Edward S. Curtis's North American Indian (American Memory, Library of Congress)


アメリカ・インディアンの言葉








ホピの女性陶芸作家、デキストラ(デクストラ)・クォツキバの言葉


上の写真は「インディアンの贈り物 ネイティブ・アメリカンのクラフト図鑑」より引用


 
 


子どものころ、昇ってくる太陽を拝むことが、その人の一日を光で満たして 

くれるのだと教えられた。”起きなさい。日の出を見ることが、今日あなた

がする最初のこと。起きたとき雨が降っている、太陽が少ししか出ていな

いこともある。たとえそうであっても起きなさい”。いまになって、親たちが

どうしてこの習慣を教えたのか理解できる。それは朝起きたとき、人は感

謝の気持ちで満たされていなければならないということ。そして、今日一日

に備えるということ。私が子どものころは、村の人々の全員が日の出前に

起きていた。小さな子供たちも、ほとんど強制的にそれをさせられた。でも、

いまでは、こうしたすべての良き習慣が絶えてしまった。もう子供たちは、

親の言うことをきかない。若い世代は別の見方、考え方をしているのよ。

彼らは、私たちの生き方を”オールド・ファッション”と呼ぶ。いまでは、親

である私たちを、子どもがコントロールするようになってしまった。娘や息

子が何時に起きているのかはよくわからない。いまは離れて住んでいる

のでね。さあ・・・たぶん一時か二時、そんなところではないかしら。彼ら

を変えようとしても、話してきかせたようとしても駄目なのよ。彼らはまる

で違う。何から何まで。ええ、母がしてくれたように、私も子供たちに話し

ました。古くからの考え方や習慣をね。でも、違うんですよ。人生が。彼ら

はほかの子供たちのようになりたいんです。白人の文化が子供たちに

与える影響は強大です。それは、概して子供たちを悪くさせている。もち

ろん、そのなかには、いいところもたくさんある。でも、影響力が、あまり

にも強い。白人の生き方とホピの生き方との多くの違い・・・その落差

が、私たちの子供たちとのギャップとなって現れてきている。状況を見

守りながら、ゆっくりと時間をかけて、子供たちを助けていくことができ

たら。でも、その方法はない。逃げ道はない。外部からの影響が強す

ぎます。


考えてみれば、昔は伝統的な生活をしていました。私の伯父は”スト

ーリー・テラー”だった。ストーリー・テラーとは、私たちに規律を教え鍛

える人。ひとりひとりにアドバイスを与えてくれる人。日の出前に起き

ることの意味を教えてくれたのも、この伯父でした。子供たちはいつ

も伯父のまわりに集まっていろんな話をせがんだわ。それはたいて

い食事がすんだ後の時間・・・。いま、子供たちが”オールド・ファッ

ション”と呼ぶことのなかには、たくさんの大事な価値が秘められて

いる。両親が、かつて語ってくれた言葉の数々。”あなたがここに

いるのは、目的があるからなのよ”と、母は口癖のように言ってい

た。”いま、世界に耳を傾ければ、あなたがいるこの場所に耳を傾

ければ、それがわかる。たくさんのものが見えてくる。あなたはもう

たくさんのことを知っているのよ”。母は、死んでしまったいまも、

時間を超えて私の”標識”であり続けています。ええ、こうしている

いまも、彼女の残したたくさんの言葉がきこえる。私のまわりに感

じるんです。母がいるのを。母は、”日没の心得”についても教え

てくれた。”今日という日は、最後になるかもしれない。だから一日

をせいいっぱい生きること。そして、太陽が沈むときは、人に優しく

できるよう。腹を立てないよう。乱暴にならないよう”。私たちは、

こういったことを信じているし、引き継いでもいる。でも、いまでは

何もかもすっかり変ってしまった。若い子たちは、もう年寄りを敬お

うとしない。こうしたことの一部始終は、予言のなかで昔から言わ

れていたこと。子供たちが親にひどい扱いをし、敬わず・・・。それ

が、いま、ここで起こっている。私たちがいま体験していることは、

世界のあちこちで起こっていることのなかでも、最も苦しく難しい

