File:A Game of Chess by Jules Jacquet after Ernest Meissonier.jpg - Wikimedia Commons
Ajeeb the Wonderful, a chess-playing “automaton”... ? Houghton Library
1515年〜1916年までに指されたチェスの名局集 Favorite Games from (1515-1916) Compiled by wanabe2000 棋譜を見るにはブラウザ「Internet Explorer」が必要で、 「Google Chrome」では出来ません。 またJAVA アプレットがインストールされていないと棋譜が表示されません。 Javaコントロール・パネルでのセキュリティ・レベルの設定 Great_1515_1916.pgn へのリンク (チェス棋譜再現ソフトをご用意ください) 1755年の試合 Giambattista Lolli vs Domenico Ercole Del Rio "Lolli Lolli Lolli Get Your Checkmates Here" (game of the day Feb-08-13) Modena 1755 ・ Four Knights Game: Italian Variation (C50) ・ 0-1 lolli_ercole_del_rio_1755.pgn へのリンク 1872年の試合 A F Ludvigsen vs Soren Anton Sorensen "Soren High" (game of the day Dec-20-13) Unknown 1872 ・ Latvian Gambit: Fraser Defense (C40) ・ 0-1 ludvigsen_sorensen_1872.pgn へのリンク 1880年の試合 W Ballard vs Louisa Matilda Fagan "The Eight Pawn Gambit" (game of the day Apr-01-13) Odds Game 1880 ・ Chess variants (000) ・ 1-0 fagan_ballard_1880.pgn へのリンク |
19世紀(1800-1900)に指されたチェスの名局集 (その一) 棋譜を見るにはブラウザ「Internet Explorer」が必要で、 「Google Chrome」では出来ません。 またJAVA アプレットがインストールされていないと棋譜が表示されません。 Javaコントロール・パネルでのセキュリティ・レベルの設定 19Century_Best1.pgn へのリンク (チェス棋譜再現ソフトをご用意ください) (その二) 棋譜を見るにはブラウザ「Internet Explorer」が必要で、 「Google Chrome」では出来ません。 またJAVA アプレットがインストールされていないと棋譜が表示されません。 Javaコントロール・パネルでのセキュリティ・レベルの設定 19Century_Best.pgn へのリンク (チェス棋譜再現ソフトをご用意ください) |
Ossip Bernstein vs Jacques Mieses Coburg (Meisterturnier) (1904) ・ Sicilian Defense: Four Knights. Exchange Variation (B45) ・ 1-0 「いちばん学べる名局集」アーヴィング・チェルネフ著 水野優訳では、この試合の詳しい 解説がされています。「いにしえの黒魔法・・・私の知るかぎりで、黒マスの神秘を解き明かし た最高の名局だ。本局では、白が黒マスの支配によって局面を制圧する。黒のポーンは 完全に抑圧され、駒損なしには動けない。その結果、ポーンの後ろにいるピースがほとんど 参戦できなくなる。一方、白のピースは制約もなく、盤上を自由に動き回れる。白はとても 面白い方法で優位を生かす。キング自らが、終盤戦で驚くべきパワーを発揮するのだ。」 ・・・本書より抜粋引用 mieses_bernstein_1904.pgn へのリンク |
