上の画像は双眼鏡(倍率7倍の実視界約7°)で見る夏の星空 IC4665(散開星団) へびつかい座
距離・・・1400光年
上の画像は光害のない、そして透明感ある最高の星空を再現したものです ので、光害などが残るところでは実際にはこのように見えない場合があります。 |
今から1400年前の世界とは?(2011年基点) 遠い昔に船出した星の光は、今それを見ている人の瞳に 映し出され、そしてその心には何が刻まれるのでしょう。 |
604 煬帝が即位(〜618) 604 (日本)十七条憲法定まる 605 煬帝が大運河を開く 607 (日本)遣隋使を派遣 610 マホメットのイスラム教成立 618 隋が滅亡、唐が中国を統一(〜907) 622 マホメットがメジナに逃れる(ヘジラ・回教紀元元年) 622 (日本)聖徳太子が死去 626 唐の太宗が即位 →貞観の治(627〜649) 630 マホメット、アラブを征服(シリア、メソポタミア、イラン、エジプト)(〜651) 630 (日本)遣唐使の派遣 661 ウマイア朝(サラセン帝国)成立(〜750) |
聖徳太子立像(飛鳥寺) 「聖徳太子(しょうとくたいし、敏達天皇3年1月1日(574年2月7日) - 推古天皇30年2月22日(622年4月8日) (同29年2月5日説あり-『日本書紀』))は、飛鳥時代の皇族。政治家。用明天皇の第二皇子。母は欽明天皇 の皇女・穴穂部間人皇女(あなほべのはしひとのひめみこ)。 推古天皇のもと、摂政として蘇我馬子と協調して政治を行い、国際的緊張のなかで遣隋使を派遣するなど 大陸の進んだ文化や制度をとりいれて、冠位十二階や十七条憲法を定めるなど天皇を中心とした中央 集権国家体制の確立を図った。また、仏教を厚く信仰し興隆につとめた。」 聖徳太子 - Wikipedia より画像・文共引用 |
「梅原猛の授業 仏になろう」より抜粋引用
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「β星の1°北にあるたいへんまばらな散開星団で、星の数も全部で13個しかありません。 この星団の特徴は、なんといっても星のひとつぶひとつぶが大きくて明るいことです。した がって、双眼鏡での対象としてちょうどよいものとなります。」 「星座ガイドブック 春夏編」藤井旭著 より抜粋引用
「へびつかいの右肩(β)の上に、まるで肩章のようにのっかかっているのがこの星団だ。 ひじょうにまばらで星数も少ないが、星が明るいので、双眼鏡や口径5cm低倍率でなかなか 楽しい。満月の直径の2倍ほどにひろがっている。」 「ほしぞらの探訪」山田卓著 より引用
「むかしの星座案内をみますと、へびつかい座の肩のβのすぐ北は、きれいな星のひとむ れがあるとしるされていますが、これがIC4665で、径60′にもおよぶ大きな散開星団です。 7×50双眼鏡でβを視野に入れるとβのすぐ北で、7〜8等の星がたくさんまかれているのが 目に入ってきます。全光度6等で、星の数は20個ぐらいです。きまった星の配列もありません が、よいながめです。また双眼鏡にぴったりの目標です。」 「四季の天体観測 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡で」中野繁著 誠文堂新光社 より抜粋引用
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2015年9月19日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。 スターリン、ヒトラーなどの独裁者に共通するもの 自身が絶対正義だと陶酔し、意見の異なる人を邪魔者として抹殺する。 最近の日本では小泉がそうでしたが、今回の安保法案の賛成・反対派の両者とも、その危険性のある議員や民が いるのを感じました。 聖徳太子の十七条憲法(604年4月3日に臣下を集め提示したこの憲法は、日本で初めての成文法と言われています) の第十条にはこう書かれています。 「心の中の憤りをなくし、憤りを表情にださぬようにし、ほかの人が自分とことなったことをしても怒ってはならない。 人それぞれに考えがあり、それぞれに自分がこれだと思うことがある。相手がこれこそといっても自分はよくないと 思うし、自分がこれこそと思っても相手はよくないとする。自分はかならず聖人で、相手がかならず愚かだという わけではない。皆ともに凡人なのだ。そもそもこれがよいとかよくないとか、だれがさだめうるのだろう。おたがい だれも賢くもあり愚かでもある。それは耳輪には端がないようなものだ。こういうわけで、相手がいきどおっていたら、 むしろ自分に間違いがあるのではないかとおそれなさい。自分ではこれだと思っても、みんなの意見にしたがって 行動しなさい。」 十七条憲法は崇高な理念が書かれているのではなく、モーゼの十戒「殺すな、盗むな、姦淫するな」と同じく 行動規範が書かれています。 ただ、この第十条だけを抜粋して十七条憲法を語るのは卑怯な態度なので、憲法全文を時間がありましたら見て いただけたらと思います。 第七条にはこうも書かれています。 「人にはそれぞれの任務がある。それにあたっては職務内容を忠実に履行し、権限を乱用してはならない。賢明な 人物が任にあるときはほめる声がおこる。よこしまな者がその任につけば、災いや戦乱が充満する。世の中には、 生まれながらにすべてを知りつくしている人はまれで、よくよく心がけて聖人になっていくものだ。事柄の大小に かかわらず、適任の人を得られればかならずおさまる。時代の動きの緩急に関係なく、賢者が出れば豊かに のびやかな世の中になる。これによって国家は長く命脈をたもち、あやうくならない。だから、いにしえの聖王は 官職に適した人をもとめるが、人のために官職をもうけたりはしなかった。」 欺瞞・汚職にまみれた中国に限らず日本でも、聖徳太子のような人物が出てきたらと思っていますが、現代の 民主主義では不可能ではないかとさえ思うことがあります。 言霊、「言葉には霊力があるから、決して嘘をついてはいけない」、これは昔の日本だけでなくアメリカ先住民 (インディアン)にも共通していたことです。 選挙で聖徳太子のような人が選ばれるには、全ての民に言霊が宿って初めて実現するのですが、それは 聖徳太子の時代から1400年経っても殆ど変わらない姿を見ると悲観的にもなってしまいます。 ただ、そんな荒波の中でも、名もない知られざる英雄がいたことを指標として、自身が出来ることを模索して いかねばと思っています。 写真は9月15日に撮影した合歓の木(ネムノキ)です。 |
「フラムスチード 天球図譜」恒星社編 より引用
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