1972年制作の映画だが、この曲を聴くと今でも目頭が熱くなる。

私にとっては青春そのもののような心踊る数少ない歌であり、

熱くこみ上げてくるものを禁じ得ないものなのだ。

(K.K)


 


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「見果てぬ夢」

 映画「ラ・マンチャの男」より 


「見果てぬ夢」騎士遍歴の唄







夢は稔り難く (ゆめはみのりがたく)

敵は数多なりとも (てきはあまたなりとも)

胸に悲しみを秘めて (むねにかなしみをひめて)

我は勇みて行かん (われはいさみてゆかん)

道は極め難く (みちはきわめがたく)

腕は疲れ果つとも (うではつかれはつとも)

遠き星をめざして (とおきほしをめざして)

我は歩み続けん (われはあゆみつづけん)

これこそは我が宿命 (これこそはわがさだめ)

汚れ果てし この世から(けがれはてし このよから)

正しきを救うために (ただしきをすくうために)

如何に望み薄く 遥かなりとも (いかにのぞみうすくはるかなりとも)

やがて いつの日か光満ちて (やがていつのひかひかりみちて)

永遠の眠りに就く時来らん (とわのねむりにつくとききたらん)

たとえ傷つくとも (たとえきずつくとも)

力ふり絞りて (ちからふりしぼりて)

我は歩み続けん (われはあゆみつづけん)

あの星の許へ (あのほしのもとへ)



(福井峻訳「見果てぬ夢」<騎士遍歴の唄>)

(1985刊 「ラ・マンチャの男」パンフより)


 
 



 DVDより以下引用



ピーター・オトゥール、ソフィア・ローレンの豪華競演で不朽の名作ミュー

ジカルを完全映画化。



1965年の初演以来5年というロングラン公演を記録し、今もなお世界中で

公演され愛され続けるミュージカル「ラ・マンチャの男」。イギリス映画・演劇

の第一人者、「アラビアのローレンス」のピーター・オトゥール、イタリアを代

表する大女優、「ひまわり」のソフィア・ローレンに加え、ブロードウェイでた

たきあげた大ベテラン、ジェームズ・ココという豪華顔ぶれで完全映画化し

たのが本作である。オトゥールの迫真の演技とローレンの圧倒的な存在感、

そして2人の迫力ある歌声は見る者を魅了してやまない。ラストの大合唱

「見果てぬ夢」は人々に生きる勇気を与える壮観な名シーンである。



舞台は中世のスペイン。売れない作家セルバンテスは大道で芝居を演じて

いたところ突然投獄されてしまう。芝居の内容がカトリック教会を冒涜した、

というのだ。牢獄で彼を出迎えたのはセルバンテスの所持品を身ぐるみ剥が

そうと手をこまねく囚人達・・・。しかしセルバンテスは自分の書いた脚本だけ

は必死に守ろうとする。その脚本とは永遠の理想と希望の騎士「ドン・キホー

テ」についての物語だった。脚本を守るために彼は囚人達を巻き込んで牢獄

内で演劇を始めるのだった。泥棒、人殺し・・・「ドン・キホーテ」が愛と信念を

貫くその物語は人間のクズである囚人達をも次第に変えていくのだった。



STAFF

監督・製作 アーサー・ヒラー

製作総指揮 アルベルト・グリマルディ

脚本 デイル・ワッサーマン

音楽 ミッチ・リイ

CAST

ミゲル・セルバンテス/ドン・キホーテ/アロンソ・キハーナ ピーター・オトゥール
(金内吉雄)

アルドンサ/ドルシネア ソフィア・ローレン(比島愛子)

マンセルバント/サンチョ・パンサ ジェームズ・ココ(兼本新吾)

字幕翻訳・菊池浩司 吹替翻訳・佐藤一公



 


Gustave Dore Gustave Dore Gallery Index


Gustave Dore Gustave Dore Gallery Index


 


2012年4月27日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。



モーリス・ズンデル神父(1897-1975)



