「大事なことはインディアンに学べ」

北山耕平 編著

ワールド・ムック700

ワールドフォトプレス

北山耕平さんのホームページ「Native Heart」








日本にインディアンの文化や、その視点を紹介し続けている北山耕平さんに

よるインディアンの紹介本です。「レイム・ディア」のヴィジョン・クエスト、「イン

ディアンに残された予言の解説」など興味ある記事が掲載されております。

また初めてインディアンの文化に触れる方のために豊富に画像を取り入れ

読みやすい工夫がされており、インディアンの言葉や文献、映画なども紹介

されています。この出版社であるワールド・フォトプレスはこれまでにもインディ

アン特集の本を出しており、以下の質の高いものを出版されています。

(K.K)

「インディアンの生き方」

「インディアンの声を聞け」

「インディアンの生き方を学ぶ」

「インディアンの魂とアートにふれる旅」

「インディアン・ジュエリー」

「ドリーム・キャッチャー」

「インディアン・クラフト・ブック」


 









「インディアンは大事なことを知っている」 北山耕平

本書より引用



「アメリカ・インディアンについてお前が目にしたり聞いたりしたことを国に帰って

次の世代に伝えてほしい」とわたしがエルダーのひとりから言われてから20年近

くの歳月が流れた。この四半世紀、わたしは様々な手段で彼らのこと、その日常、

歴史、現実、生活、神話、信仰、われわれとの共通点、決定的な異なっている点

などを機会あるごとに話し、書き、発表してきた。



この20年はちょうど、人びとの地球という惑星にたいする関心が、温暖化が顕在

化したことで、急速に高まりを見せた時期でもある。ネイティブ・アメリカンの年寄

りの多くが、かつて「地球に暮らす人たちの多くのなかからもう一度正しい地球と

の接し方を求める声が高まる時がきて、そのときこそ地球とそこに暮らすすべて

の生きものたちのいのちの番人であるインディアンの出番である」としばしば言っ

ていたことを思い出す。



信頼すべき価値観が崩壊し、時代が漂流しはじめたかに思える時、わたしたちは

もう一度「地球に生きるとはどういうことか」をあらためて確認し、自分たちがこれ

まで選択し、切り捨ててきた生き方のなかから、ほんとうに大事なものを探すこと

が求められる。知らず知らずに身につけて習慣化しまった地球を傷つける破壊的

な生き方を、どうのようにすれば修復できて、あらゆるいのちとひとつの地球環境

を分けあう地に足をつけたその生き方を、地球を自分の母親と見て、母親の健康

状態に思いを馳せるものの見方や考え方を再獲得でき、母なる地球に再定住で

きるかどうかに、地球の未来は(あなたの未来は)かかっていると言っていい。



ほんとうに大事なことをネイティブの人たちから学ぶとはどういうことか、その一端

を、この特集からぜひみなさんのこころで感じていただければと思う。この特集は、

わたしがこれまで4年間に自分のブログ「Native Heart」で公開してきたもののなか

から日本列島に暮らすより多くの人たちにとって重要だと思えるものを厳選した

記事から構成し、文章を読みやすくするなどの手をさらに加えてある。また過去に

自分が翻訳して本にしたものの一部を再構成する形で収録したものもある。わた

したちのすることはなんであれ宇宙のすべてに影響を与えているというネイティブの

人たちの宇宙観をすこしでも共有することができれば幸いである。




 


本書より引用


以下の予言の解説は、1986年にアラスカ州のフェアバンクスという都市で

南北アメリカの先住民の代表が集まって会議を開いたときに、チェロキー一族

のリー・ブラウンによって話されたものであり、以下はその要約である。ここに

解説されているのはホピ族に伝えられた予言を柱に、チェロキーなどそのほか

いくつかの部族に残された予言を合わせ、第二次世界大戦後の出来事をそれ

にあわせて解説したものであるが、リー・ブラウンのオリジナルそのままでなく、

北山耕平がところどころに読者の便宜を思って解説を加えてある。(当然だが

予言のコアの部分には脚色は加えていない)。未来は変えられると常に前向き

に理解するアメリカ・インディアンとされる人たちに残されてきた予言なるもの

が、いかなるかたちで今に影響を与えているかがわかる興味深い話である。


 
 


目次

ネイティブ・アメリカン・スピリット 教えの話(その1) あなたは二匹のオオカミを飼っている

まえがき・・・・インディアンは大事なことを知っている

ネイティブ・アメリカン・ニュース・アップデート

ブラックフィートー族の肖像

ネイティブ・アメリカン・スピリチュアル・メッセージ

インディアンはさらに笑う・・・・年輪を重ねるのも悪くない?

