未来をまもる子どもたちへ



pixhome Best wallpapers collection より引用



手軽で便利な双眼鏡のすすめ

「ほしぞらの探訪 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡による」山田卓著 より引用


自分の肉眼の限界をためしたあとで、双眼鏡を使うと、その威力に驚異を感じるはずだ。

ひと口に双眼鏡といっても2×25(倍率2陪、口径25mm)のオペラグラスから、7×15のプリ

ズム双眼鏡も、7×30、6×30、8×35、7×50というように口径と倍率の組み合わせは、メ

ーカーによってさまざまだ。すでに、双眼鏡をお持ちのかたは、その性能をギリギリまで引

き出す工夫をされればいい。これから手に入れようという場合は、目的をはっきりさせて

慎重に選んでほしい。



手軽にポケットに・・・という人には口径20〜30mm、じっくり星空探訪・・・という人には口径

30mm以上、できれば7×50(7倍・口径50mm)程度の大型をお勧めしたい。手持ちで使う

双眼鏡は、倍率を6〜10倍程度にとどめるべきだろう。それ以上の高倍率では、視野の中

の星がビリビリふるえて逆効果になる。動くものを見る視力は、静止するものを見る視力

に比べると、驚くほど悪いからだ。手持ちで使えないのでは双眼鏡のメリットがなくなって

しまう。おまけに、倍率を上げると視野がせまくなる。これもまた、双眼鏡の魅力を半減さ

せる。



双眼鏡の魅力は低倍率の広視野なのだから、特別な目的がないのなら、双眼鏡の高倍率

は避けたほうがいい。倍率が高い望遠鏡のほうが高性能だと、初歩的な勘違いをする人が

案外多い。それにつけこんで、高倍率を売り物にしたマユツバ的な宣伝を見かけることがあ

る。なかには高倍率を表示しているが、実は6〜7倍というものもある。双眼鏡は千差万別。

できるだけ信用のおけるメーカーのものを選ぶべきだろう。



最近、手持ちのブレを防止する装置のついた超高級双眼鏡も売り出された。べらぼうに高価

なので、視力ではなく、資力に自信のある方にはお勧めできる。


 







双眼鏡で見る春の星空 双眼鏡で見る夏の星空

双眼鏡で見る秋の星空 双眼鏡で見る冬の星空

天体観測に適した小・中口径の双眼鏡

天体観測に適した大口径の双眼鏡

(映し出されるまで時間がかかる場合があります)

いい双眼鏡とはどんなもの

神を待ちのぞむ

天空の果実


「天空の果実」に戻る