APOD: 2013 June 7 - NGC 6903: The Butterfly Nebula
2013年6月7日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した写真です。 バタフライ星雲(惑星状星雲 NGC6302)(写真はNASAより引用) 惑星状星雲は恒星が死の間際に膨張し、ガスを放出する姿のことですが、まるで宇宙空間を羽ばたく 蝶のようですね。 この星雲は「さそり座」の近く、地球から約3800光年離れたところにありますが、この恒星のガスの 放出は、2200年にわたり時速96万キロ以上の速さで広がりつつあるようです。 私たちの太陽も約63億年後に、赤色巨星から惑星状星雲になっていきますが、気が遠くなる未来ですね。 未来で思うのですが、現生人類(今の私たち)の寿命ってどのくらいなのかと考えたことがありました。 と言いますのも、現生人類が進化の最終段階であると断言することは誰もできないと思ったからです。 1万2000年前まで生きていたフロシエンシス(「指輪物語」で登場するホビットに例えられる)は約6万年、 現生人類が出現する前のネアンデルタレンシスは約30万年、ネアンデルタール人と現生人類の最後の 共通祖先ハイデルベルゲンシスは40万年の寿命を持っていました。 私たち現生人類がアフリカで誕生したのは約20万年前と言われていますが、たとえどの地点に現生人類 が置かれていても、私たちは今ここに生きている、ことは揺るぎない事実なのかも知れません。 地球上に生命が誕生して以来、多くの生命がそうであったように。 ☆☆☆☆ |
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