未来をまもる子どもたちへ


NASA Mission News:NASA's WISE Mission to Complete Extensive Sky Survey


インディアンに語り継がれてきたプレアデスの伝説


これはプレアデス星団を拡大した写真です。何故この星団を大きく紹介したかと

言えば、インディアンに限らず世界中でこのプレアデスにちなんだ伝説が残って

いるからなんだ。実は2000年8月に有名なラスコー洞窟(フランス)の壁画に、

星が描かれているのが発見されたんだよ。ラスコー洞窟の壁画は、1万6500年

ほど前の氷河期に描かれたものであると考えられてるけれど、この壁画に「夏の

大三角」と並んでプレアデスと思われる星の並びが見つかったんだ。ベガ、デネ

ブ、アルタイルという一等星で作られる夏の大三角、これらの星々は1万7000年

ほど前は、地球の歳差運動による地軸のずれからつねに地平線上にあり、初

春の夜に最も高く昇る星々だったんだ。そしてプレアデスは入り口近くに、格調

高い牛の絵の、肩のすぐ上に描かれていた。現在では、夜空のこの領域は「お

うし座」として知られているけれど、太古の人々も、そしてインディアンもここに牛

の姿を思い浮かべていたんだね。プレアデスの位置は下の項目を参照にしてご

らん。君には何個肉眼で見えるかな。普通の視力の人だったら、7個ぐらい固

まって見えるはずだよ。さて、じゃあインディアンの伝説を少し紹介しようね。






A・C・ロス博士(ダ/ラコタ族)の言葉

「我らみな同胞・インディアン宗教の深層世界」

A・C・ロス著 スーザン・小山訳 三一書房より


ホピの創造伝説には、「二本角の組合 Two Horn Society」というのがあって、

そのメンバーはこの星座が中天にさしかかると天地創造の唄を歌う。ホピ族も

他の多くの部族のように、自分たちは星からやってきたと信じているのである。

メキシコの古代の町テオティフアカンには、石に十字が刻んであって、それは

天井の七つの星と整列するようにデザインされている。またアズテックの暦に

は、その下方に創造主の双子が描かれてある。これは男女の双子で宇宙の

なかの二元性を表わしているのであるが、その双子の頭の上にはプレイアデ

スの七つの星が描かれている。アズテックもまた、彼らは星から来たと信じて

いたのだ。このような天文関係のことがらはじつに興味深く、私はすっかり夢

中になってしまって、星座表を求め、それをいろいろ操作してみた。そこで発

見したことがらは、プレアデスは太陽と同じ軌道をたどって天空を旅するとい

う事実だった。プレアデスはさらに大きな雄牛座という星座の一部で、その

雄牛の肩に位置している。古代のヨーロッパ人はこの雄牛は聖なる牛だと

信じていた。そこでこのことを読んだ私は、ダ/ラコタの伝統なかに住む聖な

る白いバッファローのことを考えた。そしてダ/ラコタ族にとっても、この星座

はその白いバッファローの頭に位置するものであることを調べた、シンテ・

グレスカ大学の「ラコタの星座の知識とブラック・ヒル」という報告を思い出し

た。この大学はサウス・ダコタ州のロウズバッド保留地にある、部族政府経

営の大学である。そしてさらなる調査の結果、この神聖なバッファローの星

は、地上の祭式の場所と深く関連していることがわかったのである。


 


