上の画像は双眼鏡(倍率7倍の実視界約7°)で見る冬の星空・M36、M37、M38(散開星団) ぎょしゃ座
距離・・・M36(4100光年)、M37(4400光年)、M38(4200光年)
上の画像は光害のない、そして透明感ある最高の星空を再現したものです ので、光害などが残るところでは実際にはこのように見えない場合があります。 |
今から4400年前の世界とは?(2011年基点) 遠い昔に船出した星の光は、今それを見ている人の瞳に 映し出され、そしてその心には何が刻まれるのでしょう。 |
BC2589頃 エジプトのクフ王 BC2300頃 アッカド帝国 BC2200頃 黄河下流域で黒陶文化 エジプトの第1中間期 BC2135頃 エジプトの中王国時代 BC2112頃 ウル第3王朝 |
2012年5月7日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。 2012年4月25日アーカイブ: Earth Dayな日々|鎌倉ツリープBLOG 「縄文のビーナス」 2012年4月国宝に指定 (写真は他のサイトより引用) 高さが45センチもあるこの土偶は約4500年前のものと言われており、縄文時代の 土偶の中では最大級のものです。 平成4年、山形県舟形町の西ノ前遺跡から出土したこのビーナス、その造形美に は心打たれるものがあります。 縄文時代に思いを馳せ、このビーナスを作った人のことを想像してみたいものです。 (K.K) |
ギザの大ピラミッド クフ王のピラミッド断面図 1.入口 2.盗掘孔 3.上昇通路入口 4.下降通路 5.未完の地下室 6.上昇通路 7.女王の間 8.水平通路 9.大回廊 10.王の間 11.控えの間 12.脱出孔 ギザの大ピラミッド〔ギザのだいピラミッド、Great Pyramid of Giza〕とは、ピラミッド建築の頂点とされる 「クフ王のピラミッド」である。エジプトのギザに建設された。世界の七不思議で唯一現存する建造物で ある。このピラミッドはエジプト第4王朝のファラオ、クフ王の墳墓として紀元前2540年頃に20年以上かけ て建築されたと考えられている。完成時の高さ146.6mは14世紀以降ヨーロッパの教会建築がその高さを 超えるまで世界で最も高い建造物であった。 ギザの大ピラミッド - Wikipedia より画像・文とも引用 |
『「太陽の哲学」を求めて エジプト文明から人類の未来を考える』 梅原猛 吉村作治著 PHP研究所 本書 「エピローグ」 より抜粋引用 「このようなラーの神がギリシャ文明、イスラエル文明において消失してしまう。それは、 ギリシャでもイスラエルでも農業国家ではないことと関係するであろう。奴隷国家といっ てよいギリシャでは、労働はほとんど奴隷に任せて、そのうえに戦士である支配階級が 君臨していたのである。プラトンの『ポリティア(国家)』において、国のトップに哲学者王 が君臨し、そのもとに戦士がいて、庶民を統制するのが理想国と考えられている。イス ラエルの民もまた放浪する遊牧の民であり、農業民とはいえない。この段階において、 哲学はすでに大地から遊離したのである。そしてその大地からまったく遊離した理性中 心の哲学が近代の哲学になったといってよい。近代の自然科学において天動説から 地動説への転換があった。天動説では人間の住む地球中心に自然の動きをとらえてい た。コペルニクス(1473〜1543)は、この天動説を科学的な観察によって地動説に転換 させた。このように自然科学においては天動説から地動説、すなわち人間の住む地球 中心の自然観から太陽中心の自然観への転換があったわけだが、哲学においてはい まなお天動説が支配しているように思われる。この天動説の如き人間中心の哲学を 自然中心、太陽中心の哲学に転換させないかぎりは、環境破壊という人類を襲ってい る深い病根を容易に除去できないであろう。エジプトからラーを中心とする自然科学を 改めて学び、そのような自然哲学を、科学技術が大発展した二十一世紀という時代に おいて復活させねばならない。科学技術が悪いわけではない。科学技術を推し進めた 哲学が間違っていたのである。」 梅原猛 本書「エピローグ」より抜粋引用 |
