未来をまもる子どもたちへ



この画像はいて座のスタークラウドで、銀河の中心方向にある恒星が密集

している領域を写したものなんだ。青い星や赤い星など様々な色の星が群

れをなしていて、宝石をちりばめたような何と美しい眺めなんだろう。ため息

でるほどうっとりとしてしまうね。星の色は表面の温度を表しており、これから

星の質量や年齢が推測できるんだ。銀河中心部の恒星進化の様子は、私

たちの銀河系がどのように発展してきたかの手がかりとなるんだよ。また、

このような観測を通して宇宙全体の銀河の数はこれまで考えられていたよ

り五倍の500億個くらいあると言われるようになったんだ。




画面の中央が射手座で私たちの銀河系の中心があるところ

なんだ。右側の方にはさそり座が見えているね。


この私たちが住む銀河系というのは半径約5万光年の広がりを持つもの

なんだよ。銀河系の中心から太陽系までの距離は約2万8000年光年だ。

そして太陽系、もちろん地球もこの銀河系の中心を一秒間に270kmという

ものすごいスピードで回っているんだ。何かじっと動かない地球に感じるけ

れど、いまこの時もこんなすごいスピードで回っているんだね。この太陽系

は2億年もかかって銀河系を回るんだ。だから太陽系が出来て50億年だ

から、太陽系が産まれてからまだ25回しか回っていないことになる。こんな

ことを想像すると銀河系の巨大さは想像もつかないね。ところで、この射手

座には銀河系の中心があると言ったけど、実はここに太陽の質量の200

万倍のブラックホールが存在しているんだよ。正確な場所は「射手座A」と

呼ばれる電波源の近くにある3つの星の位置変化を4年間かけて観察した

結果わかったことなんだ。これらの3つの星はブラックホールの周囲を周回

しており、それらの速度の変化を精密に求めた結果から求められたんだ。

そして特定された位置は「いて座A」のすぐ近くで、これまで考えられていた

ブラックホールの位置と完全に一致し、改めてそれが証明されたんだよ。


ハッブル史プロジェクト・ホームページ
http://heritage.stsci.edu/

ニュース・リリース(英文)
http://oposite.stsci.edu/pubinfo/pr/1998/28/index.html


天空の果実 に戻る




双眼鏡で見る春の星空 双眼鏡で見る夏の星空

双眼鏡で見る秋の星空 双眼鏡で見る冬の星空

天体観測に適した小・中口径の双眼鏡

天体観測に適した大口径の双眼鏡

(映し出されるまで時間がかかる場合があります)

いい双眼鏡とはどんなもの

雑記帳(魅せられたもの)

神を待ちのぞむ

天空の果実

「天空の果実」に戻る