APOD: 2010 August 20 - NGC 1365: Majestic Island Universe
ろ座銀河団に属する銀河のひとつNGC 1365は、地球から6000万光年離れたところに位置しており、
棒渦巻銀河の典型として知られているんだ。このNGC 1365は巨大な腕を含めると、20万光年もの範囲
に広がっており、一番外側の領域は3億5000万年かけて銀河の中心核の回っているんだよ。腕の輪郭
付近には、多くの若い星団があり、その一つ一つは1000万歳未満の若くて明るい星が数百から数千個
集まっている。でも、棒状構造の中では既に星の形成が終わっており、そこにあるのは殆ど年老いた星
なんだけど、この棒状構造を通じて銀河の中心へガスや塵が流れ込んでいるんだ。その流れ込む先に
は超巨大なブラックホールがあると言われているんだけど、その姿は銀河の中心付近にひしめく無数の
星の中に隠れてしまっている。渦巻銀河の3分の2が棒状構造を持っていることがわかっているけど、私
たちの天の川銀河も、NGC 1365と同じように棒渦巻銀河の可能性があるのかも知れない。
下の画像は2012年10月27日、この銀河で起こった超新星爆発を撮ったものです。
APOD: 2012 November 24 - NGC 1365: Majestic Spiral with Supernova
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