M36 散開星団・・・M36,37,38の中で最もコンパクトな散開星団・・・ぎょしゃ座を 横切る淡い天の川にある散開星団。同じくぎょしゃ座にある散開星団M37、M38とは 双眼鏡で眺めたようすが似通っていて、区別がつきにくい。M36はこの三つの中でも最も コンパクトにまとまって見える。まばらだが明るい星が多く、夜空が暗ければ、肉眼でも ぎょしゃ座の五角形の中にその存在を確認することができる。 M37 散開星団・・・M36.37.38の中で最も明るい散開星団・・・よく似た散開星団 M36,37.38がぎょしゃ座を横切る天の川に並んでいるが、この三つの中ではこのM37 が最も明るく星の数も多い。双眼鏡で眺めると星団中心に星が密集しているようすがわか り、美しい。このM37だけぎょしゃ座の五角形の外にあるので、区別は容易だ。また、M36、 M38に比べると青く明るい星をふくむことも特徴である。 M38 散開星団・・・M36,37,38の中で最も暗く、まばらな散開星団・・・三つ並ぶぎょ しゃ座の散開星団の中では、五角形の中心に近い場所に位置し、もっとも暗くまばらに見え る。星団の中の明るい星が十字に並んでいることでも区別ができる。これらM36,M37,M 38は、空間的にも近い距離に位置している。いずれも明るい星団であることから、すでに メシエカタログ編纂の100年ほど前から別のカタログに記述の記録があるようだ。 「Newton ニュートン別冊 メシエ天体のすべて」より引用 |
「明るいぎょしゃ座θ星をさがし出し、それから双眼鏡でその南南西へ約5°ほど流 「メシエ天体カタログ」ステファン・ジェームズ・オメーラ著 より抜粋引用 「M36・・・まるでかに座の散開星団M44『プレセペ』を小さくしたかのような感じの星団で すが、双眼鏡でも存在を確認できます。小口径から大口径まで、どんな望遠鏡でも観察を 楽しむことができます。M37・・・小型の双眼鏡でもM36やM38と続けて眺めることができ ます。大型双眼鏡や10cmクラスの屈折望遠鏡では、もう少しじっくりと、それぞれの比較 を楽しみましょう。 「メシエ天体 ビジュアルガイド」 中西昭雄・著 誠文堂新光社 より引用
「ぎょしゃ座の五角形は冬の銀河の中にあってよく目だちますが、この五角形のほぼ 「星座ガイドブック 秋冬編」藤井旭著 より抜粋引用
「M36・・・ぎょしゃ座のθ星とおうし座のβ星の中間よりやや北、M38の約3°に かる。」 「エリア別ガイドマップ 星雲星団ウォッチング」浅田英夫著 より引用
「M36・・・M36、M37、M38は、共に双眼鏡ではっきりみとめられる。M36とM37 方法だ。 M37・・・M36とM38が、ぎょしゃ座の5角形のなかにあるのにたいして、 「ほしぞらの探訪 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡による」山田卓著 より引用
「冬の夜空の天頂にかかるぎょしゃ座には、M36、M37、M38という3つの明るい 「双眼鏡で星空ウォッチング」白尾元理著 より抜粋引用
「M36・・・散開星団で全光度6.3等、視直径12’、星の光度は7×11等くらいです。 「四季の天体観測 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡で」中野繁著 誠文堂新光社 より抜粋引用
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M36, M37, M38 IC405 and NGC 1893 より引用
画像中央やや左がM38、それから右方向に向かってM36、そして画像右端がM37
M36、M37、M38の近くにあり、日本では勾玉星雲と呼ばれているIC 405は、
ぎょしゃ座の中にある散光星雲で、約5光年に渡って広がっています。肉眼では
見ることは出来ませんが、写真撮影すると赤く浮かび上がってきます。
APOD: 2011 March 11 - AE Aurigae and the Flaming Star Nebula
APOD: 2013 January 7 - AE Aurigae and the Flaming Star Nebula
APOD: 2015 December 1 - Nebulae in Aurigae
左上がIC 405(1500光年)、右上がIC 410(12000光年) (大きな画像)
APOD: 2017 May 7 - Star Formation in the Tadpole Nebula
IC 410(12000光年) おたまじゃくし星雲 (大きな画像)
「フラムスチード 天球図譜」恒星社編 より引用
(映し出されるまで時間がかかる場合があります)