インディアンに残された予言の解説

太陽はどうして月をおいかけるのか?

ネイティブ・アメリカン・ムーン・サイクル

インディアンはさらに笑う・・・・銀行に500ドルを借りに出向いたひとりのインディアンの年寄りの話

ネイティブ・アメリカン・スピリット 教えの話(その2) なぜ人びとの言葉は違ってしまったのか?

アメリカ・インディアンのことわざ

レイム・ディアー「インディアン魂」について

山のうえにひとりで・・・・「インディアン魂」より

インディアンはさらに笑う・・・・アメリカ軍は撤退せよ

70年代にレイム・ディアー爺さまが語った犬たちの選挙の話

インディアンはさらに笑う・・・・あなたはそれをなんと言うのか?

七人の兄弟(セブン・ブラザーズ)・・・・セネカに伝わる物語

大事なことを教えてくれるインディアンたちと情報の森のなかで出会うための道しるべ

最新インディアン用語集




APOD: 2012 May 19 - Annular Solar Eclipse

(大きな画像)



 


2012年5月24日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。



私がインディアンに関心を持った頃に、インディアンのことについて日本人の方が書いている本に出会った。

その方からは、メールを通していろいろ教えてもらったこともある。



その方はブログの中で、日食に関してインディアンのメディスン・マンから決して見てはいけないことを言われ、

世界中のシャーマン達が決して日食を見ない事例を紹介しながら、家にこもり内なるビジョンを見ることを訴

えておられた。



私は日頃から星空に関心があり、時々山にこもって星を見るのだが、日食も一つの天文現象であると浅は

かに思っていた。



確かに太陽が死んでいくことは古代の人々にとって恐怖であり、喪に服す意味で家にこもったのだろう。私

たち現代人は太陽が隠れても、直ぐに復活することを知っているため、彼ら古代の人のこの恐怖は決して

理解することは出来ないと思う。



この意味で、先のブログは私に新たな視点を与えてくれたように思う。



ただ、私自身の中で、違う見方をした古代の人もいたのではないかという疑問が湧いてきて、5月21日にそ

の思いを投稿した。



私はギリシャ神話は好きではなく、以前から古代の人が星空にどんな姿を投影してきたのか関心があった。

また自分なりに星を繋ぎあわせ星座を創ったほうが意味あることだと思っていた。



今日のことだったがアイヌの日食についての伝承に出会った。私自身まだ読んではいないが、これは『人間

達(アイヌタリ)のみた星座と伝承』末岡外美夫氏著に書かれている話だった。



アイヌの文献は何冊か読んで感じていたことではあるが、アイヌの方と神(創造主)はまるで同じ次元でもあ

るかのような親密感をもって接していながら、畏敬の心を持っている。私は彼らの世界観が大好きだった。



下にこの文献からの引用とアイヌの方が日食を歌った祈りを紹介しようと思うが、これは一つの視点であり

絶対こうでなければならないという意味ではない。



私たちは日食に対する様々な見方を受け止めなければならないのだろうと思う。



☆☆☆☆



太陽が隠れるということは、人びとにとって恐怖でした。



日食のことを次のように言いました。



チュパンコイキ(cup・ankoyki 太陽・をわれわれが叱る)
チュプ・ライ(cup・ray 太陽・が死ぬ)
チュプ・サンペ・ウェン(cup・sanpe・wen 太陽・の心臓・が病む)
トカム・シリクンネ(tokam・sirkunne, tokap・sirkunne 日(太陽)・が暗くなる)
チュプ・チルキ(cup・ciruki 太陽・が呑まれた)
トカプ・チュプ・ライ(tokap・cup・ray 日中の・太陽・が死ぬ)  
チュプ・カシ・クルカム(cup・kasi・kur・kam 太陽・の上を・魔者・がかぶさる)



