Edward S. Curtis's North American Indian (American Memory, Library of Congress)


アメリカ・インディアンの言葉









弓の神官(サヤタカ) ズニ



われらの太陽である父が

自らの聖なる場所に入り腰をおろされた

するとわれらの夜の父たちが

おのおのの聖なる場所に

姿をあらわしてお立ちになった

清められた夜が過ぎさり

今日という日をわれらは迎える

この新しき日を

われらの父たちが

夜明けの神官たちが

おのおのの聖なる場所に

姿をあらわしてお立ちになった

われらの子よ

今日はわれらの日

まさしくこの日

白いトウモロコシの聖体を

祈りのための供物を

われらの太陽である父に

われら祈りの聖餐として捧げん

願わくは汝が道をまっとうされ

父なる太陽の道にたどりつかれんことを

汝が道をまっとうされしとき

汝の想いのなか・・・・われら生のあらんことを

願わくは汝の想いを受けとめる存在が

われらであらんことを



そのためにまさに今日という日

われらが太陽よ

すべての良きものをことごとく汝の息吹とし

その息吹を求め

しかも取り柄もなきわが肉体の奥深くに

その息吹を吸いこみ

今われは汝の息吹をふやさんとす



誰にも彼の父たちの息吹を

蔑ませてはならない

だが汝の肉体の奥深くまで

彼らの息吹を吸いこめば

父なる太陽があらわれる道のむこうまで

汝の道もたどりつくやもしれず



握りしめた手と手が

互いをしかとつかまえて

汝はおのおのの道をたどり終えるやもしれぬ

この終わりにむけて

今われは汝の息吹をふやさんとす



まことにわれらが陽の光を楽しむかぎり

われら愛とともに互いに挨拶をするやもしれず

まことにわれらが陽の光を楽しむかぎり

われらは互いのために祈るやもしれず

冬を通して 夏を通して

月々の巡りのはじめから終わりまで

われは汝のために光をもとめて祈りきたり



今まさに今日という日

われは彼らの想いをまっとうし

われらの父の儀式を絶やさぬため

サヤタカ 弓の神官よ

彼に人の姿を与えたまえ


「最初の教え ネイティブ・アメリカンの知恵と祈りの言葉」スタン・パディラ 編・画

北山耕平 訳・構成 マーブルトロン より引用










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