Edward S. Curtis's North American Indian (American Memory, Library of Congress)
ブラック・エルク(オガララ・ラコタ族)の言葉
いちばん重要な、最初の平和は、人の魂のなかに生まれる。 人間が宇宙やそのすべての力とのあいだに、つながりや一体 感を見いだせたとき、その平和が生まれるのだ。宇宙の中心 にはワカンタンカが住まい、しかもこの中心はいたるところに あって、それはわしらひとりひとりの内部にもある、と理解した ときにな。これこそが真実の平和なのだ。ほかの平和はすべ て、この真実の似姿にすぎん。二番目の平和というのは、二 人の人間のあいだに生まれる。そして三番目の平和が、二つ の部族間にあらわれる。しかし、わしがしばしば言うように、人 の魂のなかに生まれるものこそが真実の平和なのだから、そ の平和をまず知っておかない限り、部族間の平和などとうて い実現せぬということを、なによりも理解しなくてはならん。
ジョセフ・ブルチャック編 中沢新一+石川雄午訳 めるくまーる より
平和・・・・それは魂の内にやって来る。人々が宇宙とつながり、そのすべての力と つながって一体となっていることに気がつく。と、そのとき平和がやって来る。宇宙 の中心に大いなる魂ワカンタンカが宿っていると悟ったとき、また実は宇宙の中心 というのはどこにでもあって、われわれひとりひとりの中にもあるんだとわかったと き、心に平和がやって来る。
インディアンが語るナチュラル・ウィズダム2 ノーバート・S・ヒル・ジュニア編 ぬくみ ちほ訳 めるくまーる より
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