Das Talent des Genesis Potini Film (2014) ・ Trailer ・ Kritik ・ KINO.de








「ダークホース」The Dark Horse /ニュージーランド


2014年のニュージーランドの映画では最優秀作品、最優秀監督、最優秀脚本、最優秀男優、最優秀助演男優を受賞した

実話の物語です。



2014年/ニュージーランド/124分
監督:ジェームス・ネイピア・ロバートソン
キャスト ジェネシス クリス・カーチス
プロデューサー: トム・ハーン



以下、『ダークホース』 上映後のQ&A  | ニュース | アジアフォーカス・福岡国際映画祭 より抜粋引用。



実在のマオリ族の主人公が不遇な子どもたちにチェスを通して希望を与える物語



チェスの天才でダークホースと呼ばれたジェネシス・ポーティニは精神を病んで入院していました。兄が身柄を引き取り

病院から出たものの、兄の家はギャングの巣窟。兄の息子のマナも組織に入ってしか生きられない最下層の環境を

受け入れていました。



ジェネシスは同じ最下層に生きる境遇の子どもたちのチェスクラブで指導し、無謀にも6週間後のオークランドで開催さ

れる全国大会に出ることを目標に掲げます。そして自らの病と闘いながら、さまざまな苦難を乗り越えてチームを優勝

に導いていくのです。


 



Genesis Potini ? Kia ora tautini tonu te kingi! | ChessBase



Genesis Potiniはマオリ族の人であり、彼はスピード・チェス(持ち時間わずか1分)のチェスプレーヤーと

しての技術で知られていましたが、双極性障害(気分が高まったり落ち込んだり、躁状態とうつ状態を繰り

返す脳の病気)のため、定期的に入退院を繰り返すことになります。彼は非常に知的で、様々な学問に

関心を示し、3つの言語(マオリ後、英語、中国語)に堪能でした。



彼と友人の2人はチェスを通して、恵まれない家庭の子供たちに活動を始め、チェスクラブ(The Eastern

Knights)を結成しましたが、その中で、ADHD、失読症、問題のある子どもたちがチェスというゲームに興味

を持っていることに気づき、チェスという遊びを通して彼らを支援しました。彼が子供たちのチェスの先生と

なって、わずか6週間後にはオークランドで開催される全国大会で優勝を遂げました。



また、Ng?tiPorou というニュージーランド北部に位置する伝統的なマオリ族のための支援を

してきました。これらの活動は10年に及びましたが2011年、47歳の若さで亡くなります。





Genesis Potini ? Kia ora tautini tonu te kingi! | ChessBase
チェスクラブ(The Eastern Knights)の現在の様子。





実際の主人公 Genesis Potini(1963年〜2011年、47歳の若さで逝去)の、
唯一残されているチェス棋譜


David J Evans vs Genesis Potini
Auckland Open (1996) ・ Spanish Game: Cozio Defense. General (C60) ・ 1-0

Alekhine-Euwe 1935: powerful images | Chess News



evans_potini_1996.pgn へのリンク











How The Dark Horse's Cliff Curtis Went From Villains to Jesus to Chess King | L.A. Weekly


Interview: James Napier Robertson on the Chess Drama "The Dark Horse" - Movie Mom




2012年2月16日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。



プレアデス星団の一つ、メローペの周りに広がるメローペ星雲(写真はNASAから引用)



双眼鏡で夜空を見て良かったと思える天体の一つが、プレアデス星団(すばる)ですが、7人姉妹

の青白い星に照らされて周りのガス雲がこのように青く輝いています。裸眼では写真のようにはっ

きりとわからないのですが、写真撮影ですとこのような美しい姿を見せてくれます。



画像中央やや上に一番明るく輝いている星が7人姉妹の一人メローペで、地球からの距離は440

光年、太陽の4倍の大きさがあります。私たちの太陽は約46億歳ですが、プレアデスの7人姉妹

の星たちは6000万歳から1億歳未満の若い青色巨星や青色準巨星で構成されています。



インディアンの中にはこの星団から来たという人がいます。その真偽は私にはわかりませんが、

地球の歴史から考えて、星の誕生から6000万から1億年までに高度な知的生命が誕生したとは

考えにくく、プレアデス星団が出来る前の話ではないかと思います。恐らくプレアデス星団を創っ

たであろう超新星爆発か何か、それ以前の時代での出来事かも知れません。



このプレアデス星団は世界各地でいろいろな呼名があります。その一つにニュージーランドの

マオリ族は、マタリキ(「小さな目」)と呼んでいました。マオリ族はプレアデス星団が見えるように

なる時期を新年の基準としており、新年という意味もあるそうです。マオリ族の民族舞踊である

ハカは、ラグビーのオールブラックスが試合前にこのハカを踊ることで有名です。



このマオリ族を舞台にした映画「クジラの島の少女」は小説を映画化したものですが、私の大好

きな映画の一つです。必死に伝統を次世代に引き継ごうとする長老の意に反して、若者の心は

既に伝統から離れてしまっている。その現実に苦しむ長老、そしてその孫の少女が繰り広げる

民族再生の物語で、少女が浜に打ち上げられたクジラを救出する場面が印象的でした。



(K.K)



 







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