昨年の12月21日に簡単にモーリス・ズンデル神父の言葉を紹介しましたが、神父はそのユニーク

な思想のため教区を追われ、各地を転々とさせられます。私は神父の生涯を振り返ると映画「ラ・

マンチャの男」を思い出さずにはいられません。



「ラ・マンチャの男」は「ブラザー・サン シスター・ムーン」と共に私の宝物ですが、「ラ・マンチャの

男」の主人公セルバンテスは公衆の面前で教会批判の演劇をし、従者サンチョと共に投獄され、

宗教裁判にかけられます。



獄中で裁判を待つ間、他の囚人がセルバンテスが大事にしていた脚本を燃やそうとしたとき、

セルバンテスは弁明を求めます。



この弁明が「ドン・キホーテ」で、この物語の登場人物の役を囚人一人一人に与え、演劇を通して

自身の潔白を訴えていく物語です。



映画の主題歌「見果てぬ夢」も素晴らしく、いつまでも心に響いてやまない作品です。



話を元に戻しますが、もしズンデル神父が中世に生きていたら、間違いなくセルバンテスと同じ

ように異端として宗教裁判にかけられていたことでしょう。



しかし彼の視点はどこから産まれたのか、それはもしあると仮定するならば、あらゆる宗教の下

に共通の地層(泉)、そこにまで彼自身の根っこが伸びていたのではないかと感じてなりません。



ズンデル神父に限らず他の宗教の偉大な魂はこの根源的な地層(泉)まで自身の根っこを伸ば

しており、その宗教をより洗練されたものへ深めていった。



ズンデル神父で言えば、聖書の言葉に新たな生命を吹き込んだとでも言えるのかも知れません

が、それは聖書の言葉を文字通りに受け取るのではなく、その背後にある真意を汲み取ること

ができたとでも言っていいかも知れません。



勿論、この共通の地層(泉)が本当にあるかどうか私にはわかりません。



ただ、これからも既存の宗教や世界の先住民たちの偉大な魂は、この地層(泉)に触れ、私たち

に新たな生命を吹き込んでいくように感じてなりません。



最後にモーリス・ズンデル神父の言葉を紹介しますが、ズンデル神父がヴァチカンの黙想指導に

招かれたのは死の3年前のことでした。



☆☆☆☆



聴くこと! 何よりも貴い、何よりも稀な、しかし、何よりも必要な行為。いのちの深淵をあかしし

てくれるのは、ただ沈黙だけである。



☆☆☆☆



(K.K)



 

 

2013年5月30日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した写真です。





ダンテ「神曲」(挿画 ギュスターブ・ドレ 訳・構成 谷口江里也 JICC より写真引用)



多くの男性にとって、初恋の女性は永遠の恋人かも知れません。



ダンテとベアトリーチェは挨拶の言葉しか交わしたことがありませんでしたが、ダンテは彼女に恋焦がれます。



結局彼女は他の男性と結婚し24歳の若さで亡くなりますが、ダンテはその痛手を癒すため、彼女を「神曲」の中に

登場させ永遠の存在として描こうとしました。



私の本当の初恋は高校時代の同じクラスの女性でしたが、ダンテと同じように挨拶をするくらいで、それ以上の

言葉は出せませんでした。



初恋、それは切ない思い出と同時に、当時のみずみずしい感覚を呼び覚ましてくれるものかも知れません。



ところで、挿画を描いたギュスターブ・ドレですが、最初に出会った「ドン・キホーテ」と同様に「神曲」の挿画も

感銘を受けるものでした。



☆☆☆☆



それ浮世の名声は、今こなたに吹き、今かなたに吹き、そのところを変えるによりて名を変えうる風の

一息にほかならず。



ダンテ



☆☆☆☆




 

2016年5月30日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。



「聖テレジアの法悦」


ローマ、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂コルナロ礼拝堂
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(1598〜1680年)作


アビラの聖女テレサ(聖テレジア)、彼女が生まれた1515年はルネッサンスや宗教改革などの

激動の時期でした。



あるべき修道院の姿を希求した彼女は宗教裁判にかけられ投獄、書いた詩なども焼却されますが、

その後の彼女は16世紀におけるカトリック教会改革の原動力となっていきます。



現在でもカトリック神秘霊性の最高峰と言われる彼女の著作「霊魂の城」、その源となったのは、天使が

焼けた金の矢で彼女の心臓を貫いた時に感じた神への燃えるような愛でした。



ベルニーニによる像「聖テレジアの法悦」、天使が彼女を矢で射る像、その時の彼女の顔(写真は

他のサイトより引用)だけを撮ったものです。



宗教裁判や異端審問、話は変わりますが、これを題材にしたミュージカル映画「ラ・マンチャの男」

(ピーター・オトゥール、ソフィア・ローレン主演)は今でも私にとっては大切な宝物です。



真の「改革」とは、魂の奥底から突き上げてくる、自身の感情や知性などという自我を超えた次元

から、もたらされるものかも知れません。









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