未来をまもる子どもたちへ




上の画像は双眼鏡(倍率7倍の実視界約7°)で見る夏の星空 ベガ(織姫星)の三角形とε星(二重星) こと座。

ベガ(上)と左に輝くε星、そして右に輝くζ星が見事な三角形を作っており、ε星は見かけの二重星です。

距離・・・ベガ(25.27光年)、ε1.2星(161〜162光年)



上の画像は光害のない、そして透明感ある最高の星空を再現したものです

ので、光害などが残るところでは実際にはこのように見えない場合があります。


 




今から162年前の世界とは?(2011年基点)

遠い昔に船出した星の光は、今それを見ている人の瞳に
映し出され、そしてその心には何が刻まれるのでしょう。


 

1841 ドイツのマイヤーが「エネルギー保存の法則」を発見

1841 (日本)天保の改革

1848 マルクス・エンゲルスの共産党宣言
    フランスに二月革命

1851 太平天国の乱(〜1864)

1853 イギリス・フランス・トルコがロシアと戦う(クリミア戦争 〜1856)

1853 (日本)ペリー来航

1859 イギリスのダーウィンが『種の起源』を著す

1859 (日本)安政の大獄

1860 英・仏連合軍が北京を占領

 


フランス2月革命(1848年革命)

1848年革命(1848ねんかくめい)は、1848年にヨーロッパ各地で起こった革命。ウィーン体制の
事実上の崩壊へと突き進んだ。

2月にフランスで勃発した2月革命は、翌月以降にはヨーロッパ各地に伝播し3月革命となった。
1848年の春に起こったこの2つの革命を総称して「諸国民の春」(Printemps des peuples,
Volkerfruhling, Primavera dei popoli)という。

革命の影響は大きく、その後フランスに国王が現れることは無く、革命はフランスに留まらず、
ヨーロッパ各地に伝播し、ウィーン体制の崩壊に繋がった。この後、フランスでは、王制は廃止
され、1848年憲法の制定とともに共和制に移行した。これをフランス第二共和政という。11月に
大統領選挙が行われ、ルイ・ナポレオン・ボナパルトが大統領に選出された。その後、ルイ・
ナポレオン・ボナパルトは、ウィーン体制の崩壊の間隙を突き、1852年にフランス第二帝政を
開始するのである。


1848年革命 - Wikipedia より抜粋引用

 

今から25年前の世界とは?

 


1980 イラン・イラク戦争

1986 ソ連のチェルノブイリ原発事故

1987 米・ソがIMF全廃条約に調印

1988 イラン・イラク戦争停戦

1989 天安門事件
    マルタで米ソ首脳会談、冷戦終結宣言


 



体を張って戦車の進行を阻止しようとした後、行方不明になった王維林さん
六四天安門事件 隠蔽される民主化運動 - オノコロ こころ定めて - Yahoo!ブログ より引用

六四天安門事件(ろくしてんあんもんじけん)とは、1989年6月4日に、同年4月の胡耀邦の死をきっかけと
して、中国・北京市にある天安門広場に民主化を求めて集結していた学生を中心とした一般市民のデモ
隊に対し、中国人民解放軍が武力弾圧(市民に向けての無差別発砲や装甲車で轢き殺したとの報告が
ある)し、多数の死傷者を出した事件である。

この出来事は、抗議者からの異議を寛大に取り扱っていた胡耀邦の死がきっかけとなった。胡耀邦の
葬儀までに、10万人の人々が天安門広場に集まった。抗議運動自体は、胡耀邦の死の4月15日から続
いていた。統一がなされておらず、指導者もいなかった抗議の参加者の中には、中国共産党の党員、
トロツキスト、通常は政府の構造内部の権威主義と経済の変革を要求する声に反対していた改革派の
自由主義者も含まれていた。デモは最初は天安門広場で、そして広場周辺に集中していたが、のちに
上海市を含めた中国中の都市に波及していった。1989年6月の初頭、中国人民解放軍は軍隊と戦車で
北京の通りに移動して実弾を発射し、天安門前を一掃した。ニューヨーク・タイムズのニコラス・D・クリス
トフ (en:Nicholas D. Kristof) は「正確な死亡者数は、おそらくは分かっていないだろう。そして、数千の
人間が証拠を残すことなく殺されたかもしれない。しかし、今現在入手できる証拠に基づけば、400人か
ら800人の民間人と一緒に、およそ50人の兵士と警官も殺されたことは確かなようだ」という"。


