「宇宙を感じる七日間」宮本延春・著 プレアデス出版 より引用
宇宙の壮大さを感じること、しかし多くの人にとって宇宙の最新の理論は難しく、壁の向こう
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宮本/延春 (本書より引用) |
自転と公転 (本書より引用)
超新星爆発の観測から、陽子98個のカリホルニウムがつくられているのが確認されているから、 鉄より重い原子は、ほとんどが超新星爆発でつくられていると考えられているんだ。ということは、 鉄よりも重い元素をたくさん持っているこの地球は、超新星爆発によって生まれた多くの元素を 抱えて、いまこうして存在しているってことだよね。 ちなみに、恒星内部の核融合反応は、水素 → ヘリウム → 炭素・酸素 → ネオン・マグネ シウム → シリコン → 鉄という順に変化していくと考えられていて、カルシウムはほとんどつく られていないんだよね。だから、キミの骨や歯を作っているカルシウムは、遠い過去、どこかで 超新星爆発してつくられたカルシウムを体内に取り込んで、いまのキミが生きているってことにな るんだ。 言ってみれば、人間も星も同じ材料でできていて、兄弟のようなものです。星と人間が兄弟なら、 動物だって家族みたいなもので、同じ人間どうしならば、なおさら仲良くしなきゃいけないよね。 超新星爆発は、星の死を意味するけれど、この爆発があるおかげで、未来へ向かって新しい 可能性も、そして命も作り出されているなんて、なんかすごくないですか? 自分の体は、星の かけらでできていて、そんな星のかけらの自分が、宇宙のことを少しばかり理解できる・・・なにか 神秘的なものを感じるのは、私だけかな?
しかし、どんなに大変で頑張っても、どうしても、どうにもならないときが、人生にはあります。そん な状況になったときに、とっておきの言葉があります。「まぁいっか」よりは、もっと努力したときに 使う言葉ですが・・・ 今回は、この本を読んでくれたお礼に、特別にキミだけに教えますね。っと、 その前にお話です。 キミは「一休さん」って知っているかな? 知らなくても、何の問題もないけれど、私が子供のころに やっていたアニメで、実在した人物なんだよ。でね、この主人公の一休和尚(お坊さん)のお話なん だけど、一休和尚が死ぬ間際に、弟子たちに「どうしようもなく解決することが困難な問題があらわ れて、誰にも知恵がなく、どうにもできなくて本当に困ったときには、これを開けなさい」と手紙を残 して、亡くなりました。それから、幾度も困難を乗り越えてきたのですが、ついに弟子たちではどう にもならない問題にぶつかり、一休和尚の手紙を開けることにしたのです。 そこには ・・・ 一言だけ書かれていました・・・ 「心配するな、なるようになる」 これは、やれることは全部やりきって、その上でダメならもうやれることはないから、あとは受け入 れるだけだ。という潔さと、いくら心配しても気をもんでも、なるようにしかならないから、無駄に心配 しても、それで得るものはない、という教訓を感じます。あくまで、投げやりではなく、思いつくすべて の方法と選択肢を考えて努力して、「これ以上のことは何もできない」というところまでやったのなら、 もう心配をしてもどうにもできないから、なるようになると、穏やかに受け止めよう。そんな、静かな 強さですね。
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2013年1月26日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。 ☆☆☆☆ 博学な天文学者の話を聞いたとき、 証明や数学が私の前に表にして示されたとき、 それらを足したり引いたり測ったりする表や図が示されたとき、 講義室で拍手かっさいを受けている天文学者の講義を聞いているとき、 私はすぐに疲れていやになってしまい、 立ち上がって、ぶらぶら歩くために出て行き、 湿気を含んだ神秘的な夜の空気のなか、ときどき 完全な沈黙のなかで、星々を見上げた。 ウォルト・ウィットマンの詩 ☆☆☆☆ 「宇宙を感じる七日間」宮本延春・著は、このウィットマンの詩を思い出させてくれる魅力ある 文献です。 著者は小学生のときにいじめで学校嫌いになり、中学卒業後は大工見習いとして就職しますが、 若くして両親と死別し天涯孤独となります。しかし23歳のとき、アインシュタインのテレビ番組を きっかけに物理学に興味を持ち、定時制高校へ進学、27歳で名古屋大学に合格し9年間物理 の研究に没頭し、その後は母校の高校で教師となった方です。 著者が語る宇宙は、数式が全くありません。本書に書かれてあるのは、宇宙を知ることは自分 を知ること、そしてそれを知った時、違った視点で自分を眺められる力を手に入れることです。 本書で書かれている宇宙の神秘さ、それは私たち一人一人の中にも、宇宙と同じ神秘が宿っ ていることを思い出させてくれます。 それは著者自身がそうであったように悩んでいる人にも向かって放たれ、生きる上での多くの ヒントを与えてくれています。 