ホーク・フー・ハンツ・ウォーキング(歩きながら狩りをする鷹)の言葉

「プレアデスの知恵」チェロキーインディアンからのメッセージ

薗田綾著 総合法令より


チェロキーの預言の中にはチェロキー族が七つの踊る星(プレアデス)から

やってきた存在であり、母なる地球にもしもの事があれば地球を救うために

命を賭けねばならないということも伝えられています。遠い昔、宇宙からの訪

問者(プレアデスからの宇宙人)が人類の祖先である初期の頃の原人と交

わることによって急速に進化したといわれています。また「星の人々」という

神話の中では「1985年以降に生まれてくる子供たちは星の子供たち(スタ

ーチャイルド)と呼ばれる」とあるのです。「彼らは、何万年という時を超えて

その血の中に受け継がれた知恵を復活させる。遥かな眠りの時代を過ぎ、

大変動の時代に甦る。その多くは芸術家や、作家、または指導者的な役割

の人などの中に目覚めはじめる。大きな影響力を与えていく立場の人に現

われて、新たな世界を創る使命を持つのだ」というものです。その人たちに

は、星の子供たちであるという自覚はほとんどありませんが、大いなる知恵

や才能を与えられたり、ある不思議な力に動かされるように創造主につな

がるビジョンに向かって進んでいくのです。チェロキーの伝説の星の子供

たち(スターチャイルド)が来るべき地球の大変革に偉大なる知恵をもたら

してくれることを否定する必要は何もないのです。大変革の後、生き残っ

たチェロキーは多くの傷ついた人々と兄弟たちのために、働かなければ

なりません。いつまでも、嘆き悲しんでいる暇はないのです。今度こそ、

地球と調和する新しい世界を築いていかねばならないのです。






中央左に見えるのがオリオン座だよ。明るい4個の星ぼしでできた長方形と、

その中に3つの星(三つ星)が並んでいる。この形が、オリオン座の目じるし

で、全天でもっとも有名な星座、星の並びなんだ。この星座の起源はバビロ

ニアで「天の狩人」とよばれた星座にさかのぼる、たいへん歴史のある星座

なんだ。ギリシャ神話には、オリオンにまつわる話がいくつもあるんだけど、

その中の一説では、オリオンは海神ポセイドンと妖精エウリュアレの間に生

まれた息子で、たいへん身体が大きく力が強く気の荒い狩人であると言わ

れていたんだよ。「この世に自分より強いものはいない」と自分の強さをいつ

も自慢していたオリオンは、その自惚れを怒った女神ヘラが送った毒さそり

に刺され、命を落としたんだ。



中央上に見えるのがふたご座だよ。西側のわずかに暗く白っぽい星がカストル、

東側のやや明るいオレンジ色の星がポルックスで、星座絵ではそれぞれの

星が双子の少年の名を表わし、ふたりの頭の位置に輝いているんだ。バビロ

ニアでも“大きなふたご”と言われていたんだ。ギリシャでは、カストルとポルッ

クスは、双子の星、ゼウスの子どもたち、スパルタの星などとよばれていたん

だよ。ギリシャ神話では、ふたご座はスパルタのテュンダレオス王の后(きさき)

レダと大神ゼウスとの間に生まれた双子の兄弟の星座であるとされている。

でも最初のこの星座はカストルとポルックスのそれぞれの1等星だけにつけら

れていたんだ。現在のように近くの星をつなぎ合わせてカストルとポルックス

の身体が形づくられたのは、後の時代のことなんだよ。



中央右に見えるのがぎょしゃ座で、その中の最も明るい黄色の星がカペラだよ。

将棋の駒のような五角形の星の並びが、ぎょしゃ座の目じるしでなんだ。バビロ

ニアのころ、すでに、子山羊を抱いた老人、御者、子山羊を抱いた御者、など

の3通りのぎょしゃ座の原型と思われる星座が設定されていたんだ。エジプトで

は、この星の並びを羽の冠をかぶった王がネコのミイラを抱いている姿として

描いているんだよ。ギリシャ神話では、4頭だての戦車を発明した、アテナイ王

エリクトニウスをかたどった星座とされ、カペラを御者とする台車の姿が表わさ

れているんだ。現在のぎょしゃ座は、ギリシャで御者と見るようになったとき、バ

ビロニアの「子山羊を抱いた老人」の姿をあてはめたものと考えられているんだ。




IC349 プレアデス星団の反射星雲(バーナードのメローぺ星雲) 1890年に発見

STScI-PRC00-36 (2000.12.6)


プレアデスの最も明るい星の一つが星間にある雲を映し出している。この星は

プレアデス星団の中でも明るく、メローペと呼ばれるものだよ。このページの一

番上の画像に明るく輝いている五つの星があるのがわかるね。この五つの星

の中で一番下に輝いているのがメローペだよ。直ぐ上の画像ではこのメローペ

から光が、反射星雲に射し込んでいるのがよくわかると思う。ところでこの反射

星雲はチリの混ざった冷たい漆黒のガスで形成されており、独立した星雲なん

だ。そしてこの星雲は秒速約11kmの相対速度でプレアデス星団を通り過ぎ

ようとしており、今から数千年後にはこの星雲はメローペと衝突すると言われて

いる。ちなみにメローペとこの星雲の距離は、太陽と地球の距離の3500倍に

もあたる。メローペを基点としての星雲の相対速度が秒速約10kmだから衝突

するまでこんな長い時間がかかってしまうんだね。それにしてもなんて神秘的な

眺めなんだろう。




アメリカ・インディアン(アメリカ先住民)


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