公祈祷とりわけ聖体礼儀の終結に於いて必ず記憶される聖人の一人であり、妻
アンナと共に「神の祖父母ヨアキムとアンナ」として記憶されている。またカトリックに於いても、聖人の連祷の
場では必ず言及される。
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