ことだと思います。私たちは、伝統的な生き方を守る最後の世代。

・・・そう。伝統がまさに死のうとしている、その終わりの世代・・・



「スピリットの器」徳井いつこ著 地湧社 より引用







巡礼というのかしら、ホピではいまでも定期的に遺跡を訪ねて捧げものをしているでしょう。

「そう。自分自身をきれいに拭うために。そして“思いだす”ために。記憶を新たにするために。

われわれがどこから来たか? 誰であるのか? 自分自身を霊的に新しくする作業なのよ。

・・・・本当は、遺跡だけではない。地球上のどこであれ、神聖な場所。どこにいても、あなたが

ひとりでいて静かであれば、創造主と話をすることができる。いつでも、どこでも、創造主の助け

が必要なときは。だって、あなたが何を感じているかを知っているのは、彼ひとりだけ。創造主、

グレイト・スピリット。彼を見た人はいない。それでも、どこにいても直接話ができる。われわれは

創造主のことを“イタナ”と呼びます。“お父さん”という意味」 (中略) 「そう。ずっとずっと昔、

何百年も前からホピの先祖は言い続けてきたのよ。<何もかも失うときが来るだろう。白い人

たちがやってきて、すべてが根こそぎにされてしまうだろう。そのときあなたにできることは、ただ

ひつつ。“思いだす”こと。自分が誰であるのか、どこから来たのか、いつも心に留めていること>

と」 自分が誰であるかなど、知ることができるでしょうか。私は、自分が何者であるかを知りま

せん。デキストラは知っていますか? 「自分が何者であるかを知るということは、自分自身をい

つも油断なく見張っている、ということ。<周囲で起こっていることのなかに没入してしまわないよ

うに注意しなさい!>と先祖は言った。<起こっていることから距離をとって、ひとりで歩むこと>

と。先祖はずっと昔から、来るべき時代のことを知っていたのよ。<カップのような物体がもの凄

い速さでそこらじゅうを走りまわるだろう。光がついて中には人間が乗っている>。これは車のこ

と。<われわれの頭上、空一面に、たくさんの蜘蛛の巣が張りめぐらされるだろう>。これは飛行

機のこと。<われわれの世界は、ふたつの黒い板に挟まれた白い物体によってまったく変わった

ものになってしまうだろう>。バイブルのことよ」 予言の一部ですね 「そう。<子どもたちは親や

年よりを二度と敬わなくなるだろう>。知ってのとおり。若い人たちは、ホピにおいてさえ、まったく

過去を敬おうとしない。私にとって過去は、かけがえのないもの。価値あるもの。古い時代の古い

人々の生き方のなかには、多くの真実が含まれている。昔から人々は、<大地のめんどうを見る

ように>と言い伝えてきた。<自然を壊すことがあれば、必ず何かが起こる>と。それがいま起

こっている」 「ホピに来るたびいつも感じるのは、地球、自然の古さということ。風に磨かれた岩

の魂ひとつ、水に削られた渓谷ひとつ・・・・・・・・どれをとっても人間がつくったどんな遺跡よりも

ずっと古い。多くの神話や物語は、そうした“古きもの”と人間とのつながりについて語っている。

プエブロには昔からストーリーテラーと呼ばれる役目の人がいて、物語を続けることで、“古きも

の”に結びつけられた人間の姿を繰り返し確認するという機能を果たしてきた。物語を失ったわ

れわれは、自然との絆、過去と未来との絆を失って、風のまにまに漂っているわけです」 「私が

子どものころ、まわりにいる大人は誰でも物語を話してくれた。冬は暖炉のまわりで、夏は屋根

の上に寝そべって。土の家は蒸し暑いから、みんな屋根に上がって眠るの。ブランケットもなし。

ただ寝転がるだけ。落ちていきそうに深い夜空を覗きこみながら、たくさんの話を聴いた。この

世界のありとあらゆるものについての物語。太陽、月、鹿、蛇、蟻、鷲、・・・・悲しくて泣いてしま

う物語もあった」 (中略) ホピ居留地内には小学校が六つと、中学、高校が一つずつありまし

たね。昨日、ホピ・カルチャーセンターで見かけた高校生の卒業パーティーはずいぶん華やか

だった。みんなタキシードとかドレスを着て、酔っぱらっている子もいたみたい 「そう、高校生

はひどい。煙草は吸うし、マリファナもやる。サンタフェとか都市の学校に通っていた子が戻って

