上の画像は双眼鏡(倍率7倍の実視界約7°)で見る秋の星空・双眼鏡の収差を判定する「三ツ矢」印 みずがめ座。
距離・・・η(184光年)、π(1106光年)、γ(158光年)、ζ(不明)
「γ星、ζ星、η星、π星は、水瓶の注ぎ口で、ここは英米では the Water Jar(水瓶)と呼ぶアステリズムである。
日本では三ツ矢サイダーのトレードマークに似ていることから三ツ矢と呼び習わしている。なお、命名者は野尻抱影。」
みずがめ座 - Wikipedia より引用
上の画像は光害のない、そして透明感ある最高の星空を再現したものです ので、光害などが残るところでは実際にはこのように見えない場合があります。 |
今から1106年前の世界とは?(2011年基点) 遠い昔に船出した星の光は、今それを見ている人の瞳に 映し出され、そしてその心には何が刻まれるのでしょう。 |
845〜903年 (日本)菅原道真 875年 黄巣の乱 (日本)国風文化 907年 唐滅亡、五代十国成立(〜960) 905年 (日本)古今和歌集ができる 918年 朝鮮に高麗が起こる |
今から184年前の世界とは? |
1823年 アメリカの大統領モンローがモンロー宣言 1825年 ロシアでデカブリストの乱 ロバート・オーウェンが共産社会「ニュー・ハーモニー」設立 1825年 (日本)外国船打払令 1827年 ドイツのオームが「オームの法則」を発表 1828年 シーボルト事件 1830年 フランスに七月革命 ベルギーが独立 |
今から158年前の世界とは? |
1851年 太平天国の乱(〜1864) 1853年 イギリス・フランス・トルコがロシアと戦う(クリミア戦争 〜1856) 1853年 (日本)ペリー来航 1856年 アロー戦争 1859年 イギリスのダーウィンが『種の起源』を著す |
「このように地中海沿岸から中東方面の各地でこのみずがめ座付近一帯に、うお座、 みなみのうお座、くじら座、いるか座、半魚のやぎ座など水に関係ある星座をずらり配し たのは、この地方が雨季にあたる冬の1月中旬から3月中旬ころにかけて太陽がこの あたりを通っていくためだろうといわれています。秋の南天を占める淡い星座たちがこ の地方の雨季と深いつながりをもち、人々の実生活の中から作られた重要な星座で あったことを思いながらながめると、ギリシャ神話に登場する星座の姿とはまたちがっ たおもむきを感じることでしょう。」 「星座ガイドブック 秋冬編」藤井旭著 より抜粋引用
「三ツ矢マーク・・・みずがめ座のα星から西へ約5°移動すると、かわいい三矢マークが 視野の中に入ってくる。ζ星を中心に、γ星、η星、π星が3方向に並んでいる。広がりは 約5°。東北大学名誉教授の吉田正太郎先生は、この三ツ矢マークが双眼鏡の収差を調 べるのに最適な配列だと指摘された。ζ星を双眼鏡の中央に入れると、他の3星が視野周 辺に散って、周辺での収差の出方がよくわかる。」 「エリア別ガイドマップ 星雲星団ウォッチング」浅田英夫著 より引用
「みずがめ座のシンボルはかわいい三矢のマークだ。天馬ペガススの頭(θ)のすぐ下(南) に、ζ(4等星)を中心に、4等星のγ、π、ηでつくる三矢のマークがみつかるだろう。そこに 水がめがある。すぐ右(西)のαとβを、水がめをかつぐ男の肩にみてはどうだろう。(中略) もっともこの話を聞いて『三矢マークから流れているのはサイダーでしょう」といった人がい る。この人、どこかの飲料水会社のまわしものらしい。ところで、このみずがめ座は、人間に とってなくてはならない貴重な水を星座にしたといわれる。星座の生まれ故郷メソポタミア地 方に雨季が訪れるのは、太陽がこの星座にやってくるころなのだ。黄道12星座の中で、やぎ 座(半分は魚)、みずがめ座、うお座、水にちなんだ星座がここにならんでいるのもそのせい だ。そして、このあたりの星に、しあわせを表現したアラビヤ名が多いのもそのせいにちが いない。この地方で雨、そして水は、人のしあわせときりはなせない重要な資源なのだ。」 「ほしぞらの探訪 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡による」山田卓著 より引用
「やぎ座の東、黄道第11座にああり、すこし形がややこしいようですが、まずγζηπのつづる Y字を注目し、これからオペラグラスで、みなみのうお座のα、フォーマルハウトにつらなる星の 流れをたどってみましょう。」 「四季の天体観測 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡で」中野繁著 誠文堂新光社 より抜粋引用
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「フラムスチード 天球図譜」恒星社編 より引用
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