未来をまもる子どもたちへ




HubbleSite Newscenter: Hubble Opens New Eyes on the Universe

2009年9月、ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた銀河群「ステファンの五つ子」の姿だよ。

この銀河群は、地球から3億光年離れたペガスス座の方向にあるんだけど、数百万

年にわたって互いに作用し続けたことで、銀河が歪んだ姿を見せているのがわかる

と思うんだ。画像左上の銀河NGC 7320は、秒速800kmでわれわれから遠ざかって

おり、他の銀河は秒速6000kmで遠ざかっている。つまりNGC 7320に比べて他の

銀河群は、8倍も遠い位置にあるんだよ。それでもこの銀河群に属している銀河は、

相互作用を続け、最終的には銀河同士が合体していくと考えられているんだ。

(大きな画像)


Astronomy Picture of the Day Archive APOD: 2014 March 27 - Stephan's Quintet Plus One

(大きな画像)


Astronomy Picture of the Day Archive APOD: 2012 February 25 - Stephan s Quintet

(大きな画像)


Astronomy Picture of the Day Archive APOD: 2016 December 3 - Galaxies in Pegasus

右上に見えるのが NGC 7331 、左下の銀河群が「ステファンの五つ子」 (大きな画像)


Astronomy Picture of the Day Archive APOD: 2018 February 7 - NGC 7331 Close-Up

地球から5000万光年離れたNGC 7331は、ペガスス座の方角に見える。(大きな画像)







Our Neighbor Andromeda

赤外線天文衛星WISEが2010年に捉えたアンドロメダ座大銀河。太陽から約250万光年の距離

にあるこの銀河は肉眼でも見える銀河だ。黄色と赤(擬似カラー)で示されているのは、生まれ

たばかりの大質量星によって温められたちりの姿で、青(擬似カラー)で示されているのは成熟

した星の姿だ。リング状の腕が赤や黄色のまばゆい姿には若い星がひしめき、逆に年老いた星

は青いかすみのように見え、アンドロメダ座大銀河の2つの伴銀河M32とM110も写っている。こ

アンドロメダ座大銀河は30億年後に私たちの天の川銀河と衝突するんだけど、その時の想像図

こちら







渦巻き銀河 NGC7742


目玉焼きのようなこの渦巻き銀河NGC7742は、中心に巨大なブラックホールが

あると考えられているんだ。黄色い中心部を取り巻く輝くリング状の領域では

恒星が沢山誕生しているんだよ。





画面中央に見えるのがペガスス座なんだよ。ギリシャ神話では、勇者ペルセウスが

妖怪メドゥーサの首に剣をふるったときに、メドゥーサの血が岩にしみて、そこから

生まれ出た天馬とされているんだ。そしてペガススはペルセウスを乗せて空を駆

け、アンドロメダ王女の危機を救うことになる。また一説にはコリントの王子ベレロ

フォンとともに怪物キメラを退治した天馬とされているんだ。この天馬の名前は、

ギリシャ語では「ペガソス」と読むんだけど、星座名はラテン語読みが原則なので

「ペガスス座」とされているんだよ。さてこのメドゥーサだけど、皆はどのように思い

描くのかな。髪の毛一本一本が蛇で恐ろしい目をしており、一目見た人を石に

変えてしまう恐ろしい怪物といったところかな。でも、このメドゥーサは神殿に入っ

てくる邪気を払う守り神だったんだよ。詳しくは「森を守る文明・支配する文明」

書かれているんだけど、メドゥーサの目は見るものを石に変えると共に、それを身

につけている人にとっては敵の攻撃から身を守り、邪気を払う力があると信じら

れていたんだ。現在のトルコやシリアでもメドゥーサの目のような青い目のガラス

玉のペンダントやブローチを売っているんだけど、これは邪気を払い、他人の

邪悪なものを睨み返すお守りであり、結婚式や家を新築した時など他人がうら

やむことをする時は、必ずこの青い目のお守りをつけているんだ。このように目

や蛇に対して、古代の人々は生命や再生と循環のシンボルとして描いていた

んだよ。今多くの人は蛇に対して邪悪なものというイメージを持っているかもし

れないけれど、昔は蛇への信仰はすなわち森のこころそのものを象徴してい

たんだ。日本でも多くの神社に蛇が祭ってあるよね。








くらげのように透き通った銀河

HubbleSite Newscenter: Exceptionally deep view of strange galaxy


「かみのけ座銀河団」という約3億2000万光年の距離の彼方に位置する中に、この

NGC 4921がある。「かみのけ座銀河団」には1000個以上の銀河がひしめいて

いるが、その多くは銀河同士の衝突や変形が頻繁に起きているため、渦巻銀河は

少なく楕円銀河が多くなっている。このNGC 4921はその数少ない渦巻銀河だが、

星形成が活発でない領域がないためか、銀河自体が透き通って見えている。


APOD: 2013 November 25 - Anemic Spiral NGC 4921 from Hubble

(大きな画像)






HubbleSite Newscenter: An "Island Universe " in the Coma Cluster

この銀河NGC 4911も、かみのけ座銀河団に属しており、地球からの距離

約3億2000万光年という彼方にあるん銀河なんだ。この画像はハッブル宇宙

望遠鏡(HST)が2006年、2007年、2009年と数年をかけて撮影したものだよ。

(大きな画像)





