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Ed's ever-growing Chess Page!
Robert Byrne vs. Robert Fischer
Final round of the 1958-59 United States Championship



ロバート・バーン(1928年生まれ、大学の哲学の教授だが、チェスの実力でも

世界的な強豪だった。1973年のレニングラードにおけるインターゾーナルの

大会では1位のカルポフ、コルチノイに次ぐ2位(僅か1ポイント差)で、元チャ

ンピオンのタリやラーセン、タイマノフ、ヒューブナー、グリゴリッチ、トーレな

どを上回った。




ロバート・バーン(Robert Byrne) 対 ボビー・フィッシャー(Bobby Fischer)

USA Championship 1963-1964

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以下、「チェス思考に学べ! チェスの十五大原則に学ぶビジネスと人生の戦略」

ブルース パンドルフィーニ著 より引用




ニューヨークのヘンリー・ハドソン・ホテルで行なわれた全米チェス選手権は、アメリカで最強のプレーヤーを

決める大会でした。その3回戦、ボビー・フィッシャー(1943年〜)が自信にとっても決して忘れられないゲームを、

ニューヨーク・タイムズ紙のチェスコラムニストであるロバート・バーンを相手に始めようとしていました。



私はトーナメントの期間中、1963年の12月から1964年の1月まで、会場で、ウォール・ボーイとして働き、観客が

ゲーム展開を追えるよう、壁に取り付けた大きなチェス盤上で駒を動かしていました。その日、幸運の女神が私

に微笑みました。私はフィッシャーとバーンの息をのむようなゲーム展開をとても近くで、じっくり味わうことがで

きたのです。



フィッシャーは、12手めでセンターに駒を進め、駒のトレードを誘いました。プレーヤーが行なうトレードは、同じ

価値、もしくは似たような価値の駒同士で行なわれます。好ましいトレードとは、通常、これ見よがしであれ、地

味であれ、アドバンテージに結びつくものです。プレーヤーは問題を解決するためにトレードを行なうのです。

また、時間をかせいだり、スペースや駒の機動力やキングの安全さを確保するために、もしくは、その他にも

戦局を好転させるためにも行ないます。



フィッシャーが誘ったトレードを多少まずい手のように思った人もいたでしょう。フィッシャーは、攻撃の体制を整

えましたが、同時に敵の攻撃のターゲットとなるような危険なポーンを抱えてしまいました。さらに15手めにフィッ

シャーは、「死の谷」へと踏み込んでいきます。ポーンの代わりにナイトを犠牲にしたのです。今度は駒を犠牲に

し、フィッシャーはもう一度攻撃に備えました。チェスの基本原則を守らず、確かな理由もなしにサクリファイスし

たかのように見えました。



しかし、フィッシャーはまたしてもチェスの原則を無視するつもりだったようです。わずか3手後、バーンのルーク

を取って駒やポーンの数を増やせたのに、フィッシャーはルークではなく、なぜか、ビショップを取ったのです。こ

れは、敵の裏をかくすばらしい戦略だったのでしょうか? それとも言語道断の手だったのでしょうか?



部屋中に漂う、はっとしたような雰囲気が後者と物語っていました。結局ルークはビショップよりもポーンふたつ

分の価値があるのだから、ポーンと引き換えにナイトを犠牲にして失った戦力を奪回するために、フィッシャーは

ビショップではなく、ルークを取るべきだったのです。私たちの多くが、次はどんなふうに原則を無視するのだろう

と考えました。



こうした不可解な動きのあと、フィッシャーは持ち駒だけを見ると、明らかにポーンふたつ分、劣っていました。

フィッシャーは、自分が取ったビショップが前に守っていたマスへとクイーンを進めましたが、何をやっても駒の

不足を補えるほどの有効な手があるとは思えません。フィッシャーが苦戦している。それを疑う者はほとんど誰

もいませんでした。



黒・フィッシャー

白・バーン



これは後日談ですが、近くの部屋である議論が行なわれていたと知りました。そこは、ゲームの進行を妨げずに、

マスターと呼ばれる強豪プレーヤーとうるさ方の見物人がゲームを分析できる場でした。二人のグランドマスター

が、フィッシャーは万事休すだと断言しました。駒も戦術も捨ててしまったのですから、敗北は決定的だと。そして

おそらくバーンが次の一手を指した後で、フィッシャーはリザイン(チェック・メイトの前に負けを宣言すること)する

だろう、と。



ちょうどそのときでした。二人に会場から知らせが届いたのです。フィッシャーはリザインできませんでした。なんと

バーンがリザインしてしまったのです。



じっくり戦局を分析したバーンは、フィッシャーの戦術に気づき、引こうとしましたが、打つ手がありませんでした。

フィッシャーの壊滅的な侵略はすでに始まっていたのです。バーンはそれに気づくことも、またそれを阻むことも

できませんでした。何が起きたのかわからなかった、と後にバーンはいっています。バーンの駒は、非常に良い

位置にあったのに、フィッシャーの猛攻に対してなすすべもなかったのです。



フィッシャーの勝利は、最高の賞賛と驚きをもって、世界中に報道されました。私の故郷ブルックリン出身の神童

は、最後の8試合を連勝し、全米チェス選手権を制しました。連勝してチャンピオンになったプレーヤーは後にも

先にもフィッシャーただ一人です。



 







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