上の画像は双眼鏡(倍率7倍の実視界約7°)で見る春の星空 M48 散開星団 (画像中央)。
うみへび座 距離・・・1500光年
上の画像は光害のない、そして透明感ある最高の星空を再現したものです ので、光害などが残るところでは実際にはこのように見えない場合があります。 |
今から1500年前の世界とは?(2011年基点) 遠い昔に船出した星の光は、今それを見ている人の瞳に 映し出され、そしてその心には何が刻まれるのでしょう。 |
476 西ローマ帝国滅亡 486 フランク王国建国 527 東ローマ皇帝ユスティニアヌス大帝(〜565) 527 (日本)磐井の乱 533 ローマ法大全ができる 537 セント・ソフィア聖堂完成(アヤソフィア) 538 (日本)仏教が伝わる 570頃 マホメット生まれる(〜632) |
アヤソフィアは、トルコのイスタンブルにある博物館。東ローマ帝国(ビザンツ帝国・ ビザンティン帝国)時代に正統派キリスト教の大聖堂として建設されたもので、帝国 第一の格式を誇る教会、コンスタンティノポリス総主教座の所在地であった。東西 教会の分裂(1054年の「相互破門」の舞台はまさに当大聖堂だった)以後は、正教 会の総本山となる。 東ローマ帝国の代表的な遺構であり、しばしばビザンティン建築の最高傑作と評価 される。その歴史と威容から、オスマン帝国の時代においても第一級の格式を誇る モスクとして利用された。日本語では慣用的に「ハギア・ソフィア」と呼称されるが、 厳密にはトルコ語読みは「アヤソフャ」、古典ギリシア語読みは「ハギア・ソピアー」、 現代ギリシア語読みでは「アギア・ソフィア」に近い。正教会では「アギア・ソフィア大 聖堂」と呼ばれ、「ハギア・ソフィア大聖堂」と表記されることも多い。 アヤソフィア - Wikipedia より画像・文とも引用 |
M48 散開星団・・・肉眼でもありかがわかる近く明るい星団・・・1771年にメシエが発見した 星団。しかし、実際の位置より南に5°ずれた誤った値がカタログに掲載されたため、これも また該当する星団がない行方不明の天体となっていた。1959年にNGC2548と同一天体として 固定された。距離も近く明るい星団で、肉眼でもその存在がわかる。 「Newton ニュートン別冊 メシエ天体のすべて」より引用 |
天文学者メシエは、星雲や星団を観測して番号をつけていったが、M48は位置を間違えて 記録されたことで有名な散開星団だ。うみへび座から探すより、こいぬ座のβ星とプロキオン を結んで、プロキオンの方向に14°ほどのばす方が、簡単に見つかる。肉眼でかすかに認 められ、双眼鏡では星雲状に見える。望遠鏡ならば星の連なりがいくつも見られ、みごとだ」 「星空フィールド日記」浅田英夫著 より引用 「M48の見かけの大きさは30’と満月大で、明るさは5.8等なので肉眼でもなんとか見えま す。小型双眼鏡から大口径望遠鏡まで、さまざまな機材で観察を楽しめます。M48を眺めた ときには、とも座のM46やM47ともぜひ見くらべてください。この3つの散開星団は見かけの 大きさはほぼ同じですが見え方は三者三様です。星の明るさや密集の度合いは、M48は これらの中では中間的な印象です。このM48やM42が位置する赤緯帯は、日本からは静止 衛星の見かけ上の通り道です。眼視でも写真でも、視界を横切る静止衛星を多数見かけ ます。」 「メシエ天体 ビジュアルガイド」 中西昭雄・著 誠文堂新光社 より引用
「まず散開星団ですが、海へびの頭からずっと南西へ下ったところ、いっかくじゅう座との境目 にNGC2548、つまりM48があります。ここは冬の天の川の東岸で星数のにぎやかなところで す。月のない晴れた晩には、肉眼でもぼんやりまるい姿が見られます。双眼鏡でも、星が楕 円形に集まっていることがわかりますが、6cmで40倍になると、風車のような星の配列のおも しろさがわかるようになります。視直径が30′もありますので、カメラでの対象としても見のが せません。M48はメシエが間違って位置を記したところから、長い間行方不明の天体となって いましたが、じつはこのNGC2548がメシエの見たM48だということが、最近になって明らかに なったものです。 「星座ガイドブック 春夏編」藤井旭著 より引用
「メシエの記録のあやまりで、M48には星団がなかったのだが、おそらくNGC2548のことだ ろうと、あとで確認されたものだ。かなり広がっていて、暗野なら肉眼でボンヤリと認められる ほどだ。双眼鏡では星雲状に、口径5cm低倍率で星の集団としてみられる。口径10cmクラス ならスバラシイ。ヒドラの頭から、2-C(30 Mon)-1と3つならんだところをみつけたら、そのグ」 ループから約3.5°南西にある。」 「ほしぞらの探訪 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡による」山田卓著 より抜粋引用
「全光度5.3等、径30'の大きく明るい散開星団で、よく晴れた夜、肉眼でぼんやりとかすん でみえます。7×50双眼鏡で小さな星粒がほぼ楕円にならんでいるのがはっきりわかりはじめ ます。8〜10cmで明るい星を中心にS字状のおもしろい星の配列がたのしめます。星数は60 ばかり、こいぬ座のβをαの方にのばすと、いっかくじゅう座ζがあり、これからすぐにみつけ られます。また、うみへび座の頭からでもみつけられます。」 「四季の天体観測 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡で」中野繁著 誠文堂新光社 より抜粋引用
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「フラムスチード 天球図譜」恒星社編 より引用
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