ファティマの聖母マリア
1970年前後に作られたファティマのスライド写真 「Brunner & C.-COMO Printed in Italy」 50年近く経った現在、スライド写真は全て赤く変色しております。 私自身が色の修正をしたものと、スキャナーから読み込んだ 原版の両方を掲載します。 |
御出現の礼拝堂
「奇蹟の聖地 ファチマ」矢代静一・文 菅井日人・写真 より以下、抜粋引用。 守護の天使がやってきたのは、やがて尊いお方がお越しになるということを、前もって知らせるためでした。 小さな羊飼いたちに心の準備をしておくよう、神様がとりはからったのです。そしてその通りになりました。この 物語のはじめに記したように、小さな羊飼いたちは、やがて美しい女性とお会いすることができるのです。 それは1917年5月13日のことで、場所はコーワ・ダ・イリア。つまり、土地の人が『聖女イリアの窪地』と呼んで いる牧場でした。美しい女性を目のあたり見たとき、ルチアは、「あ、聖母マリア様!」と心の中で叫びました が、あわてて打ち消しました。「そんな・・・恐れ多い、私は幻を見ているのだわ」 美しい女性は、18歳ぐらいに見え、太陽の光の中で輝くばかりの美しさでした。そのお顔、そのお姿は、これま で見た聖母マリア様や聖女たちの御絵とはくらべものにならないくらいの気高さなので、感動したルチアは思い きって声をかけます。 「あなたは、どちらからいらしたのですか」 「天国からまいりました」 《やっぱり・・・まさか・・・》。ルチアの小さな顔は喜びと疑いで、くらくらしてきました。気を取り直して、もう一度 尋ねます。 「どうして、こんなところに」 「あなた方が、毎月、13日のこの時間に、ここへ来て下さるようお願いしにまいりました。10月になったら、私が なにものかお教えしましょう。そして、私が何を望んでいるかも」 《私のような貧しい子供に、こんなに丁寧な言葉をかけて下さるなんて・・・やっぱり・・・まさか・・・》 「あなた方は天国に行けるでしょう」 美しい女性は組んでいた両手をお開きになりました。すると、神秘的な光が、小さな羊飼いたちの上に溢れん ばかりに射し込んでくるのでした。 |
Senza Pagare: Missa Antiga na Capelinha das Aparicoes em Fatima
Capelinha das Aparicoes - Wikiwand