APOD: 2008 March 4 - NGC 6334: The Cats Paw Nebula
「出目金星雲」、英語では「Cat's Paw Nebula(猫の手星雲)」と呼ばれている。
この直径50光年の星雲はさそり座の方向約5500光年の距離に位置しており、
イギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルが1837年に最初に記録したものな
んだ。何故星雲が赤いのだろう。それは青や緑色の光は星雲と地球の間にある
物質によって散乱されたり吸収されてしまうからなんだ。この赤い光はこの星雲
にある水素ガスが高温の若い星からの放射で輝いており、天の川銀河の中で
もっとも星形成が活発な領域のひとつなんだ。年齢が数百万歳と非常に若く質量
が太陽の10倍ほどの青く輝く星が数万個存在すると考えられており、この赤い
星雲の奥深いところに隠れているんだよ。
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