APOD: 2013 June 19 - Milky Way Over Crater Lake with Airglow
2013年6月19日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。 (大きな画像) オレゴン州クレーターレイクに広がる、天の川と大気光(写真はNASAより引用) 写真の中央に広がる湖はクレーターレイクと呼ばれ、最深597mでアメリカでは最も深い (世界では7番目)湖です。 今から40万年前にマザマ山は火山として誕生し、高さ3400mにも達しましたが紀元前 4860年頃、マザマ山は大噴火し頂上が760〜1000mも崩落してしまいます。 この崩落により巨大なカルデラが出来、それが現在の湖となりますが、大噴火と崩落を 目撃した当時のインディアンは伝説という形で後世の人たちに伝えてきました。 富士山に例えると7合目まで崩落してしまうのですから、マザマ山の大噴火が如何に すさまじいものであったのか、そして人びとが如何に驚愕したのかを想像できそうです。 真ん中の小さな島が摩周湖と似ていますが、不思議なことに摩周湖もマザマ山と同じ 時期の大噴火(7000年前)によって出来たカルデラ湖です。 アイヌの方々は摩周湖のことを「キンタン・カムイ・トー(山の神の湖)」と呼びますが、 「クレーターレイク」近くのインディアンの人びとの伝説では、地の世界と天の世界の 戦いの場でした。 空に広がる緑の大気光、オーロラのような美しさですね。 |
(映し出されるまで時間がかかる場合があります)