六四天安門事件 - Wikipedia より抜粋引用




「ベガとはアラビア語で「落ちるわし」という意味ですが、これも、織女三星の描く八の形を

空から翼をなかばたたんで落ちるわしの姿と見たもので、牽牛のアルタイル『飛ぶはげ鷹』

と相対し、これにはくちょう座を加えて、三羽の大鳥が砂漠の空に舞う姿を見たてたものだ

と言われています。ベガの光度は0.0等星、シリウス、カノープス、ケンタウルス座のα星に

次いで全天で四番目、天の北半球にかぎっていえば一番明るい星で、まさに夏の夜の女王

といえる美しい星です。距離は26光年で、彦星より10光年あまり遠く輝いています。(中略)

“落ちるわし”の片方の翼にあたるε星を見ているうちに、いくらか細長くのびたように見え

ることにお気づきになった方があるかもしれません。もっと目の鋭い方なら、同じ明るさの

二つの星がぴったりよりそっている二重星であることがはっきりおわかりになることでしょう。

このε星は、4.7等と4.5等の二つの星がわずか3′.5離れてならぶ肉眼的二重星なのです。」

「星座ガイドブック 春夏編」藤井旭著 より抜粋引用


「夏の代表的星座こと座は、リラと呼ばれる携帯用ハープに似た楽器、竪琴の星座。こと

座は小さい星座だが、天頂で輝く0等星の主星ベガのお陰で、とても目立つ。ベガは、東洋

では七夕の『織り姫星』、西洋では『真夏の女王』、『真夏のダイヤモンド』と呼ばれている。

東洋でも西洋でも、ベガを女性に見立てているところが面白い。青白い清潔感のある輝き

が、優しい乙女のイメージを思いおこさせるからだろう。・・・一般的に、明るい星は1等星

と呼ばれているが、天文学では、ベガは1等星よりさらに明るい0等星となっている。さらに

ベガは、星の明るさを決めるときの基準の星にもなっているのだ。・・・ベガのすぐ北東(左

上)にあるε星は、双眼鏡で見ると、2つの5等星が仲良く並んだ二重星だとわかる。さらに

この星を望遠鏡で見ると、なんと2つの星のそれぞれが、また2つに分かれた二重星だと

いうことがわかる。つまり、ダブルが2回だからダブルダブルスター。」

「星空フィールド日記」浅田英夫著 より抜粋引用


「七夕の“おりひめぼし”“真夏の女王”“夜空のアーク灯”などと呼ばれる夏のよい空の最輝

星。夏の三角星中もっとも明るく、もっとも青白く輝き、女王の名にふさわしく、南中時にはほ

とんど天頂にのぼる。中国では“七夕の物語”ギリシャでは“オルフェウスの琴”という悲劇が

この星にあるのは、青白い輝きがそのムードを感じさせるからだろう。となりのεとζを結ぶ

と、かわいい三角(織女三星)ができるが、この形が、つばさをおって“落ちるワシ”にみえた

のだろう。・・・ε1,2 こと座のダブルダブルスター ぜひみてほしい楽しい四重星だ。ε1と

ε2はオペラグラスでも楽にわかれる双眼鏡重星だが、それぞれが更に2つづつわかれる

重星なのだ。ダブルダブル double double (複重星)は、双眼鏡ではむり、“口径5cmクラス

で分離したら優秀”といったところなので、シーイングのいいとき、高倍率でいどんでみよう。」

「ほしぞらの探訪 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡による」山田卓著 より引用


 
 

2013年7月、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した写真です。


本日7月7日(4時10分〜45分)の夜明けです。

七夕の語呂合わせでもないのですが、七変化のような夜明けでした。

☆☆☆☆

夜明けの詩(厚木市からの光景)





