Small galaxy harbours super-hefty black hole : Nature News & Comment
NGC1277
2012年12月7日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した写真です。 ベルセウス座銀河団(写真は他のサイトより引用) ベルセウス座銀河団(Abell426)は、地球から2億2000万光年離れたところにありますが、この銀河団が 位置するペルセウス座は皆さんご存知のカシオペヤ座に近いところにあります。 以前も投稿しましたが、このペルセウス座にある裸眼でも見ることができる星・アルゴルは、明るさを変 える星だったため古代のアラビア人は「悪魔の星」と呼んでいました。 この「悪魔の星」を美しい物語に変えたのは、約220年前に22歳の若さでなくなったグッドリックでした。 ろうあ者だったグッドリックは、このアルゴルの変光を追い続け、暗い星がアルゴルを公転していると 推察したのです。 写真のペルセウス銀河団はこの「美しい星」アルゴルの近くにありますが、望遠鏡でしか見ることができ ません。 ところで、写真中央に見える(私は何処だかわかりません)小さな銀河NGC1277に、この銀河全体の 14%にも及ぶ超大質量ブラックホールが見つかったそうです。 私たちの天の川銀河の10分の1しかないNGC1277なのですが、普通の銀河におけるブラックホールの 質量は0.1%だけに対し、この銀河は14%も占めてしまいます。 太陽170億個分の質量を持つNGC1277のブラックホールの吸い込み口は、太陽系にあてはめると海王 星の太陽周回軌道の11倍以上にも及びます。 米天文学者は、「本当に風変わりな銀河。ほとんど全てがブラックホールでできている。銀河系とブラック ホールの新分類に属する最初の天体かもしれない」と話しましたが、ひょっとしたら史上最大のブラック ホールかも知れないとも言われています。 しかしペルセウス座銀河団、その姿はまるで宝石をちりばめたような美しさですね。 ☆☆☆☆ |
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