上の画像は双眼鏡(倍率7倍の実視界約7°)で見る春の星空 M83 渦巻き銀河 (画像中央のぼんやりとしたところ)。
うみへび座 距離・・・1500万光年
上の画像は光害のない、そして透明感ある最高の星空を再現したものです ので、光害などが残るところでは実際にはこのように見えない場合があります。 |
今から1500万年前の世界とは?(2011年基点) 遠い昔に船出した星の光は、今それを見ている人の瞳に 映し出され、そしてその心には何が刻まれるのでしょう。 |
1,800万年〜1,700万年前 日本最古の馬の骨の化石 1600万年前頃 大和三山の内の畝傍山や耳成山、また二上山もこの頃火山活動していた。 約1500万年前 ヨーロッパに隕石が落下、クレーターを形成する。現在のドイツ・バーデン= ヴュルテンベルク州にあるリース隕石孔、シュタインハイム・クレーター。 1,450万年前 日本海が完成する 1300万年前 この頃からヨーロッパ、南アジア、東アジアなどユーラシア各地にも類人猿の 化石が現れる。 |
中新世(ちゅうしんせい、Miocene)は地質時代の一つであり、約2,300万年前から約500万 年前までの期間。新生代の第四の時代。新第三紀の第一の世。 |
M83 渦巻銀河・・・みごとな渦巻きをもつ「南天のねずみ花火」・・・うみへび座の尾の側、 ケンタウルス座の頭部に近い場所にある比較的明るい渦巻銀河。小口径望遠鏡でも見つけ られ、写真ではみごとな渦巻きと、銀河の中心から伸びる棒状の構造がわかる。また、渦巻 きに沿って赤く輝く星形成領域の存在も見てとれる。このみごとな渦巻きのようすから「南天 のねずみ花火」「回転花火銀河」とよばれている。 「Newton ニュートン別冊 メシエ天体のすべて」より引用 |
「M83は、メシエのリストの中で私が最も好きな銀河である。それはすばらしいフェイスオン (正面向き)の銀河である。ハワイに住んでいるので、この南の天体の荘厳さが引きたって 見える。温暖な緯度の場所から見ると、しばしば大気に邪魔されてしまう。私が観測してい る場所からは、M83は4インチの低倍率でしっかりと密集して見えるし、双眼鏡で簡単に見 られる。裸眼でも見ることができる。小さい望遠鏡で見るとほんとうに傑作で、高倍率を使 うと、とても多くの構造(明るいこぶ、黒い筋、奇妙な形の腕)を見ることができる。 「メシエ天体カタログ」ステファン・ジェームズ・オメーラ著 より抜粋引用 「M83は、からす座β星(2.7等)を起点に東へ10°のところにあるうみへび座γ星(3.0等) を見つけ、ケンタウルス座θ星(2.1等)との中間付近をファインダーで捜すと見つけられ ます。小型双眼鏡やファインダーでもうっすらした円盤状に見えるので望遠鏡の視界に とらえるのは容易です。」 「メシエ天体 ビジュアルガイド」 中西昭雄・著 誠文堂新光社 より引用
「うみへび座のしっぽの方にある系外星雲M83は、ケンタウルス座との境界にあり、南に 光度が低いせいもあってあまり注目されませんが、大型のりっぱな系外星雲です。おとめ 座のスピカと赤経がほぼ同じなので、これが南中したことを見はからって観測すればよい 条件でながめられることになります。双眼鏡でも大きなぼんやりした光はすぐ見つけられ ますので、おおよその位置をつかんでいればつかまえるのは簡単です。」 「星座ガイドブック 春夏編」藤井旭著 より抜粋引用
「口径5cm倍率7倍の双眼鏡で光片が認められ、口径8pの望遠鏡で渦をまく姿がかす かにわかります。うみへび座に位置する明るい銀河ですが、日本からでは空低く、地平 線近くまで見渡せるような場所でないと見るのは難しいでしょう。」 「星空ウォッチング」沼澤茂美+脇屋奈々代著 より抜粋引用
「うみへび座のしっぽちかくにある。おとめ座のスピカからγをさがしたら、約7.5°南南東 に、6等星と40′はなれてなれんでいる。双眼鏡でも位置確認ができるほどで、意外とよく みえる。口径5cmなら×30で、中心が明るく、まわりに淡いひろがりがみとめられる。口径 10cmでその気になってみると、渦巻き銀河の雰囲気が感じられるというのだが・・・・? スピカが南中のころをねらってさがしてみよう。ケンタウルス座のω星雲もちょうど同じこ ろ南中する。」 「ほしぞらの探訪 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡による」山田卓著 より引用
「春の宵の南の空に長ながと横たわるうみひび座の尾の近くで、ケンタウルス座との境界 近くにM83銀河があり、双眼鏡で小さな淡い光芒として見えています。この付近にはおとめ 座のソンブレロ銀河M104や大きな球状星団ω星団などの見ものがありますので、星図を たよりに見つけだしてごらんになるとよいでしょう。M83などの見つけかた・・・南の空低く見 えていますので、透明度のよい晩に見るとよいでしょう。」 「双眼鏡で星空を楽しむ本」藤井旭著 より抜粋引用
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Messier Monday: The Southern Pinwheel Galaxy, M83 ? Starts With A Bang
APOD: 2014 January 17 - M83 Star Streams
Celestial Feature of the Week: Hydra (M48, M68, and M83) Rome Star Gazers
「フラムスチード 天球図譜」恒星社編 より引用
(映し出されるまで時間がかかる場合があります)