未来をまもる子どもたちへ


Astronomy Picture of the Day Archive APOD: 2016 January 11 - A Colorful Solar Corona over the Himalayas



2016年1月12日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。





「母の首飾り」と白虹(写真はNASAより引用)


ヒマラヤ山脈にあるアマ・ダブラム(6856m)はネパール語で「母の首飾り」という意味の山です。



この山の近くと言っても、富士山より100mも高い(3867m)ところにラマ僧が修行しているタンボチェ僧院があり、

僧院近くには世界初の厳冬期エベレスト登頂を果した故・加藤保男(植村直己さんと同じく現在まで遺体は

未発見)さんやシェルパ達の慰霊碑が建てられています。



最近、「神々の山嶺」(原作は第11回柴田錬三郎賞を受賞、映画(岡田准一・阿部寛・主演)も近く上映)という

漫画を読みましたが、誰も成し得ないことへの挑戦心の凄まじさを感じさせられるものです。



30年前に冬の谷川岳に登りましたが、山頂付近で吹雪に会い、冬山の恐ろしさと、命がいくつあっても足りない

という想いは今でも心に残っており、先輩の助けがなければ下山出来なかったかも知れません。



この冬登山のために購入した軽くて丈夫なジャケット(エベレスト遠征隊が使用したと店員は話していましたが)

は今では汚れが目立ちますが、その後の登山や外出時など使い続けてきました。



「汚れ」は想い出が刻まれた勲章のようなものかも知れません。



話は飛んでしまいましたが、写真の白虹。



太陽に薄い雲がかかった際に、光の輪が現れる大気光学現象で日暈(ひがさ、にちうん)・白虹(はっこう、

しろにじ)と言うそうです。



ネパールの人が母親の姿を思い浮かべたと思われる、腕を大きく広げた山々の姿と白虹、神々しいまでの写真です。







祈りのために作られたもののようで、お経(サンスクリット?)が記されています(1987年〜1988年)





2016年3月17日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。



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不死鳥のオーロラ(写真はNASAより引用)


アイスランドにて昨年9月に撮影されたものですが、オーロラを見に集まっていた人々が帰った午前3時30分、

光が弱くなっていたオーロラが突然空を明るく照らします。



場所はアイスランドの首都レイキャビクから北30kmにある所で、流れている川はKaldaと呼ばれています。



画像中央やや上にはプレアデス星団(すばる)が輝き、山と接するところにはオリオン座が見えます。不死鳥の

頭の部分はペルセウス座と呼ばれるところです。



☆☆☆



この不死鳥のくちばしの近く、やや右下に明るく輝く星・アルゴルが見えます。



アラビア人は「最も不幸で危険な星」と呼んでいましたが、それはこの星が明るさを変える星だったからです。



イギリスの若者グッドリックは、耳が聞こえず口もきけないという不自由な体(子供の時の猩紅熱が原因)でした

が1782年から翌年にかけてアルゴルの変光を追いつづけ、この星が明るさを変えるのは暗い星がアルゴルの

前を通過することによって起こる現象ではないかと仮説を立てます。



1786年、その功績によりロンドンの王立協会会員に選出されますが、その4日後にグッドリックは肺炎により

22歳の若さで他界してしまいます。



グッドリックの仮説が認められたのは100年後(1889年)の分光観測によってでした。



今から230年前の話です。



不死鳥のオーロラ、多くの魂が光の中で飛翔していますように。







2016年4月4日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。



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アイスランド南部にあるセリャラントスフォス(滝)とオーロラ
(写真1枚目はNASAより、それ以外は他のサイトより引用)