APOD: 2017 October 3 - Ice Ring around Nearby Star Fomalhaut



AstroArts 織姫星ベガに、太陽系そっくりの小天体の帯 より写真・文とも引用

【2013年1月9日 NASA】

七夕の織姫星として知られること座のベガに、小天体が周回するリング状のベルトが観測された。太陽系の

小天体ベルトとよく似ており、複数の惑星が存在する可能性が高いという。



夏の大三角を構成する星の1つとしても有名なこと座のベガは、1月ごろは夜明け前の北東の空で輝いている。

約25光年かなたにある0等星で、質量は太陽の2倍、誕生から数億年という比較的若い星だ。



米アリゾナ大学スチュワード天文台のKate Suさんらが赤外線天文衛星「スピッツァー」と「ハーシェル」で観測

したところ、ベガの周囲にリング状の小天体ベルトが2つあることがわかった。内側のベルトは中心星から近い

ため比較的あたかかく、太陽系でいえば火星と木星の軌道に挟まれた「小惑星帯」にあたる。外側のリングは

低温で、太陽系外縁の「エッジワース−カイパーベルト」(EKB)のようなものだ。



みなみのうお座の1等星フォーマルハウトもこれと似たような小天体ベルトを持っていることがわかっており、

惑星らしきものがとらえられている。フォーマルハウトとベガは太陽からの距離や質量、年齢などが似ていて、

さらに小天体ベルトの存在という共通点も加わった。さらに、中心星から外側のベルトまでの距離が内側の

ベルトまでの10倍という点も共通しており、これは太陽系とも似ている。



2つの恒星の小天体ベルトは、太陽系のそれよりもはるかに多くの物質が飛び交っている。恒星の材料となっ

た塵とガスの雲が大きかったこと、そしてまだ若いので小天体が“散らかったまま”であることがその理由だ。



太陽系の小惑星帯やEKBは、地球や木星、土星といった惑星とともに重力バランスを保ちながら維持されて

いるが、今回の観測結果から、ベガの周囲にも複数の惑星があることが強くうかがえるという。今後の観測技

術の発展により、こうした惑星をとらえることができるようになるかもしれない。




〈参照〉NASA: NASA, ESA Telescopes Find Evidence for Asteroid Belt Around Vega


 
 

2016年4月4日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。



(大きな画像)


アイスランド南部にあるセリャラントスフォス(滝)とオーロラ
(写真1枚目はNASAより、それ以外は他のサイトより引用)



1枚目の写真、幻想絵画かなと思いましたが、滝の水しぶきで何度もレンズを拭きながら撮られた写真です。



オーロラのやや右側に明るく輝く星が織姫星(ベガ)、左側に輝く星が彦星(アルタイル)です。



ですから天の川が位置するところにオーロラが出現したんですね。



北欧では死者と生者の世界を結びつけているのがオーロラであり、イヌイットの伝説ではこの世で善い行いを

した人はオーロラの世界へ行けると言われているようです。



死後の世界を意識することによって、初めて生の意味が問われてきたのかも知れません。



それはギリシャ哲学(ソクラテスプラトンなど)よりも遥か太古の世界、ひょっとしたら私たち現生人類よりも

前の人類にも芽生えた問いかけのように感じています。



オーロラなど天球に映し出される様々な現象(太陽、月、天の川、星、彗星など)を通して、人類は異なる次元の

世界を意識し死後の世界とのつながりを感じてきた。



ただ、精神世界の本に良く見られる「光の国(星)からのメッセージ」的な言葉に違和感を感じているのも事実です。



自分自身の足元の大地にしっかりと根をはらずに、ただ空中を漂っている、或いは彷徨っているような感じしか

受けないからです。



アインシュタインの相対性理論、まだ理解は出来ていませんが、それぞれの立場によって時間や空間が変わる、

それは他者の立場(社会的・文化的・経済的)を想像することと同じ意味を持っているのではと感じます。



もし、相対性理論なしでカーナビを設定すると現在地よりも11キロずれたところを指してしまいますが、それが

人間同士や他の生命間のなかで実際に起こっている。



自分自身の根をはらずに、他者のことを想像することなど出来ないのではないか、その意味で私も大地に根を

はっていないのでしょう。



一度でいいからオーロラを見てみたいです。





「フラムスチード 天球図譜」恒星社編 より引用







双眼鏡で見る春の星空 双眼鏡で見る夏の星空

双眼鏡で見る秋の星空 双眼鏡で見る冬の星空

天体観測に適した小・中口径の双眼鏡

天体観測に適した大口径の双眼鏡

(映し出されるまで時間がかかる場合があります)

いい双眼鏡とはどんなもの

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