TAMAYA 7x50 BIFR MARINE BINOCULARS
「TAMAYA航海用計器カタログ」より(上の画像も含む)
タマヤ計測システム 販売
勝間光学機械 製造 WP7x50RB-Dのモデル
TAMAYA双眼鏡 7x50 BIFR 完全防水ラバー張り
ピタリ!アドベンチャーマインドに照準を合わせて、ボディーはショックに強く手に
フィットするブラックラバー張り仕上げの完全防水。六分儀の単眼鏡の技術が生か
された抜群の解像力。安全なマリンライフに欠かせない優れた性能と堅牢度を誇
る、航海測量機器のパイオニア、タマヤならではの逸品です。(上記カタログより)
対物レンズ有効径:50mm 倍率:7倍 実視界:7.3 重量:1.6kg
ひとみ径:7.1mm 機密構造 窒素ガス充填 完全防水ラバー張り
保護キャップは対物レンズ側が着脱式、接眼レンズ側がストラップと一体
式なのでキャップの紛失は起こり得ません。
TAMAYA航海用計器の中には、航海・測量用六分儀、デジタル航法計算機、
双眼鏡、航海用コンパス、船舶時計などがある。特に特筆すべきは八点鐘とい
う航海用の時計で、時計を見なくても30分おきに鳴る八つの鐘の音で現在の
時刻がわかるという優れたもので一般の時計屋さんには売られていない。残念
なことに現在生産終了になっているが、その造りは実にしっかりしており、流石
航海用機器メーカーだと実感させられる。ところで、この双眼鏡は1983年に購
入したものなのだが、その描写力、機能、堅牢性、デザインなど、現代の双眼鏡
と比べても決して見劣りしない。また28年経った今でも、外見や性能など新品の
状態と殆ど変わりありません。それは如何にこの双眼鏡が航海という厳しい環境
での使用を前提として設計されていたかの証明なのかも知れません。殆ど誰も知
られることがなかった双眼鏡ですが、文字通り名機と呼ぶのが相応しい逸品で
はないかと思います。
2011年7月現在
2012年2月1日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。
画像省略
28年間使い続けている双眼鏡(勝間光学)
私が星に関心を持ったとき、最初に購入したのが本屋さんで売られていた安い望遠鏡だった。
でも都会近くで部屋の中から見えるものと言ったら月、土星や木星でしかなかった。
でも何故星空に関心を持ったのだろう。
それを思い出そうとしても思い出せない。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の影響があったかも
知れないが、はっきりそうだとは言えない気がする。たまたま通りがかった店先にこの双眼鏡
が置いてあり、そのデザインに一目ぼれしたことは確かなのだが。
でもこの双眼鏡を手に取ると28年間の思い出が甦ってくる。いろいろな旅のお供としていつも
連れて行った。そして多くの星達の輝きも瞳に映してくれた。
父親が船乗りだったから、私も小さい頃から船乗りに憧れていた。客船の通信士になって世界
一周できればと思っていた。その夢は叶わなかったけど、店の主人から航海士が使う双眼鏡
だと聞いて、私は迷わず購入していた。
双眼鏡マニアの人が直ぐに思い浮かべるのが、カールツァイス、ライカ、スワロフスキー、日本
ではニコン、フジノン、コーワ、キャノンだと思う。外国製の双眼鏡は一度も覗いたことはないが、
ニコンと較べても見劣りしない逸品だと思っている。
少し重量があるから長時間の観測には向かないけれど、質実剛健といった感じで28年経って
も未だに現役で活躍している。家では直ぐに見られるよう、いつも一脚に固定した状態で壁に
ぶら下げている。
人工的な光害によって夜の輝きが失われている現代では、夜空の本当の美しさを求めるには
都会を離れるしかない。思えば、日本でも100年以上前は何処にいても天の川が見られていた。
人間に何者かへの畏敬の念を感じさせるもの、それはネアンデルタール人とかホモ・サピエンス
に関係なく星空からもたらされたのではないかと、星空を見上げるときいつも想像してしまう。
(K.K)
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2012年2月18日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。
双眼鏡に専用の太陽観察フィルターをつけてみました。
何も付けずに双眼鏡で太陽を見るのは厳禁です。
前に紹介したこの双眼鏡は7倍ですから、太陽から地球までの距離の7分の1のところまで太陽に
接近したことになります。
もし、ドラえもんの「どこでもドア」で間違ってここにワープするものなら、人間は一瞬に吹き飛ばさ
れ蒸発してしまうかも知れません。
そんな近くで太陽を見ていると、太陽の凄まじいエネルギーを感じずにはいられませんでした。
太陽の縁から立ち昇る赤い炎(プロミネンス)は高価な太陽望遠鏡でしか見られませんが、私の
双眼鏡では黒点を2個確認することが出来ました。
ただ、前に「日食専用めがね」でも少し注意を書きましたが、このフィルター付の双眼鏡で太陽を
3分見続けていると私の場合いつも頭痛がしてきます。個人差はあるかも知れませんが、「日食
専用めがね」と言って過信せずに、1分くらい見たら目を休めた方が無難かと思います。
特に小さなお子さんが日食を見る時は、必ず親がそばにいて見る時間などに注意して欲しいと
思います。5月21日は皆既日食ではなく金環日食ですので、肉眼で太陽を1秒以上見ることもや
めてほしいと思います。
安全を第一に、宇宙の神秘を味わいたいものです。
(K.K)
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