1枚目の写真、幻想絵画かなと思いましたが、滝の水しぶきで何度もレンズを拭きながら撮られた写真です。



オーロラのやや右側に明るく輝く星が織姫星(ベガ)、左側に輝く星が彦星(アルタイル)です。



ですから天の川が位置するところにオーロラが出現したんですね。



北欧では死者と生者の世界を結びつけているのがオーロラであり、イヌイットの伝説ではこの世で善い行いを

した人はオーロラの世界へ行けると言われているようです。



死後の世界を意識することによって、初めて生の意味が問われてきたのかも知れません。



それはギリシャ哲学(ソクラテスプラトンなど)よりも遥か太古の世界、ひょっとしたら私たち現生人類よりも

前の人類にも芽生えた問いかけのように感じています。



オーロラなど天球に映し出される様々な現象(太陽、月、天の川、星、彗星など)を通して、人類は異なる次元の

世界を意識し死後の世界とのつながりを感じてきた。



ただ、精神世界の本に良く見られる「光の国(星)からのメッセージ」的な言葉に違和感を感じているのも事実です。



自分自身の足元の大地にしっかりと根をはらずに、ただ空中を漂っている、或いは彷徨っているような感じしか

受けないからです。



アインシュタインの相対性理論、まだ理解は出来ていませんが、それぞれの立場によって時間や空間が変わる、

それは他者の立場(社会的・文化的・経済的)を想像することと同じ意味を持っているのではと感じます。



もし、相対性理論なしでカーナビを設定すると現在地よりも11キロずれたところを指してしまいますが、それが

人間同士や他の生命間のなかで実際に起こっている。



自分自身の根をはらずに、他者のことを想像することなど出来ないのではないか、その意味で私も大地に根を

はっていないのでしょう。



一度でいいからオーロラを見てみたいです。






Astronomy Picture of the Day Archive APOD: 2015 December 12 - Comet Meets Moon and Morning Star

(さらに大きな画像)



2015年12月12日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。




月、金星とカタリナ彗星(写真はNASAより引用)

5日前の2015年12月7日(日本時間12月8日午前4時30分)に撮影されたものです。

月の右下に明るく輝く星が金星で、写真下に飛行機の翼のような尾をひいているのがカタリナ彗星です。

カタリナ彗星は2013年に発見され、来年(2016年)の1月2日に再接近しますが、どれ程の明るさになるか楽しみですね。



 

2015年12月18日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。

☆☆☆

2015年12月18日の夜明け(5時58分〜7時01分)の光景です。

少し大きめの双眼鏡カタリナ彗星のぼんやりとした光芒(6等星の明るさ)が、夜明け前の東の空に浮かんでいました。

光害がない暗い場所でないと肉眼では無理かも知れません。

☆☆☆





2015年12月5日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。




(大きな画像)


夜明けの至高の時



写真は他のサイトからの引用ですが、肉眼でも夜明け前の雲(昼間でも稀に見えます)が虹色に輝くのを見る時があります。



肉眼ではっきりと見えなくとも双眼鏡(25倍)を使うと、この虹色に輝く雲を視界一杯に広がる姿が見え、まるで天界を歩いて

いるような錯覚さえ覚えてしまいます。



ただ、至高の時であると共に、ありのままの自分を見せつけられてしまう時でもあるんです。



(注意・双眼鏡で太陽を見ないでください。最悪の場合、失明する危険があります。)






2016年1月1日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。




(大きな画像)


英国の冬至(写真はNASAより引用)

ラルワース・コーヴの日の出から日没(冬至の日)までの太陽の動きを追ったものです。

この海岸(石灰岩層)はジュラ紀という恐竜が闊歩していた時代のものですが、

長い間の波の浸食により入り江が独特な形になったようです。

画像では少し暗くてわかりずらいですが、波打ち際の独特な模様は不思議です。

ラルワース・コーヴの緯度は北海道より遥か上なので太陽も頭上高くは昇らないんですね。

日本でも冬至を過ぎ、太陽が大地から顔を出す位置は少しずつ東に移動し、そして高くなっていきます。






2016年1月3日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。










(大きな画像)


世界各地の冬至(写真は他のサイトより引用)

昔の人の冬至への想い、冬至から新年にかけての私たちの想いが伝わってくるようです。






2016年5月14日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。





数日前の5月9日、水星の日面通過が撮影されました。

「水星って小さいな、太陽って熱くて大きいな」




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