本書は宇宙を身近に感じたい方に限らず、多くの若者に読んでもらいたい本です。 以下、本書より抜粋引用します。 ☆☆☆☆ 地球は、宇宙を駆けめぐる宇宙船《地球号》で、とても静かな乗り物って言えるかも知れないね。 ちなみに公転は、1年かけて太陽を中心に一周しているけど、この公転のスピードは自転よりも 早くて、時速10万7280キロメートルというスピードで、さっきの青森から鹿児島までなら、たった 46秒で到達できる速さなんだ。 でもね、もっと言うと、太陽も銀河という星の集まりの中にあって、その銀河の中を運動している んだよ。そのスピードは、これまでと同じように比較すれば、青森から鹿児島まで約6秒で到達で きる速さなんだ。車でいくのと比べれば、エンジンをかけている間に着いてしまうくらいだね。さら にね、この銀河も銀河群という集まりの一部になっていて、それぞれがまた動いているんだ。 なんだか、たくさん動いているから、自分がどこにいるのか分からなくなりそうだよね。おもしろい ことは、キミの家も、この国も、地球も、宇宙という大きなスケールで見たときに、同じ場所に存在 し続けることはなく、常に動き続けているってことなんだ。 毎年、春を迎えるけど、地球が同じ場所で春を迎えることは、ないのかもしれないね。別の解釈を すれば、動き続けているから変れるのかもしれない。川の水は留まれば腐り、空気の流れが無け れば風もおきない。万華鏡ですら、動きが無ければ、その魅力は激減してしまうよね。人のココロ も動いて感じることで、《感動》が生まれるのなら、動くってとっても大切なことかもしれないね。 ☆☆☆☆ |
2013年2月3日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。 (大きな画像) アンドロメダ銀河(写真はNASAより引用) 実はこれは「スター・ウォーズ」の暗黒の世界なのじゃ・・・・じゃなくてハーシェル宇宙望遠鏡が赤外線で捉えた アンドロメダ銀河の姿なのじゃ。 前にもこのアンドロメダ銀河は40億年後、天の川銀河に衝突すると書いたけど、それよりずっと前に太陽はど んどん膨らみ地球も灼熱の世界になっているから、人類はドラえもんの「どこでもドア」を発明してどこか遠くの 星に移り住んでいるかも知れない。 でもアンドロメダと天の川が衝突したらどうなってしまうんだろう。うるわしきアンドロメダ姫に出会えるんだろうか、 そして織姫と彦星の運命はどうなってしまうんだろう。 僕の予想では織姫と彦星は何千年も待った夢をやっと叶えることが出来ると思うけど、いざ一緒になったら「こ んな人とは思わなかった」なんて「スター・ウォーズ」のような戦いの場にならないとも限らない。 さて現実的に銀河同士が衝突したら地球の、太陽系の運命はどうなってしまうのだろう。 もし太陽を「スイカ」と同じ大きさと考えたら、なんと、たとえ衝突しても広い太平洋に「スイカ」という太陽が3個し か浮いていないほど宇宙空間はスカスカのままなんだ。これじゃいくら他の銀河が天の川に衝突したとしても、 星と星がぶつかるなんてゼロに等しいよね。ちなみにこの「スイカ」のネタは先に紹介した「宇宙を感じる七日間」 から盗み取ってきました。 さて、この銀河には不思議な秘密がある。それは銀河の中心近くで回っている星と、銀河の端っこで回ってい る星の公転速度が同じということなんだ。 うーん、わからないな。だって太陽の近くにある水星と遠くにある海王星の速度は9倍くらい違うんだよね。遠く の星ほど太陽の引力が弱くなり公転速度も遅くなる。銀河系だって、中心から遠くに離れた星ほど速度が遅く なるんじゃないの? この問題は天体物理学者を毎夜悩ませてきたけど、その時に彼らの夢に出てきたのが映画「スター・ウォーズ」 だったんだ。暗黒物質、ダークエネルギー、やっぱり「スター・ウォーズ」は偉大だよね。じゃなくていろいろな観測 結果からそのような存在を考えないと、つじつまが合わないようなんだ。 実際に銀河全体や宇宙に暗黒物質やダークエネルギーが満ちていたとしたら、水星も海王星も何故同じ公転 速度にならないのか不思議だけど、でももっと不思議なことは宇宙が速度をあげながら膨張している事実など が観測されていることなんだ。え? 速度を上げながら? そんな馬鹿な。 ちなみに厚木に住む世界的に有名な異端の宇宙学者・古賀博士によると、暗黒物質やダークエネルギーでは ない別の可能性があるとの話だけど、博士から聞いた話は全て「吐かせ」て正気に戻すことが学会、じゃなくて マンションの自治会では慣例になっているようだから無視するのが一番だろうね。 まだまだ宇宙ってわからないことだらけだよね。でも知的に宇宙・世界の真理に迫ることは、神や創造主を感じ ることとは別次元のような気がする。 人類は「知性の進化」ではなく、ただ単に「知の継承」で現在のような文明を築きあげたかも知れないし、逆に 幸せを感じる世界からどんどん離れていっているような気がする。 あーもう頭が痛くなってきた。もうここは布団に入って映画「ブラザーサン・シスタームーン」の夢を見るしかない。 |
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