Super Star Clusters in the Antennae Galaxies
この画像は衝突銀河として有名な「アンテナ銀河」(NGC 4038-4039)の画像だ。 2つの渦巻銀河が衝突してから数億年ほど経過したもので、2つの銀河の中心部 は融合しつつある。からす座の方向6200万光年の距離にあり、衝突銀河としては もっとも近いものの一つだ。画面中央にオレンジ色に見えているのは、2つの銀河 の中心核で、ピンク色に輝くのが、銀河の衝突によって爆発的に誕生した若い星 の集まりなんだ。茶色い筋はちりの集まりだよ。下の画像も「アンテナ銀河」の姿だ けど、これは2010年8月6日にNASAの赤外線天文衛星スピッツァーとX線観測衛星 チャンドラ、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の3つの天文衛星のデータを重ね合わせた 最新画像だよ。青の擬似カラーで示されているのは、超新星爆発で放出されたX線 を放射する高温の星間ガスで新しい星の材料となるんだ。赤の擬似カラーは、生ま れたばかりの星の放射によって暖められたちりの雲の姿だよ。このアンテナ銀河に は太陽質量の百倍ほどの質量をもつブラックホールも存在していると考えられてい るんだ。
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APOD: 2010 May 7 - The Antennae
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