日食の際の儀式を紹介します。



男性は、欠けていく太陽をめがけてノイヤ(蓬(よもぎ))で作った矢を放ちました。



女性は、身近にある器物を打ち鳴らし声を合わせて、次のように叫びました。



チュプカムイ      太陽のカムイよ
エ・ライ ナー   あなたは重態だ
ヤイヌー パー    よみがえれよー
ホーイ オーイ    ホーイ オーイ



日食は、太陽を魔者が呑み込むために起こったと考えました。その魔者を倒すために、蓬の矢が効果が

あったのです。



太陽を呑み込む魔者は、オキナ(oki・na 鯨・の化け物)、シト゜ンペ(situ・un・pe 山奥・にいる・もの 黒狐)。

オキナは、上顎(うわあご)が天空まで届き、空に浮かんでいる太陽をひと呑みにしたと伝えられています。



闘病記/定年退職後の星日記/プラネタリウム より引用



☆☆☆☆







(K.K)



 

 


2012年5月21日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。

画像省略

厚木市から見た金環日食



僕は毎日起きてすぐに太陽に祈っている。



人びとに安らぎが訪れるようにと。



今日は金環日食だった。



昔の人は急に太陽が隠されるのを見て、恐れおののいたことだろう。



でも、僕は違う人々のことも想像してみた。



インディアンホピの方たちが日食をどのように見ていたかはわからないが、

日の出と共に太陽に祈りを捧げている人々のこと。



もしこの人たちが太陽が隠され死んでいくのを見た時、こう願い叫んだかも知れない。



「太陽、生きてくれ!!!」と。



僕は肌を通してその感覚を理解しているとはとても言えない。



しかし太陽と心が通じていた民の中には、死にゆく太陽を見ながらこう願ったかも

知れない。



日々、太陽が昇ることを当たり前の出来事と受け取らず、日々感謝の心を持って

生きてきた人たち。



勿論これは僕の勝手な想像で、そのような先住民族がいたかどうかはわからない。



でも、僕は彼らのような民がいたことを、そして現代でも生きていることを信じたい。



(K.K)



 

 

2012年5月27日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。





(大きな画像)



題・・・「お父さん、宇宙が、金環日食が、ここにもあるよ」・・・自宅近く



(K.K)



 

2012年6月4日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。





(大きな画像)



2004年の金星の太陽面通過、太陽の右側に金星が写っています。(写真はNASAより引用)



今日の部分月食は厚い雲に覆われ見ることが出来ませんでした。



でもお陰で近くに天体観望できる開けたところを新たに開拓することが出来たので感謝です。



ところで、明後日の金星の太陽面通過ですが、上の写真は2004年6月8日の時のものです。



じゃあ明後日見逃しても数年後に見れるんだ、と思われたら大きな間違いで、次は105年先に

なってしまいます。



105年先というと、現在の赤ちゃんでも見るのは殆ど出来ず、その赤ちゃんの赤ちゃんが長生

きしてようやく見ることができるのだと思います。



私たちが明後日見る金星の太陽面通過、そして次に目にするであろう世代を想像するとき、

インディアンの言葉を思い出します。



☆☆☆☆



「私たちの生き方では、政治の決め事は、いつも七世代先の人々のことを念頭におきなが

ら行われる。



これからやってくる人々、まだ生まれていない世代の人々が、私たちよりも悪い世界で暮ら

したりすることのないように、できればもっと良い世界に生まれてこられるように心を配るの

が、私たちの仕事なのだ。



私たちが母なる大地の上を歩くときに、いつも慎重に一歩一歩進むのは、これから生まれ

てくる世代の人々が、地面の下から私たちのことを見上げているからだ。



私たちはそのことを、片時たりとも忘れない」



オレン・ライオンズ(オノンダーガ族)



「ネイティブ・アメリカン 叡智の守りびと」築地書館より



☆☆☆☆




(K.K)









アメリカ・インディアン(アメリカ先住民)に関する文献

アメリカ・インディアン(アメリカ先住民)

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