「月に映すあなたの一日」
ネイティブ・アメリカンの364のことわざが示す今日を生きる指針
北山耕平 訳と編纂 中央公論新社 より引用
北山耕平さんのホームページ「Native Heart」
地球に生きる決意をかためている人に捧げる本(本書より引用)
アメリカ・インディアンの世界に触れたのは、そこに膨大な言葉による文化的な 遺産が残されていることに驚愕する。あらゆるものに命が宿っているとするアニミ ズムは、文書という形で成文化されることなく、口から耳に伝えられる言葉によっ て長く伝えられてきた。こうした「地球に長く生き残るための知恵を持つ文化」は 世界中どこでも神話と伝承とことわざをきわめて大切にあつかう。ネイティブ・アメ リカンの世界も例外ではない。わたしは彼らが神話や伝承を語り継ぐことによっ てその自然を志向する精神性をいかに残してきたかを学ぶかたわら、各部族が 生き方や価値観をことわざとして伝えてきているものを収集し続けてきた。そうや って集めたそれぞれの部族の宝物をひとつひとつ日本語に置き換える作業を進 めながら、これらの言葉たちをネイティブ・アメリカンの文化や生き方に関心を抱 き、自分の内側にある「インディアン的なもの」を大切に育てていきたいと感じて いる日本列島に暮らし、日本語を使っている人たち、日本人である前にひとりの 地球に生きる人間としての自分を大切にしたいと考えている人たちと分けあいた いと考えた。もとより、彼らのことわざというのは、いちどにいくつも頭のなかに大 急ぎで押し込むものではなく、そのひとつひとつが「教え」であり、レッスンである わけだから、彼らがこうしたことわざによって守ろうとしてきた価値観や自然観や 哲学を一日ひとつずつ学べるようにしたいものだとの思いから、黙想の道具とす るべく日めくりとして編集した。日めくりとは言っても、これは自然とともに地球に 生きる人たちのためのものだから、当然ながら人間は女性だけでなく、男性も 月の影響を大きく受けているとして、新月から次の新月までの「二八日の夜の 周期」からなる月のサイクルに基づいて、一年を十三ヶ月として構成してある。
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2012年5月24日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。 |
2012年5月21日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。 |
2012年5月27日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。 (大きな画像) 題・・・「お父さん、宇宙が、金環日食が、ここにもあるよ」・・・自宅近く (K.K) |
2012年6月4日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。 (大きな画像) 2004年の金星の太陽面通過、太陽の右側に金星が写っています。(写真はNASAより引用) 今日の部分月食は厚い雲に覆われ見ることが出来ませんでした。 でもお陰で近くに天体観望できる開けたところを新たに開拓することが出来たので感謝です。 ところで、明後日の金星の太陽面通過ですが、上の写真は2004年6月8日の時のものです。 じゃあ明後日見逃しても数年後に見れるんだ、と思われたら大きな間違いで、次は105年先に なってしまいます。 105年先というと、現在の赤ちゃんでも見るのは殆ど出来ず、その赤ちゃんの赤ちゃんが長生 きしてようやく見ることができるのだと思います。 私たちが明後日見る金星の太陽面通過、そして次に目にするであろう世代を想像するとき、 インディアンの言葉を思い出します。 ☆☆☆☆ 「私たちの生き方では、政治の決め事は、いつも七世代先の人々のことを念頭におきなが ら行われる。 これからやってくる人々、まだ生まれていない世代の人々が、私たちよりも悪い世界で暮ら したりすることのないように、できればもっと良い世界に生まれてこられるように心を配るの が、私たちの仕事なのだ。 私たちが母なる大地の上を歩くときに、いつも慎重に一歩一歩進むのは、これから生まれ てくる世代の人々が、地面の下から私たちのことを見上げているからだ。 私たちはそのことを、片時たりとも忘れない」 オレン・ライオンズ(オノンダーガ族) 「ネイティブ・アメリカン 叡智の守りびと」築地書館より ☆☆☆☆ (K.K) |