上の画像は双眼鏡(倍率7倍の実視界約7°)で見る春の星空 M81(左)&M82(右)。おおぐま座
距離 M81・・・1200万光年 M82・・・1200万光年
![]() ので、光害などが残るところでは実際にはこのように見えない場合があります。 |
![]() 遠い昔に船出した星の光は、今それを見ている人の瞳に 映し出され、そしてその心には何が刻まれるのでしょう。 |
1,450万年前 日本海が完成する 1300万年前 この頃からヨーロッパ、南アジア、東アジアなどユーラシア各地にも類人猿の化石が現れる。 ![]() The Killer Ape is Dead |
![]() で、小口径望遠鏡でも十分わかり、近くにあるM82も同じ視野に見える。望遠鏡では銀河の中心部 が明るく目立って見えるが、写真ではみごとな渦巻きの腕のようすがわかる。1774年ん、ボーデが M81、M82を同時に発見している。この二つの銀河は、物理的にも同一のグループをなしており、 巨大なM81は隣のM82に大きな重力の影響をおよぼしていると考えられている。 ![]() 則銀河。小口径望遠鏡では同じ視野に見えるが、M81に比べると随分小さく暗いことがわかる。細 長く伸びた姿はよく葉巻にたとえられる。赤外線で観測すると、その中心は可視光で見るよりも明る く、爆発的な星形成(スターバースト)が起こっていることが知られている。また、中心から極方向に 電離した水素ガスが吹きだすようす「スーパーウィンド」が観測されている。M81のこういった大規模 な活動は、隣接する銀河・M81の巨大な重力による相互作用の結果起こっていると考えられている。 「Newton ニュートン別冊 メシエ天体のすべて」より引用 |
別な位置を占めている。M81とM82を見る時はいつでも、親しい友人と星の下ですごした 暑い夏の二晩の美しい時を思いだす。約10年前のある夜、新星発見者のピーター・コリンズ と私は、マサチューセッツ州コンコルドの、ソーロー、エマーソン、アルコットといった幽霊話 に出てくるような暗い田舎道を散歩していた。カシとニレの暗い森に私たちが近づくと、おお ぐま座が木の上によろめいているのに気づいた。ピーターが双眼鏡をもち上げる前に、静 かな期待がよぎった。彼はいつもそれをもっていて、M81とM82に向けていたのである。 私は常々それらを望遠鏡でしか見えない天体だと思っていた。しかし、ピーターは鑑賞眼の ある目でじっと見ていた。それから彼は私に双眼鏡を手渡した。双眼鏡でももちろん十分 だった。視野の中には、二つの弱い光が遠ざかるように見えるかたまりが入っていた。」 「メシエ天体カタログ」ステファン・ジェームズ・オメーラ著 より抜粋引用 ![]() かもしれません。よく知られているのはおおぐま座γ星(2.4等)からα星(1.8等)に向かって 伸ばした線をそのまま延長してM81まで行き着く方法ですが、このとき真っ直ぐ延長したので はダメで、天の北極方向に微妙にカーブさせて延長しなければなりません。(中略) 倍率の低 い小型双眼鏡や望遠鏡のファインダーでもM81とM82がハの字に並んだ様子は簡単に見る ことができます。」 「メシエ天体 ビジュアルガイド」 中西昭雄・著 誠文堂新光社 より引用
かなたの星雲がたくさん見とおせるところです。そのうち小望遠鏡でとくにおもしろいのは、 北斗七星のγ星とα星を結んで、α星の方へ約2倍延長したところにあるM81とM82の 二つの大きな小宇宙でしょう。空さえよければ双眼鏡でも二つの星雲がハの字の形にな らんでいるのが見えてきますが、このうち、まるみをおびた方がM81で、細長いのがM82 です。」 「星座ガイドブック 春夏編」藤井旭著 より抜粋引用
ませんが、M82の方がひとまわり明るく見えます。どちらの銀河も距離1000万光年で、 空間的にもすぐそばにあります。明るい銀河ですが、かすみでぼんやりした春先には見 にくくなります。透明度のよい真冬の夜半に見たほうがよいでしょう。」 「双眼鏡で星空ウォッチング」白尾元理著 より抜粋引用
なるにつれ、2本の腕がその楕円を取り巻くように伸びているようすがよくわかるようにな る。M82・・・50倍以下ならM81と同一視野で見ることができる。5cmで、M81よりも暗 いが細長いことがわかる。8㎝60倍で輪郭が凹凸して特に中央部がくびれているようす が見え、さらに口径が大きくなると、複雑にガスが入り組んだ内部のようすがわかってく る。優美な美しさのM81とは対照的に、いかにも爆発銀河だという激しさが伝わってくる」 「エリア別ガイドマップ 星雲星団ウォッチング」浅田英夫著 より抜粋引用
ほど、よく整った美しい渦巻銀河だし、M82は話題の爆発銀河だ。αから38-35をさがして、 さらに24をさがしてすこし(約2°)バックするというのが私のたどりかただ。γからαをねらっ て約12°先に24番星がある。双眼鏡では、M81がぼんやりした恒星状にみえるだろう。口径 5cm×40ならM81とM82が、同じ視野の中にならんでみられる。ただし、M82はかなり淡い。 「ほしぞらの探訪 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡による」山田卓著 より抜粋引用
す。明るさは視直径はM81が7等、径16'×10'、M82の方は8.4等、径9'.0×4'.0です。よく晴 れた条件のよい夜には、7×50の双眼鏡で小さくならんでいるようすがうかがえましょう。5㎝ 低倍率でも、M81は長円に、M82の方は細長く、よく輝きます。10cmぐらいではくわしい構 造もわかりはじめます。外側はかなりくっきりとしていますから充分たのしめます。」 「四季の天体観測 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡で」中野繁著 誠文堂新光社 より抜粋引用
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APOD: 2013 September 25 - M81 versus M82
その他の画像 1
APOD: 2006 April 15 - Galaxy Wars: M81 versus M82
APOD: 2017 June 27 - The M81 Galaxy Group through the Integrated Flux Nebula
M81銀河群、やや右下に見えるM81とM82の他にも、手前に広がるインテグレーテッド・フラックス星雲(IFN)の
光を通して見たM81銀河群には、多彩な銀河が存在しているのがわかります。この画像は80枚の写真をつなぎ
合わせたものです。 (さらに大きな画像)
APOD: 2014 November 19 - Bright Spiral Galaxy M81
APOD: 2010 December 9 - M81 and Arp's Loop
APOD: 2013 April 16 - Grand Spiral Galaxy M81 and Arps Loop
APOD: 2001 March 12 - M82 After the Crash
「フラムスチード 天球図譜」恒星社編 より引用
(映し出されるまで時間がかかる場合があります)