きて、そういうことの中心になる。若い子がそんなだから、儀式に参加する人がどんどん減って

くる。カチーナ・ダンスを続けていくのも大変なのよ」 将来に絶望している? 「絶望はできな

い、あきらめることはできないのよ。われわれは子どもたちに伝え続けなければならない。しか

るべき年齢になれば、たぶん、気づくときがくる。われわれにできるのは、話すことだけ。人生

をつくるのはお前たち。お前たち自身の選択なんだよと」



「インディアンの夢のあと」徳井いつこ著 平凡社新書より







私が作る壷のデザインは、みな同じテーマを持っています(人類はひとつということ)。

ホピ族だけでなく、すべての人類の歴史、この世に生きる人々の“マイグレーション”

(人はどこからやって来て、どこへ行くのか)の歴史はひとつにつながっている。人は

みな同じ。どうあったって、人は最終的に同じ終着点にたどり着くのです。最後はみ

んなと同じところに戻って一緒になる。この壷には何百ものシンボルがぎっしりと描

かれていますが、地球上のすべてのものを表しています。雲、雨、、山、空、月、太

陽、鳥、虫、人間----森羅万象、私たちはみなひとつ、ということです。空も大地も

すぐそばになくても、感じることができます。世界とのつながりは実際的なものでな

く、もっとスピリチュアルなもの。そしてスピリチュアルなものは、私たちと呼び合っ

て働きます。何が降りてくるか、何が感じられるかは、自分次第。それによって、次

にどうしたらいいかが決まります。


私は祖先のことをいつも考えます。自分がどこから来たのか、祖先たちはどこへ行っ

たのか、彼らは何を感じていたのか----遺跡などを歩いていると感じられます。これ

が、あの人たちが見ていたものなんだと。祖先たちの目に映っていたもの、彼らに答

えをくれたものは、自然とのコネクションだった。実際に見えなくても、あなたもその

コネクションの一部です。たとえ都会に暮らしていても自然に触れることができなくて

も、私たちはこの感覚を忘れてはいけません。私のデザインを見て、そのことを思い

出してもらえたら嬉しい。私たちの祖先は、自然とのスピリチュアルなつながりのなか

で生きていた。あなたもその一部。だからあなたは独りではない----そのことを伝え

たくて、私は壷に絵を描くのです。



「インディアンの贈り物 ネイティブ・アメリカンのクラフト図鑑」より引用


 


2012年1月14日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。

画像省略

デキストラ(ホピ族の著名な女性陶芸家)の作品です。

これから暫く太古の昔からインディアン・ホピ族が守ってきた予言に関する投稿をします。多くの

人が「予言」と聞くと恐怖を煽り立てるものと不審に思われるのは当然かと思います。ですから、

Facebookで私と友達であっても遠慮なく削除してください。また今後、皆様へご迷惑をおかけした

くないので、私のほうから皆様の投稿に対してコメント、そして「イイネ」はしません。私としては、

今後もホピの予言を軸に、キリスト教(前の投稿を読まれてください)や星空・チェスなど関心ある

ことをジョークを交えながらありのままの自分で書いていきます。



デキストラ(ホピ族の著名な女性陶芸家)の言葉

「インディアンの夢のあと」北米大陸に神話と遺跡を訪ねて

徳井いつこ著 平凡社新書 より引用



☆☆☆



巡礼というのかしら、ホピではいまでも定期的に遺跡を訪ねて捧げものをしているでしょう。「そう。

自分自身をきれいに拭うために。そして“思いだす”ために。記憶を新たにするために。われわれ

がどこから来たか? 誰であるのか? 自分自身を霊的に新しくする作業なのよ。・・・・本当は、

遺跡だけではない。地球上のどこであれ、神聖な場所。どこにいても、あなたがひとりでいて静か

であれば、創造主と話をすることができる。いつでも、どこでも、創造主の助けが必要なときは。

だって、あなたが何を感じているかを知っているのは、彼ひとりだけ。創造主、グレイト・スピリット。

彼を見た人はいない。それでも、どこにいても直接話ができる。われわれは創造主のことを“イタナ”

