Star Explosion Leaves Behind a Rose - NASA Jet Propulsion Laboratory
2011年12月、NASAの赤外線天文衛星「WISE」が撮影した超新星残骸「とも座A」の画像だよ。
今から約3700年前に起きた超新星爆発の残骸の跡だけど、赤いバラをイメージさせてしまうね。
この時の爆発の中心には「宇宙のキャノンボール」とあだ名が付けられた中性子星があり、時速
480万km以上という高速で移動していることがわかっているんだ。バラの葉のような緑色に広がっ
ている部分は、1万2000年前に爆発した別の「ほ座超新星残骸」の跡なんだ。
APOD: 2014 September 12 - Supernova Remnant Puppis A
2014年9月10日公開された超新星残骸「とも座A」。この画像はNASAのチャンドラとESAのXMMニュートンという
2つのX線観測衛星の既存の観測結果を合成して作成されたものだ。3700年前の爆発は地球からも見ることが
できた。画像では低エネルギーX線は赤、高エネルギーX線は青、その間の中レベルエネルギーX線は緑で示さ
れている。 (大きな画像)
APOD: 2009 September 5 - Supernova Remnant E0102 72
この超新星残骸は地球から約19万光年離れた小マゼラン雲の中にあります。
APOD: 2006 August 29 - Supernova Remnant E0102 from Hubble
APOD: 2008 November 1 - A Spectre in the Eastern Veil
まるで幽霊のような網状(ヴェイル)星雲は地球から1400光年にある超新星残骸の雲で、
はくちょう座に位置しています。この星雲の大きさは12光年ですが、網状星雲の西側には
「魔女のほうき星雲」があります。 (大きな画像)
APOD: 2008 March 6 - Vela Supernova Remnant
ほ座超新星残骸(Vela Supernova Remnant:NGC 2736)の画像だよ。
地球から僅か800光年という近距離にあるにもかかわらず100光年以
上もの大きな広がりを持つんだ。この超新星爆発は1万年以上前に
起こったものと考えられている。 (大きな画像)
APOD: 2007 January 1 - NGC 6960: The Witch's Broom Nebula
網状星雲(はくちょう座ループ)の西の端にあり、「魔女のほうき星雲」(NGC 6960)
と呼ばれているこの超新星残骸は、はくちょう座の方向、地球から1400光年の距離
にあるんだ。この爆発は今から1万年前に起こったとされ、暴れまわるガスが周辺の
ガスと衝突することによって、このように見えるらしい。この残骸は満月3倍の範囲に
広がっているんだよ。 (大きな画像)
APOD: 2013 May 29 - NGC 6960: The Witch s Broom Nebula
APOD: 2005 June 8 - Rampaging Supernova Remnant N63A
この画像は今から2000年前に超新星爆発した名残で、大マゼラン雲の中にあるんだよ。
この残骸(N63A)は地球から15万光年の距離にあり、その幅は25光年を超えているんだ。
Chandra Photo Album J0617 in IC 443: The Case of the Neutron Star With a Wayward Wake
普通は超新星爆発を引き起こした星は残骸の中心にあるんだけれど、
この星だけは違うんだ。J0617と呼ばれるこの中性子星は、驚くことに
爆発の中心に向かっているんだよ。確かに超新星爆発を引き起こした
星が、爆発の勢いで自らも外側へはじかれることはあるんだけれど、
この星だけは逆、つまり爆発の中心に向かって進んでいるんだ。これ
にはいろいろな説があるんだけれど不思議な現象だね。
APOD: 2010 May 15 - The Elusive Jellyfish Nebula
宇宙クラゲと呼ばれる泡状の 超新星残骸IC 443から拡大した残骸の一部が青い
星雲として映っているんだ。地球からこのクラゲ星雲までの距離は約5000光年だけど、
この超新星爆発は3万年以上も前に起こったことなんだ。 (大きな画像)
APOD: 2017 January 7 - Sharpless 249 and the Jellyfish Nebula
APOD: 2004 March 6 - N49's Cosmic Blast
今から数千年前に爆発した星の残骸(超新星残骸N49)。これは南天の夜空で見られる
大マゼラン雲の中にある。ただ視覚的にこのように見えるのではなく、フィルターを通して
得られた画像を白黒画像(恒星や背景)に重ねているものだ。この超新星残骸N49に特徴
的なものが、この宇宙に輝く花火の姿とともに、その中心にある中性子星の存在で、その
磁場は地球の1000兆倍にも達するものなんだ。下はNASAのX線天文衛星チャンドラが撮
影した超新星残骸のものだ。 (大きな画像)
Chandra Photo Album
SNR
0519-69.0, 0509-68.7, 0534-69.9, and 0453-68.5: Cosmic Fireworks
N49の左側に広がっているのが大マゼラン雲で日本からは見ることが出来ない。
大マゼラン雲には、局部銀河群の中でも最も活発な散光星雲のタランチュラ星雲
があるんだ。下の写真は大マゼラン雲だけど、天上の宝石箱と呼んでいいくらいの
美しさだね。
Astrosnaps.co.uk より引用
南天の天の川。この写真は長時間の露出で撮影されたもので、このような
写真を見ると自分もカメラで天体を撮ってみたいと思うことがあります。この
天の川の写真には南十字星、石炭袋、イータ・カリーナ星雲、大マゼラン雲
が写っています。
(映し出されるまで時間がかかる場合があります)