上の画像は双眼鏡(倍率7倍の実視界約7°)で見る夏の星空 M13 球状星団(画像中央)。
ヘルクレス座 距離・・・2万2000光年
上の画像は光害のない、そして透明感ある最高の星空を再現したものです ので、光害などが残るところでは実際にはこのように見えない場合があります。 |
今から2万2000年前の世界とは?(2011年基点) 遠い昔に船出した星の光は、今それを見ている人の瞳に 映し出され、そしてその心には何が刻まれるのでしょう。 |
2万5000年前頃 姶良火山が大爆発を起こす。 約2万年前 ウルム氷期(最終氷期)のピーク。気温は年平均で7?8℃も下がった。そのため 地球上で氷河が発達し、海水面が現在よりも100mから最大で130mほど低かったと 考えられている。その後、温暖化と寒冷化の小さな波をうちながら、長期では徐々 に温暖化に向かった。 2万〜1万年前 ホモ・フロレシエンシス(Homo floresiensis) インドネシア フローレス島 リアン・ブア洞窟 名称(愛称)・・・ホビット |
Hobbits (Homo floresiensis) The Loom Discover Magazine 「ホモ・フローレシエンシス(フローレス人 Homo floresiensis)は、インドネシアのフローレス島で発見された、 約1万2千年前まで生息していた小型のヒト属の新種の可能性が取りざたされている生物。身長は1mあまりで、そ れに比例して脳も小さいが、火や精巧な石器を使っていたと考えられる。そのサイズからホビット(トールキン の作品中の小人)という愛称が付けられている」 ホモ・フローレシエンシス - Wikipedia より引用 Lost Towns Project Archaeology:Mummies, Bones and Hominids Another Day at the Museum Ausstellungsbesuch in der Wissenschaft, Kultur, Politik |
M13 球状星団・・・北天で最も見ごたえのある球状星団・・・北天では最も明るく大きく、そして 見ごたえのある球状星団。夜空の暗い場所では、肉眼でもその姿を確認することができる。小口径 の望遠鏡でも美しいが、大口径望遠鏡で見たときの、無数の星々がぎっしりつ群がるようすはじつ に壮観である。1974年には、地球外知的文明へ向けたはじめてのメッセージが、プエルトリコのアレ シボ天文台の電波望遠鏡をつかって発信されたが、その目標となったのが、このM13である。 「Newton ニュートン別冊 メシエ天体のすべて」より引用 |
「この星座での最大の見ものは、なんといってもヘルクレスの腰のあたりにある大球状星 団M13でしょう。ζ星とη星を結んだ中間、ややη星よりのところに目をむけると、空が きれいに澄んだ夜なら肉眼でもかすかな光班をみとめることができます。双眼鏡ならか なり大きな丸い光芒がいっそうはっきりしてきますが、おもしろくなるのは6cm〜8cmに 100倍〜150倍くらいのやや高めに倍率をかけてからでしょう。これでシーイングのよい晩 にじっと見つめると、表面がなにやらざらざらしたような感じがわかります。しかしこの程度 では、星に分解してみるのはまだちょっと苦しいようで、ひとつぶひとつぶの星を見ようと 思えば、やはり15cmくらいの口径がほしくなります。20cmになればもう完全で、無数の星 つぶが球状にびっしりつまっているありさまを目のあたりにすると、宇宙の神秘さに胸をう たれずにはおかれません。 「星座ガイドブック 春夏編」藤井旭著 より抜粋引用 ヘルクレス座のM13は北天一といわれる大型で明るい球状星団です。明るさは5.8等で、 透明度のよい暗い観測地では、肉眼でもなんとかその存在がわかるほどです。(中略) 7x35mmの小型双眼鏡でもボケた円盤状の姿がわかります。 「メシエ天体 ビジュアルガイド」 中西昭雄・著 誠文堂新光社 より引用
「双眼鏡では小さな光の雲に見えます。小型望遠鏡では光の雲に重なって、ぶつぶつと星 が見えてきます。口径40cmクラスの少し大きな望遠鏡では、たくさんの星が球状にびっしり 集まった姿が立体的に見え感動します。実際には数十万個の星が直径300光年ほどの 領域に球状に集まった天体です。」 「星空ウォッチング」沼澤茂美+脇屋奈々代著 より抜粋引用
「さすがに北天一といわれるだけあって、2.5cm10倍の双眼鏡でも、明らかに恒星と違った ぼんやりした姿に見えます。4.2cm10倍ではひとまわり大きい星雲状に見えます。日本では 天頂近くに南中するので、都心の私の自宅からでも4.2cmの双眼鏡で見ることができます」 「双眼鏡で星空ウォッチング」白尾元理著 より抜粋引用
「球状星団ベストスリーに入れられるみごとな姿が楽しめる。はじめて見た球状星団がM13 という人は多い。これぞ球状星団という姿をみせてくれるし、みごとな天体写真で有名なので、 誰もが一度はのぞいてみたいと思っているからだ。双眼鏡でもにじんだ星雲状が美しい。暗夜 目をこらすと肉眼でもみとめられるだろう。ηとζの間、ηよりの3分の1のあたり、ηの南約 2.5°をさがしてみよう。口径5cmで美しい。口径10cmではボリュームが感じられて、期待を うらぎられることはない。チャンスがあれば、一度口径20cmクラスで“ウーン、スバラシイーッ” とうなってほしい星団だ。」 「ほしぞらの探訪 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡による」山田卓著 より引用
「双眼鏡で見る球状星団は、どれも周辺がややぼやけた小さな丸い像として見えるのがふつ うです。ヘルクレス座にあるM13もそれと同じで、丸い像として見えるにとどまりますが、明るく 輝いたイメージが目をひくという点で、双眼鏡でも興味深い見ものとなっています。」 「双眼鏡で星空を楽しむ本」藤井旭著 より抜粋引用
「明るく大きな球状星団で、ウィルソン山天文台60インチで11時間露出した乾板から、シャプレー は21等級以上の星3万個を数えました。まず、オペラグラスでηとζのあいだにηに近く三分の一 ぐらいのところに、小さく、なんだか恒星とはちょっとちがった6等星ぐらいの光斑が双眼鏡でみつ かります。そのまま双眼鏡から目をはなしてじっとみつめますと、肉眼ではっきり恒星のようにみ えます。7×50双眼鏡で、明るくてまるい星雲のようにみえ、すぐかたわらの7等星と低い三角形を つくっているのがよくわかります。光度5.7等で、8cmぐらいから、はしの方の微星がみえはじめ、 20cm高倍率でみると視野いっぱいにほたるのように星がむらがっているのがみえ、宇宙の深み にさそいこまれるようです。」 「四季の天体観測 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡で」中野繁著 誠文堂新光社 より抜粋引用
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APOD: 2017 May 12 - M13: The Great Globular Cluster in Hercules
APOD: 2012 June 14 - M13: The Great Globular Cluster in Hercules
APOD: 2007 November 15 - M13: The Great Globular Cluster in Hercules
「フラムスチード 天球図譜」恒星社編 より引用
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