Amos Burn vs Eugene Aleksandrovich Znosko-Borovsky Ostend it 1906 ・ Tarrasch Defense: Two Knights Variation (D32) ・ 0-1 「いちばん学べる名局集」アーヴィング・チェルネフ著 水野優訳では、この試合の詳しい 解説がされています。「孤立ポーンの旅・・・孤立ポーンは弱々しく見えるし、たいてい弱い。 タルタコーワは『孤立ポーンがあると、盤上が一面陰気になる』と言ったものだ。これは、 彼が生まれるずっと前にフィリドールが以下のように述べたことを確認したにすぎない。 『仲間と離れた孤立ポーンは、めったに昇格できない』 しかし、孤立ポーンが(特にパス ポーンになると)脅威となりうることが、魅惑的な本局のテーマだ。多くのピースが消え去れ ば、パスポーンの威力が増し、一マス進むごとに脅威となっていく。相手の全戦力が、その 前進を止めることに縛られかねない。本局でのズノスコ=ボロフスキーの卓越した孤立 ポーンの扱い方に触発されたラスカーが、称賛の言葉を残している。『シンプルで美しい 最高級の名局だ』」・・・本書より抜粋引用 burn_znosko-borovsky_1906.pgn へのリンク |
「チェス戦略大全1 駒の活用法」ルディック・パッハマン著 小笠誠一訳 より以下抜粋引用 現代チェスの発展 15〜16世紀の間に現代チェスが発展を遂げたのはただの偶然ではない。その百年の間に中世 の眠りから目を覚ました人類の知性は、ルネサンス芸術に匹敵するような創造的な試合を欲求 したのである。それは真剣に取り組め、なおかつ楽しめるものでなければならない。それに留ま らず、かつてその最大の可能性が認識されることなく何数世紀も眠り放しにされていた。新たに 発見された人間の知性を使って最大限の集中力を必要とするものでなければならなかった。こ のようにして人類が目を向けたのが千年もの歴史を誇るチェスであった。 現代チェスは15世紀末から17世紀末にかけて、イタリアとスペインを中心に始まったと言われる。 15世紀末にはスペインのルセナが、また少し送れてイタリアのポルトガル人ダミアノが新しいルー ルによるチェス書籍をすでに発行していた。そのなかで中世の試合にはなかったクイーンとビシ ョップの新しい動きが紹介されている。クイーンは盤上最も弱いピースから最も強いピースに変わ り、ビショップの行動範囲が劇的に拡大された。これらの変化によってチェスは生まれ変わった。 スペインのマスター、ルイ・ロペスはイタリアの一流プレーヤーたちとの対決に挑み、当初は勝利 を得たもののイタリア派の名声が高まるにつれて、彼は目立たぬ存在へと追いやられた。そして 1574年にはレオナルド・ディ・カラブリアとのマッチに敗れた。 チェザーレ・ボレリオは個々の序盤の系統的な分析を始め、この研究は17世紀にサルビオと グレコを中心に受け継がれた。これらの新たなルールは徐々に定着し、15世紀の中葉にかけて 現在と同形のキャスリング導入後に、今日知られている最終的なものとなった。 同時にチェス理論も発展し始めた。この時代の優れたマスターは、様々な定跡に関する文献を 著し、試合の解説書を出版し、そして初期のチェス基本原則を発表したりした。よって我々はこの 時代をチェス戦略の夜明けと見なすことができる。 それまでのチェスの試合は動きが制限されていたため、活気のないつまらない試合であった。 同じ力量の持ち主が対戦すると、メイトで終わることはごくまれであった。優勢な終盤にもっていく ためには、プレーヤーは駒得を目指す必要があった。新ルールでは、ピースの機動性によって 鋭い攻撃がかけられるようになり、新たな可能性が次々に生み出された。 その結果、単純かつ効果的に素早くピースを展開させて、相手のキングを攻撃することがこの 時代の特徴になった。これらの攻撃が成功したのも、一つには正しい防御の原則が知られてい なかったからである。プレーヤーたちは最も初歩的な防御の技術しか用いなかった。それはただ 直接的な攻撃をかわしたり、戦闘の最中、相手がたまたま無防備にしていたピースを取ったりす るだけのことであった。ルイ・ロペスは、序盤においてポーンを c3 に進める手を好んだことでわ かるように、センターの重要性を知っていた。しかし、それは敵のピースを追い払ったり、自分の ピースを攻撃に展開させたりする手段に過ぎなかったのである。 |
File:Luca di leida, partita a scacchi, 1518 ca. 01.JPG - Wikimedia Commons
File:Bargue The Chess Game.jpg - Wikimedia Commons
"The Chess Game" by Margaret Dovaston (1884-1955) | Chess Painting | Pinterest | チェス と 油絵