「The LIfe and Games of MIKHAIL TAL」

Mikhail Tal著






タリの自選記で名著だが、最初に驚かされたのは最初の棋譜(タリが12歳の時)の天性さを感じると共に、

「ボビー・フィッシャーを探して」という名画の一場面に登場してくる対戦相手がジルバー(当時15歳)だった

ことだ。ジルバーについては上の映画を参照して欲しいが、本書は1949年(タリが12歳)〜1974年までに指した

約100局が詳しく解説されている。特にタリが王者ボトビニクに挑戦した1960年の世界選手権の第1局(9ページ)、

第6局(14ページ)の解説など本書への熱い情熱を感じてならない。

(K.K)



チェス盤の魔術師 ミハイル・タリ(世界チャンピオン)を参照されたし。

 


下の試合は、タリ(12歳)とイズラエル・ジルバー(15歳)の時のものだが、タリ自身が書いた本書の

最初の自選記に彼との試合が詳しく解説されている。尚、イズラエル・ジルバーは1933年生まれで1958年

にラトビアのチャンピオンになるが、その後アメリカに移住、1980年代はホームレスとして生活し、ワシントン

スクエアでは一番の実力あるプレーヤーでした。その後の消息は不明です。

アメリカ映画協会(en:American Film Institute; AFI)が2006年、アメリカ映画100年を特集した「感動の映画

ベスト100」の中に「ボビー・フィッシャーを探して」が選出されましたが、ジルバー(本人ではありません)が

出る場面があります。また、この映画の元となった「ボビー・フィッシャーを探して」 フレッド・ウェイツキン著

 若島正・訳 みすず書房にも彼のことが書かれています。


Mikhail Tal vs Josif Israel Zilber
Riga (1949) ・ French Defense: Tarrasch Variation. Chistyakov Defense (C07) ・ 1-0




tal_i_zilber_1949.pgn へのリンク





本書に収録されているタリの棋譜

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