APOD: 2007 February 15 - Planetary Nebula NGC 2440
惑星状星雲NGC 2440は、おおいぬ座の方向にあり、地球から4000光年離れた
位置にあるんだ。実はこの星雲の中心にある白色矮星の温度は約20万度もあり、
最も高温な白色矮星のひとつなんだ。惑星状星雲は、太陽のような恒星が一生の
最後に膨張し、赤色巨星となった際に放出された恒星表面のガスのことだったよね。
そして赤色巨星から白色矮星へと変わった恒星から紫外線が放出され、それを浴
びたガスが電離しこのような美しい色で輝く。この惑星状星雲NGC 2440が蝶ネクタイ
のように見えるのは、赤色巨星のガスが異なる方向に流れたためなんだ。普通の
惑星状星雲はガスが均等に放出されるため円状に見えるけど、この星雲は違うんだ。
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