レーティ Richard Reti(1880-1929) ウィーンに数学を勉強するために来ましたが、1910年から20年にかけて 世界のトップクラスの選手でした。ニムゾヴィッチと共に「超モダニズム」 提唱者として知られています。8年間敗北を知らなかったカパブランカを 倒したことでも有名です。兄のルドルフ・レティは、有名なピアニストであ り、ドイツ人の画家のエリアス・マリア・レティの曾祖父にあたります。 チェス文献「Masters of the Chessboard」Richard Reti 著 に戻る。 |
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以下、「決定力を鍛える チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣」 ガルリ・カスパロフ著 近藤隆文訳 NHK出版 より引用 リハルド・レーティは、タルタコワによると「ウィーンを代表する人物だが、ウィーンではなく、旧ハンガリーに生まれ ながらハンガリー語を知らない」。レーティもまた、第一次世界大戦後の東欧地図の塗り替えを待たずに生まれたた め、出自を定めにくい棋士のひとりである。彼はハイパーモダンの理念を発展させて自身のプレーに組み込み、この 運動の動向を著作に記録した。チェスの終盤問題とパズルの作家としても名高く、作品のいくつかはこのゲームの 伝承のなかでもっとも有名な部類に属する。タルタコワと同じく、トーナメントの戦績は世界チャンピオンの域には なかったが、ホセ・ラウル・カパブランカの8年にわたる連続不敗記録を1924年に止めたことで不滅の名声を獲得した。 「レーティは才気にあふれたタイプの芸術家であり、対戦相手よりもむしろ自分自身と、自身の理想と疑念と 戦うのだ」・・・タルタコワ |
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