HubbleSite - NewsCenter - STScI - 2004 - 15: The Lure of the Rings

2004年4月、NASAのハッブル宇宙望遠鏡が捉えたAM 0644-741という銀河で、地球

から3億光年かなたにあるんだ。まるでダイヤモンドを散りばめられたブレスレットの

ような姿だね。15万光年の直径をもつリングには青く明るい輝きを放つ星団があり、

銀河の中心核を包み込んでいる。このリングは銀河の衝突によって出来たもので、

以前の渦巻銀河が衝突によって水面の波紋が広がるように、星やガスが外側へと

動かされたんだ。そしてこのリングの中で、ガス雲がぶつかったり圧縮されたりして

新しい星々が誕生しているんだ。






HubbleSite newscenter: Hubble's Sweeping View of the Coma Cluster of Galaxies

この画像の渦巻銀河も「かみのけ座銀河団」(別名Abell 1656)にあるんだ。

これは渦巻銀河(IC 4040)を拡大した画像なんだけど、ちりを含む腕のよう

なものが、赤っぽく浮かび上がっているのが見えているね。




中央右に北斗七星が見え、その先に北極星がある小熊座が見えるね。

北斗七星の星に沿ってゆるやかな曲線を描くと、うしかい座のアークトゥルス

に当たる。このアークトゥルスと北斗七星の一番上の星を底辺とした正三角

形を作ってみよう。そうすると、何か星がごちゃごちゃ集まっているところが見

えると思う。これが「かみのけ座」なんだ。







HubbleSite newscenter Newsdesk:
Hubble Celebrates 15th Anniversary with specutaclar New Images

この銀河は「子持ち銀河」として有名なM51の姿だよ。渦巻きの腕の部分

には産まれたばかりの星が見えていて、中心核の黄色っぽい部分は年を

星があるんだ。右側に見えるのは伴銀河の姿なんだ。下の画像のように、

このM51は北斗七星の尻尾の星アルカイドの近くにあるんだ。

このM51の詳しい位置と説明はこちら









HubbleSite Newsdesk: Hubble images majestic cousin of the Milky Way

2001年10月、NASAのハッブル宇宙望遠鏡が捉えた雄大な銀河NGC 3949の姿。この

銀河は5000万光年離れており、北斗七星の方向にある6、7個の銀河が集まった銀河団

のメンバーなんだ。若い星がひしめく青い円盤や、星が誕生する薄ピンク色の領域、青い

円盤部分と対象的な中心の明るいバルジには、年老いた赤い星が存在している。







HubbleSite - NewsCenter - 2004 - 04:
An Abrasive Collision Gives One Galaxy a "Black Eye

2004年2月、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した、黒眼銀河M64だ。

M64はかみのけ座にあり、地球から約1700万光年離れており、

画像からもわかるように中心から少し離れたところに暗黒帯が

あるのが特徴なんだ。この暗黒帯は光を吸収するちりの帯なん

だけど、もっと注目すべきは銀河の外側のガスが、内側の星や

ガスとは逆方向に回転していることがわかったんだ。恐らく10億

年以上前にM64と衝突し吸収された伴銀河によって、この逆回転

のガスの流れが起きたのではと考えられているんだよ。


APOD: 2013 April 4 - M64: The Black Eye Galaxy

(大きな画像)







HubbleSite Newscenter: A Day in the lives of galaxies

2003年9月、南天の「ろ座」の方向を捉えたNASAのハッブル宇宙望遠鏡の画像だ。

写し出されているこれらの銀河は、重力レンズ効果により様々な姿を見せているんだ。

画像中心に見られる青い弧は、100億光年離れた遠方銀河の姿が重力レンズ効果に

よって引き伸ばされて見えており、青い色からこの銀河には高温の若い星が含まれて

いることがわかる。逆に、赤い色の銀河は古く低温の星が含まれていることを示してい

る。重力レンズ効果を観測することは、銀河中に存在する暗黒物質などを含めた質量

を計る重要な情報をもたらしてくれるんだ。








Gemini Press Release:
Gemini Observatory Welcomes 2005 with Release of Galactic Fireworks Image

この画像は2005年1月、まるで新年の花火のような銀河NGC 6946の姿だよ。

この銀河は、太陽系から1000万〜2000万光年ほど離れており、ケフェウス

座とはくちょう座の境界に位置しているんだ。星の数は天の川銀河の半分

程度なんだけど、過去100年の間に8回も超新星爆発が観測されており、私

たちが知る中でもっとも超新星爆発が頻繁に起きる銀河として知られている

んだ。ちなみに私たち天の川銀河での超新星爆発は過去1000年間でたった

の4回で、一番最近のものでも1604年(ケプラーの新星)に起きたものだよ。

またこのNGC 6946では銀河のいたるところで「スターバースト」と呼ばれる

爆発的な星形成が起こっているんだ。だから銀河が色鮮やかに見えるんだ

ろうね。 (大きな画像)

(追記 下の画像)

渦巻銀河NGC6946(下)と散開星団NGC6939(右上)

2017年5月19日に撮影されたこの画像(視野は約1度で満月の2個分)には、

最近見つかった超新星爆発SN2017eawが見えています(赤い補助線の中心)


APOD: 2017 May 25 - Star Cluster, Spiral Galaxy, Supernova


APOD: 2018 February 24 - Facing NGC 6946

(大きな画像)



天空の果実 に戻る







双眼鏡で見る春の星空 双眼鏡で見る夏の星空

双眼鏡で見る秋の星空 双眼鏡で見る冬の星空

天体観測に適した小・中口径の双眼鏡

天体観測に適した大口径の双眼鏡

(映し出されるまで時間がかかる場合があります)

いい双眼鏡とはどんなもの

雑記帳(魅せられたもの)

神を待ちのぞむ

天空の果実


「天空の果実」に戻る