「悲しい物語 精霊の国に住む民 ヤノマミ族」

アルナルド・ニスキエル作 エドムンド・ロゴリゲス絵

田所清克嶋村朋子 編・訳

国際語学社 より引用










本書 より引用

ブラジルとベネズエラの国境のアマゾンの森に生活する、先住の民ヤノマミ族。

そこは、まさに生命力が息づく、自然と資源の豊かな地。ヤノマミ族は、自然と

共存するために、彼らの始まりと生き方の示された物語を代々語り継いで守っ

てきました。しかし、語り継ぐべき物語を失った文明社会の人々によって、ヤノ

マミ族に悲劇がもたらされます。1993年、金の盗掘目当てに、オリノコ川支流

のハシムーの集落が襲われたのです。エドムンド・ロドリゲスが挿絵を描き、

アルナルド・ニスキエルの手による本作品は、先住の民の文明社会との共存

を望む叫びを伝えるものです。


1998.5/8 心に響く言葉・「人間が好き」

「アユトン・クレナックの言葉」

「鳥のように、川のように」森の哲人アユトンとの旅

「人間が好き」アマゾン先住民からの伝言 写真・文 長倉洋海 福音館書店

「アマゾン、インディオからの伝言」南研子(熱帯森林保護団体代表) ほんの木

「ヤノマミ」 ヤノマミ、それは人間という意味だ 国分拓著 NHK出版

NHKスペシャル「ヤノマミ 奥アマゾン・原初の森に生きる 劇場版 DVD」 国分拓 監督





悲しい物語 この本を手に取ったすべての方々へ 本書より引用

はじめに 人生は楽しいことばかりではありません。時には私たちは、嘆かわしい

出来事に向き合うことを強いられます。だからといって、それを隠し立てするわけに

はいきません。そうしたことが再び繰り返されぬよう、学校でも教えられるべきです。

多くのインディオが殺された、アマゾンのヤノマミ族に降りかかった悲劇は、その許し

がたい出来事のひとつです。違法なダイヤモンドや金・錫の採掘は、無責任きわま

りない人たちの、殺人の口実になっています。25万人(西暦1500年頃には約600

万人であった)のインディオは、20世紀末には50万人に達するであろうという統計

とは反対に、殺略され続けています。横暴な採掘者であるガリンペイロは常に略奪

的に振舞い、河川に水銀を垂れ流し、アマゾンの自然をも犠牲にしています。この本

で取り上げていたハシムー(Haximu[地名])の事件は、下劣な暴力そのものです。

私たちは、そのような残酷な行為を忘れてはいけません。それがブラジルで起きた

のか、それともヴェネズエラで起きたのかは問題ではないのです。なぜなら、彼の

地はもともとヤノマミ族のものであり、そこに後になって国境が置かれたのですから。

本書は、先住民たちに必要な土地の境界について、私たちが話し合う機会となるよ

う、熱情を込めて書かれたものです。

リオ・デ・ジャネイロ 1993年9月1日

ブラジル文学アカデミー アルナルド・ニスキエル




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