APOD: 2010 January 28 - Kemble's Cascade より引用
画像左側に見える星団がNGC1502で、「ケンブルの滝」は右上の方に流れています。
ルシアン・J・.ケンブル(Lucian J. Kemble 1922〜1999)神父
La Cascada de Kemble ≪ La bitacora de Galileo より引用
NGC1502から流れ落ちるケンブルの滝(画像上から中央下まで星が連なっています)。この ケンブルの滝の長さは満月5個分に相当するもので、5〜10等級の星が20個以上集まって出来 たものです。実はこの星の連なりは見かけの直線で、個々の星の間に関連はありません。しか し、どうしてケンブルの滝と命名されたのでしょう。それは、フランシスコ会修道士でもありアマ チュアの天文学者でもあったルシアン・J・.ケンブル(Lucian J. Kemble 1922--1999)神父がこ れらの星の連なりを発見し、Walter Scott Houstonに手紙で「暗い星の美しい滝」と書いたこと によります。ケンブル神父は、7×35(口径3.5cm 倍率7倍)の双眼鏡でこれらの星の流れに滝 を感じ取ったのですが、この手紙を読んだWalter Scott Houstonは非常に感銘を受け、1980年 に「Sky&Telescope」という有名な天文雑誌にこれらの星群のことを書き「ケンブルの滝」と命名し たことによります。
「私たちはこの社会の多忙さにより、小さな美さえ気づかないでいる。」 ケンブル神父 |
2011年12月21日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。
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