と呼びます。“お父さん”という意味」 (中略) 「そう。ずっとずっと昔、何百年も前からホピの先祖

は言い続けてきたのよ。<何もかも失うときが来るだろう。白い人たちがやってきて、すべてが根こ

そぎにされてしまうだろう。そのときあなたにできることは、ただひつつ。“思いだす”こと。自分が誰

であるのか、どこから来たのか、いつも心に留めていること>と」 自分が誰であるかなど、知ること

ができるでしょうか。私は、自分が何者であるかを知りません。デキストラは知っていますか? 「自

分が何者であるかを知るということは、自分自身をいつも油断なく見張っている、ということ。<周囲

で起こっていることのなかに没入してしまわないように注意しなさい!>と先祖は言った。<起こって

いることから距離をとって、ひとりで歩むこと>と。先祖はずっと昔から、来るべき時代のことを知って

いたのよ。<カップのような物体がもの凄い速さでそこらじゅうを走りまわるだろう。光がついて中に

は人間が乗っている>。これは車のこと。<われわれの頭上、空一面に、たくさんの蜘蛛の巣が張

りめぐらされるだろう>。これは飛行機のこと。<われわれの世界は、ふたつの黒い板に挟まれた

白い物体によってまったく変わったものになってしまうだろう>。バイブルのことよ」 予言の一部です

ね 「そう。<子どもたちは親や年よりを二度と敬わなくなるだろう>。知ってのとおり。若い人たちは、

ホピにおいてさえ、まったく過去を敬おうとしない。私にとって過去は、かけがえのないもの。価値あ

るもの。古い時代の古い人々の生き方のなかには、多くの真実が含まれている。昔から人々は、

<大地のめんどうを見るように>と言いえてきた。<自然を壊すことがあれば、必ず何かが起こる>

と。それがいま起こっている」 「ホピに来るたびいつも感じるのは、地球、自然の古さということ。風

に磨かれた岩の魂ひとつ、水に削られた渓谷ひとつ・・・・・・・・どれをとっても人間がつくったどんな

遺跡よりもずっと古い。多くの神話や物語は、そうした“古きもの”と人間とのつながりについて語って

いる。プエブロには昔からストーリーテラーと呼ばれる役目の人がいて、物語を続けることで、“古き

もの”に結びつけられた人間の姿を繰り返し確認するという機能を果たしてきた。物語を失ったわれ

われは、自然との絆、過去と未来との絆を失って、風のまにまに漂っているわけです」 「私が子ども

のころ、まわりにいる大人は誰でも物語を話してくれた。冬は暖炉のまわりで、夏は屋根の上に寝そ

べって。土の家は蒸し暑いから、みんな屋根に上がって眠るの。ブランケットもなし。ただ寝転がるだ

け。落ちていきそうに深い夜空を覗きこみながら、たくさんの話を聴いた。この世界のありとあらゆる

ものについての物語。太陽、月、鹿、蛇、蟻、鷲、・・・・悲しくて泣いてしまう物語もあった」 (中略) 

ホピ居留地内には小学校が六つと、中学、高校が一つずつありましたね。昨日、ホピ・カルチャーセ

ンターで見かけた高校生の卒業パーティーはずいぶん華やかだった。みんなタキシードとかドレスを

着て、酔っぱらっている子もいたみたい 「そう、高校生はひどい。煙草は吸うし、マリファナもやる。

サンタフェとか都市の学校に通っていた子が戻ってきて、そういうことの中心になる。若い子がそんな

だから、儀式に参加する人がどんどん減ってくる。カチーナ・ダンスを続けていくのも大変なのよ」 

将来に絶望している? 「絶望はできない、あきらめることはできないのよ。われわれは子どもたちに

伝え続けなければならない。しかるべき年齢になれば、たぶん、気づくときがくる。われわれにできる

のは、話すことだけ。人生をつくるのはお前たち。お前たち自身の選択なんだよと」



☆☆☆



(K.K)


 







アメリカ・インディアン(アメリカ先住民)の言葉(第一集)

アメリカ・インディアン(アメリカ先住民)の言葉(第二集)

アメリカ・インディアンの言葉(第三集)

夜明けの詩(厚木市からの光景)

アメリカ・インディアン(アメリカ先住民)

美に共鳴しあう生命

ホピの預言(予言)

神を待ちのぞむ・トップページ

天空の果実


アメリカ・インディアンの言葉に戻る